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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

郷のきみ、嶽きみ、岳きみ

2025年08月17日 | 
先日、名久井農業高校のある南部町のお隣の町である
新郷村産のトウモロコシをいただきました。
ブランド名は「郷のきみ」(さとのきみ)。
これがとんでもなく甘いトウモロコシです。
新郷村は十和田湖に向かう高原で
写真の「キリストの墓」があることでよくTVで取り上げられる村です。
さて青森県のブランドトウモロコシは、津軽の岩木山麓で
栽培される「嶽きみ」(だけきみ)。標高の高いところなので
気温の日較差が大きく、こちらが元祖甘くなるトウモロコシです。
通販価格を調べると嶽きみが1本400円前後、郷のきみは300円程度。
後発なので価格勝負しているのでしょうか。お安くなっています。
聞いたことがないのは「岳きみ」。名久井岳山腹で栽培されるトウモロコシと
いいたいところですが、実在しません。これはTEAM FLORA PHOTONICSが
考案したもの。調べてみると嶽きみが栽培されている標高と同じくらいなので
甘いトウモロコシが生産できるのではないかと計画されました。
しかし研究栽培中にクマと出会ったらどうしようという不安があり
途中で休止したままになっています。試してみたいプロジェクトです!
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美味しんぼの店

2025年08月04日 | 
こちらは3年生。Q1研究発表会も無事終わり、青森に帰る日になりました。
伊丹空港から三沢空港までの直行便は1日2便。
1番早いのは朝9時台で、これに乗るにはあまりに早すぎます。
しかし次の便は午後15時台。こちらは少しのんびりすぎます。
文句をいっても仕方ないので、FLORAは午後便をチョイスしました。
ホテルのチェックアウトは10時。そこでホテルにお願いして
荷物を預かってもらい昼までホテル周辺を散策しました。
とはいっても朝から30℃オーバー。危険な暑さです。
そこでホテルから目の前の商業施設に行くことになりました。
背の高いビルが見えますがこれが「あべのハルカス」。
現在、日本で2番目に高いビルです。
高いところから大阪市内を眺めたら次は腹ごしらえ。
メンバー全員の希望は「たこ焼き」。大阪らしい食べ物を
1度も食べていないからです。調べてみるとこの店がたこ焼き発祥の店。
漫画「美味しんぼ」にも登場した有名店でした。
出てきたたこ焼きは飽きないあっさりしたもの。元祖たこ焼きである
牛すじ入りのラヂオ焼きも同じ感じ。青森だとマヨネーズたっぷりの
コテコテのたこ焼きを食べていた彼ら。今までのものは邪道?
本家は違うことを知ったFLORA。いい勉強をしました。
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抜群の価格設定

2025年04月23日 | 
2月下旬、大阪なんばで夕食をとったFLORA HUNTERS。この春卒業した先輩です。
彼らは大阪メトロの駅でオレンジジュースの生搾り自動販売機を発見しました。
もう何年も前から日本には導入されていますが、青森県では見たことがありません。
さっそく強者たちが挑戦しました。
しかし記憶では1杯500円のはず。高いから価格も覚えています。
ところが彼らの自販機には350円と表示されています。
調べてみたら500円の自販機とは違うメーカーだそうです。
500円だとちょっと躊躇しますが、350円だと不思議に安く感じ
買ってみようかなという気持ちが湧いてきます。
後発メーカーは、抜群の価格設定で参入したようです。
飲みくらべしたことはありませんが、変わらないという情報。
飲んだメンバーも目をまん丸にして美味しいとはしゃいでいました。
青森県はりんごの産地。りんごの機械もあったらいいのにと思ったら
なんと昨年11月に大阪メトロ構内に設置されたとのこと。
実物を見ることはできませんでしたが、びっくりしたのは価格。
なんと1杯600円だそうです。
皆さんのご想像通り、オレンジジュース1杯500円のメーカーのものでした。
オレンジは1杯に4個ぐらい使うそうですが
りんごではいったい何個使っているのでしょう。
2個でできるでしょうか。ちょっと興味があります。
ところで卒業から1ヶ月以上経ちました。入学式も入社式も終わったはず。
2代目は元気に頑張っているでしょうか?
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青天の霹靂です

2025年03月08日 | 
青森県が全勢力を注いで開発した良食味米「青天の霹靂」。
いきなりの特Aデビューで青森県は大喜びしました。
とても栽培管理に手間のかかる品種のため県内でも生産地は津軽地方に限定。
そのため高めの価格設定ですが、食べてみると確かに美味しく感激したものです。
ところが昨年は特Aを逃してA、リベンジで挑んだ今年もAになってしまいました。
原因は夏場の高温だといわれ、コメどころの津軽の農家は頭を抱えています。
するとどうでしょう。青天の霹靂より遅れて開発された新品種「はれわたり」が昨年特A。
先日発表された今年の食味検査でもなんと特Aになりました。
こちらはヤマセの吹く太平洋側でも栽培可能です。
いくら頑張っても津軽の青天の霹靂には勝てないというイメージでしたが2年連続特A。
栽培している南部町の農家もびっくりしているというニュースが流れていました。
理由は暑さに強い品種だからそうです。
青森県の太平洋側は冷害の常襲地帯。そのため昔から耐冷性品種が栽培されてきましたが
今は耐暑性なんですね。温暖化は確実に進んでいます。
これからは耐暑性が品質や価格を大きく左右する時代になってきたようです。
米の大産地の津軽地方と冷害の常襲地帯の南部地方の逆転。まさに青天の霹靂です。
ところで先日、農家の方とお米の高騰についてお話を伺ったところ、
この地域は秋に集荷業者へ売っているとのことでした。
びっくりするのがその価格。今スーパーマーケットやお米屋さんでは
販売価格5kg3000円が当たり前。つまり1kg600円です。
しかしこの地域の農家が昨年売った価格は1kg270円。5kgで1350円です。
中間に入る卸業者や小売店がマージンを得るのはわかりますが
1350円が3000円まで跳ね上がっているとはびっくりです。
農家の所得をあげる流通改革が必要。また新しいビジネスプランでも考えますか?
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誰が見ているかわかりません

2025年02月10日 | 
FLORAのブログは2009年の結成時から始まり
名久井農業高校の研究活動や学校生活などを
美しいキャンパス風景を交えながら紹介しています。
実はこれをご覧になった教科書会社から、
今まで何回か自社の教科書や参考書に掲載させてほしい依頼がありました。
その中のひとつがこれ。最も変わり種です。
これはこの地域で昔よく目にした葬式まんじゅう。
まんじゅうの分離では「春日まんじゅう」と呼ばれるものらしく
上は焼印、中はこし餡が特徴です。
でも最近はお葬式では見かけなくなりました。
FLORAとは関係なく、とにかく「大きなまんじゅう」だと紹介したところ、
この写真が教科書会社の目に止まったらしく、
挿入用の写真として掲載させて欲しいとの依頼がありました。
誰が見ているかわからないもの。それもまんじゅうとは驚きました。
後日、予想されるゲラを読ませてもらったところ
昔の暮らしを紹介しているページでした。
なかなか手に入らなくなった30cmもあろうかという
この大きなまんじゅう。FLORAとはまったく関係ありませんが
暮らしをイメージするにに役に立てばと承諾しています。
中学か高校の教科書で、もしこの写真をご覧になったら
笑ってもらえれば幸いです。
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