花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

お宝雑巾

2023年04月30日 | 学校
FLORAがいつも使っている土肥実験室。
作業が終わるとみんな協力して雑巾で机をきれいに拭いています。
先日、使った雑巾を洗って干していると
面白い雑巾をメンバーが見つけました。
よく見るとこれは雑巾ではなく手拭い。
「校舎移転新築」「創立30周年」という文字が染められています。
また「昭和47年4月28日」とも書かれています。
そうです。度重なる馬淵川の氾濫から逃れるために
この高台に移転してきた時に作られた手拭いなのです。
よく考えると50年以上も前のもの。
もう汚れているので飾るわけにはいきませんが
学生会館にでも収蔵しておくべきお宝です。
そんな貴重なもので毎回机を拭いているFLORA。
なんだか複雑な気持ちです。
ところで学校の歴史を見ると2004年に60周年式典を行なっています。
その後、70周年式典も行なったので
もしかしたら来年2024年は80周年かもしれません。
コロナですっかり忘れていましたが、周年行事が近づいてきています。
どんなお祝いをするかはこれからですが、そろそろ考える時期です。
今日は4月30日。名久井農業高校の開校記念日です。
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まるで同族企業

2023年04月30日 | 研究
農業クラブと連携して。希望する1年生に研究と発表の場を提供する
人材育成プロジェクトがとうとう始まりました。
名乗りをあげた1年生は6名ですが、FLORAはそのうち3名の指導を担当します。
今年のFLORAは球児が多いので、まもなく始まる春季大会に
支障をきたさないようこの日は運動部以外の3名が指導。
ピカピカの1年生といえどもFLORAの流儀であるジェットスタートにしたがい
顔合わせが終わったら、簡単に説明してすぐに自作装置に
苗を植えてもらいました。なぜなら研究はもちろん大切ですが
まとめて発表するということも大切にしているFLORAは
初秋には終わりたいからです。
研究のより詳しい目的や装置の詳細については
毎週1回調査があるので、その際により詳しく説明する予定。
つまり、とりあえず先輩について走れとスタートを切らせ
内容については走りながら教えていくというオリジナルスタイルです。
さて面白いことに本隊であるFLORA HUNTERS AQUAの代表は
昨年卒業したばかりのあるメンバーの弟が就任しました。
また応募してきたJr.の中にも、これまた昨年の水の世界大会に出場した
メンバーの妹がいました。どちらも兄姉の活動を見て刺激を受けたから。
Jr.なんてFLORAで研究したいと名農に入学してきたようで意欲満々です。
まるで同族企業。しかし決して楽しいことばかりじゃなかった兄姉の活動を
一番身近で見ていた彼らが、それでもFLORAを評価して
活動に加わってくれたのは嬉しい限り。
もちろんFLORAは、期待に応えるよう精一杯道案内するつもりです。
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はじめの一歩

2023年04月29日 | 学校
名久井農業高校には1年生が課題研究に挑戦できる人材育成プログラムがあります。
立ち上げたのは2010年のTEAM FLORA PHOTONICS。
農業高校の柱はプロジェクト学習、いわゆる研究活動なので
将来の名農の研究活動を牽引してもらう人材を育成しようと企画したのです。
2009年、2018年、2022年、水の国際大会に出場したメンバーは
いずれもこの研修制度に応募した強者たちでした。
さて今年も農業クラブと連携して挑戦者を募集したところ
なんと6名もの怖いもの知らずが集まりました。
そこで農業クラブとFLORA HUNTERSが3名ずつ指導することになり
先日、決起集会が行われました。
集まったのは6名の1年生の他に、彼らをナビゲートする
農業クラブの役員とFLORA HUNTERSの代表たちです。
自己紹介の後は、まずははじめの一歩の記念写真。
ご覧ください。名農の名物企画を取材しようと
地元の新聞2社も駆けつけてくださいました。
高校時代はあっという間。どんどんチャレンジして経験を積み
有意義な3年間にして欲しいものです。
1年生同様、初めて新聞に載るFLORA HUNTERS AQUA。
彼らもまたスタートです。
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FFJ Library

2023年04月29日 | 学校
今年、農業クラブでも誰でも読める図書コーナーを
農業クラブ指導室内に設けました。
学校図書館もありますが、こちらは当然ながら農業寄り。
課題研究などに活用してもらうのが目的のようです。
そこで先日、FLORAも少しばかり本を寄贈させていただきました。
チームが活動を始めたのは今から15年前。
いろいろな大会に出場しましたが、他校の先生から
毎年毎年どのようにしてネタを探しているのかとよく質問されたものです。
答えは生物関連の図書。ガチガチの専門書というよりは
いろいろな植物の生理生態を優しく書かれたものから
ヒントを得ることが多かったように思います。
そんなことで、その手の本が知らないうちに増えてきて
FLORA図書館を作ったらおそらく数百冊は並ぶはずです。
しかし1冊の本の中で、アイデアの元になる記述は数行だけ。
本は決して安いものではありません。
そんなことで今はインターネットから情報収集をしてはメンバーに提供し
それを彼らがさらにアレンジするという手法に変わってきています。
ずらりと並んだ本のタイトルをみると
FLORAが歩んできた足跡を探ることができます。
明日30日は名久井農業高校の開校記念日。
いつもなら名農生は休みになりますが、今年は残念ながら日曜日。
1日休みを損したと誰かが話していました。
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繋がりを感じます

2023年04月28日 | 研究
ここにあるのはボタン電池のような小さな温度計。ロガー です。
ケーブルでパソコンと接続して測定間隔などを設定して使います。
便利なことに設定すると、あとは勝手に測定してくれるので
メンバーは毎年のように使っています。
実はこの温度計はデータがいっぱいになったら終了。
データを消去して何度も使うことができない使い捨てタイプです。
とはいってもそう簡単にいっぱいになるものではありません。
ここに7個の温度計がありますが、結成時のメンバーが使っていたものが
数個混ざっています。また他の班が解散する際、
まだ使えるからぜひ活用して欲しいといただいたものもあります。
嬉しいことに7個の温度計はまだまだ測定可能。長持ちしています。
FLORAが活動を始めた頃、現在のメンバーはまだ2〜3歳。
彼らにとって初代メンバーは大昔の人です。
その先輩が使っていた温度計を自分も使う。
長いFLORAの歴史を感じて貰えば嬉しく思います。
早いメンバーはすでに実験がスタートしました。
あちこちでこの温度計が記録を始めています。
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