花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

棚からひとつかみ

2020年05月31日 | 研究
先日、実験の準備に入った1年生のJr.女子。
1週遅れで今度は男子のJr.が準備に入りました。
基本方針は女子と同様に、身近にある余った材料の有効活用。
テーマはフローラ時代からのやり残しが山ほどあるので
その中からひとつかみして選択しました。
さて現在のハンターズは5人ともびっくりするほど話をしません。
3時間の実験でも、誰一人口を開かない無言の時間が流れます。
環境班は先代フローラから、バブルボーイズと10年間活動してきましたが
こんなに喋らない人たちとは初めて出会いました。
普段、どのようにしてコミュニケーションをとっているのか不思議でなりません。
SNSの影響かのか、最近このように会話をしない人が急増しているようです。
おそらく喋らないのが日常になっている人にとっては、声を出して話すのは重労働。
さらに話を瞬時に話を組み立てる練習をしていないので、ますます言葉が出てこなくなります。
しかしこれは全国を飛び回っては発表する環境班にとってかなりのマイナス要素。
まもなく始まる就職や進学にも不利なので昨年から、
とにかく言葉で意思を伝えるように指示していますが、今回ばかりは苦戦しています。
それに比べて今年のJr.は元気いっぱい。
わからないところはどんどん質問してきます。
指導するハンターズにとって、これは大切な話す機会。
Jr.がハンターズに良い影響を与えてくれることを期待しています。
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獣が来る

2020年05月31日 | 学校
馴化温室で片付けをしていたら
すぐそばの畑で実習していた先生がやってきました。
「これ知っているか?」といって連れて行かれたのは温室のすぐ脇。
なんと10cmぐらいの深さの穴が空いています。
よく見ると温室脇だけで15個前後はあります。
今までなかったので、ここ数日でできたものです。
先生いわく、これは間違いなく獣。
シカ、もしくはカモシカかもしれないといいます。
確かにこの地域でも今までいなかったシカの目撃談が増えています。
名農の校地で誰かが見たという噂もありますが
その誰かがわからないので真偽はわかりません。
また昔からカモシカはこの地域にいて、
こちらは何度か校地内で目撃されています。
この穴のそばではハンターズが研究のために野菜を育てています。
もしかしたら狙われてしまうかもしれません。
しかし先生は、大きな土佐犬かもしれないといいます。
なぜなら犬を飼われている人がよく校地内を散歩しているからです。
土佐犬を連れた人もいるかと聞くと、それはわからないとのこと。
結局、すべて推測。よくわかりませんでした、
しかし動物が掘った跡には間違いないようです。
青森県では先日、八戸市や十和田市の町中でクマが目撃されました。
なんだか不気味です。
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We are Hunters

2020年05月30日 | 研究
ずらり勢揃いした5名のハンターズ。
なぜかみんな後ろ姿です。
なぜなら2020年のユニフォームがとうとう完成したので披露しているのです。
デザインはストックホルム青少年水大賞に出場する際に決まって用いる水玉模様。
TEAM JAPAN は今年も誇らしげに背中に輝いています。
今までに2度、この大会に出場しているフローラは
このデザインのシャツを2回作りましたが、今回は例年と違う点があります。
2020という年号表記やTreasure Huntersというチーム名が入っているところは
確かに今までとは違うところですが、気にしているのはそこではありません。
なんと実は、一番目立つ水玉の色が違うのです。
今まで2回製作した時は水色でした。ところが今回は開けてびっくりの青緑。
エメラルドグリーンのような色合いです。
今まで2度製作を依頼した業者なので色確認をしていなかったからです。
制作前に出来上がりのイメージ図も業者に見せてもらったのですが
まったく気がつきませんでした。
でも水の色は光の関係で青緑に見えることもあります。
きっと先輩とは一味違う輝きを見せてくれるかもしれません。
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楽しくダイエット

2020年05月30日 | 研究
放課後、女子の研究生であるJr.が馴化温室に集まっています。
このところ1週間に1回だけですが、
このように集まってはこれから始まる実験の準備をしているのです。
この日は久しぶりに気温が上昇し、温室の中は30℃近い状態。
ただ立っているだけでも汗が吹き出してきます。
でも一番大変なのは左端の男子。ご察しの通りハンターズですが
今日は運悪く真夏のような温室内で土をかき混ぜることになりました。
しかし普通では味わえない先輩後輩の交流。
みんな楽しくダイエットしているかのようです。
さてJr.は予定では5月いっぱいが準備期間で、本格スタートは6月。
研究のゴールは、フローラやハンターズと同じように夏に設定しています。
そして秋になる頃にはすべて終わって、どこかで発表してもらうつもりです。
ところが今年はコロナの関係で、発表できる学会も中止。
さらに今年は行わないと決めたコンクールもあり
Jr.の発表機会を探すのに、ひと苦労しそうです。
土作りも終わり、来週は植え付け予定。
Jr.がいよいよ動き出します。
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垢抜けたな

2020年05月29日 | 研究
馴化温室脇のベリーに実がつきました。
これでやっと何者かが分かりました。これはスグリ。
おそらく実が赤く色づくタイプだと思われます。
スグリは昔からよく庭先に実っていたので
ブルーベリーに比べるとお洒落な感じはしません。
ところが最近、カタカナで呼ばれるようになってから
急に都会育ちのような雰囲気を出し始めています。
この赤いタイプは英語でレッドカーラントと呼ばれます。
また黒い実がつくタイプはブラックカーラント。
日本語ではクロフサスグリですが、フランス名はカシス。
これならみんな聞いたことがあるはずです。
世の中にいろいろなジャムがありますが
その中で最も高級だといわれるのが、
クロフサスグリのジャムだそうです。
クロフサスグリを日本一多く栽培しているのは青森県。
いくらカッコつけてもスグリは青森育ちの庶民派です。
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