花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

ベリージュースにご注意 ?

2018年08月31日 | 
街の市場に行くと毎日のようにベリー類が売られています。
価格は1パック250円程度で、物価が高いという感じを受ける
スウェーデンの商品の中でも、これは日本と変わらない価格設定のように感じます。
並んでいるのはブルーベリー、ラズベリー、リンゴンベリーなど様々。
朝食にも毎日リンゴンベリーなどのジャム類が出され
肉やミートボールにつけて食べるのが一般的なようです。
爽やかな酸味がとても美味しく毎日いただいています。
調べてみるとスウェーデンでは夏も中旬を過ぎるとベリー類が採れ始めるようで
近くの野山に入られ天然物を収穫しているそうです。
スーパーマーケットで紙パックに入った
ベリーのジュースを買って校長と飲んでだところとんでもない甘さにびっくり。
水や炭酸で割らないと飲めるものではありませんでした。
調べてみるとこれはコーディアルという希釈して飲むシロップ。
パッケージについているスウェーデン語を翻訳ソフトに入れると
やはり4倍ぐらいに薄めてと書かれています。
これもまた文字が読めない旅の面白さです。
短い夏の産物をパックや瓶に詰めて厳しい冬を乗り切る北欧の知恵を感じます。

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TEAM RED SIGNALS !

2018年08月31日 | 研究
TEAM FLORA PHOTONICS は2016年3月に
京都大学と「雪国向きLED信号機」の共同研究を行う取り決めを交わしました。
LED信号機は発熱量が低く、信号機に積もった雪が溶けなく危険なので
なんとか解決しようとチームの女子メンバーが
ヨーグルトがつきにくいフタのアイデアを応用してはどうかと提案したのがきっかけです。
しかしチームは水質浄化などの研究に取り組んでいたため
どうしてもこちらが手薄になってしまうと考え、
別の工業班を取り込み結成されたのが
特任チーム「TEAM RED SIGNALS」です。
あれから3年経ちますが今もなお京都大学から先生が来校され
TEAM RED SIGNALS に指導いただいています。
徐々にですが成果も上がっており、今年2月に青森県警主催の発表会では
信号表面の形状によるアプローチと
LEDの発する熱を集めて溶かすアプローチという2つの方法を提案し
大人顔負けのユニークな着原点に一般企業や県民は大いに驚きました。
そんなこともあってついつい信号機を見入ってしまう癖がつきました。
これはストックホルムの交差点。かわいい小ぶりの信号が立っています。
よく見ると古くからの丸型信号機は電球ですが
反対側の歩行者用の信号機はLEDのような気がします。
話によるとあまり降雪の多いところではないそうですがかなりの低温になるはず。
いったい冬場はどのように管理しているのかちょっと気になります。
どうやらこれらのストックホルムの信号機の写真は
TEAM RED SIGNALS の貴重なお土産になりそうです。
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新聞に紹介されています !

2018年08月31日 | 研究
ストックホルムの街中には広葉樹がたくさんあります。
着いた時は爽やかな夏という感じでしたが
大会も終わりに近づいてきた今は
葉が緑を失いつつあるように見えてきました。
よく見ると落葉している木もあります。
こちらに着いた24日の日没は20時14分。
しかし出国する9月1日は19時51分と23分も早くなります。
街ゆく人も半袖から長袖になり、
ショーウィンドウにはセーターが陳列され始めました。
どんどん秋に近づいています。
さて本日、青森県の地元紙にチームの活躍が掲載されているそうです。
こちらは見ることができませんが、ぜひご覧ください。
さてたった5人しかいないチームフローラフォトニクスは
先週から3つに分かれ、それぞれ大会に出場しています。
情報によると3年連続出場となった全国高校観光選手権では
今年は3位に当たる銀賞と堂々と上位に食い込みました。
農業クラブ東北大会の意見発表では惜しくも優秀賞だったようですが
チームのメンバーが今年も活躍してくれました。
10年間で8度の県チャンピオンは立派です。
そして本日、日本に残っているメンバーとJr.が
学会のポスター発表に参加しています。
フローラ最後のポスター発表、楽しんできてください。
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極地のブルーモーメントは長いって本当?

2018年08月30日 | 研究
チームにとって懐かしい研究テーマです。
ブルーモーメントとは日没後と日の出前の十数分間現れる
空が青の光に包まれる現象です。
この時間帯は太陽が空にないため、私たちの目には赤や黄色の光は届きません。
見えるのは波長の短い青色光が散乱した空だけ。
これが美しいブルーモーメントとなるのです。
一昨年、国立極地研究所の協力を得てチームフローラフォトニクスは
南極でのブルーモーメントを分析する機会をいただきました。
昭和基地から1年間も送られてくる膨大な動画データを卒業した女子の先輩が
画像をRGBで分析したところ、ブルーモーメントは
なんと最大で日没前後約3時間も続くことがわかりました。
青森県南部町の最大約40分に比べると3倍以上です。
理由は太陽が地平線に入る角度。
転がる太陽といわれるほど南極の太陽は地平線にほぼ水平に入るため
いつまでたっても青い光が空を包むのです。
極地研究所での報告会では、北極圏でも春から夏、夏から秋に変わっていく時期には
同じような長いブルーモーメント現象が起きるはずと述べて発表を締めくくりましたが
あれから2年後、ストックホルムで実際に観測できるチャンスを得ました。
そこで先輩に変わって空の色を見てみると現在でなんと約2時間もありました。
美しい街並みを包む美しいブルーモーメント。
先輩に見せたかった風景です。




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やばいよ!やばいよ!

2018年08月30日 | 研究
ストックホルムで開催されている
水の国際大会に参加しているチームフローラフォトニクス。
出国は9月1日の予定ですが、応援にいらっしゃっていた校長先生が
一足早く、帰国することになりました。
空港に向かう電車に乗る直前まで
「飛ばなかったらもう1泊できますね」なんて冗談をいっていたら
なんと突然、乗る飛行機が飛ばないという表示が出ました。
本当にこんなことがあるんですね。
これには困ってしまいましたが、
なんとか次の便に乗れることがわかりひと安心。
無事に青森まで帰られるよう祈っています。
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