AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

賞賛と非難(2)

2011-03-21 00:17:29 | CGMの感染力
それは「買い占め」である。昨日電車が動いてない中、なんとか東京に打ち合わせに行ったが、どのコンビニに、水も食べ物も乾電池も、ポータブルラジオも店から消えた。
今日、近くのショッピングセンターに行ったが、パンも水も冷凍食品もなんにもない。
トイレットペーパー、水を何本も買っていた方に「なんでこんなに買っているんですか?」と聞くと「皆さんが買っているから。」「人の時を思う」はJTの企業コピー。
「人を救うのは人しかいない。」阪神淡路大震災のAC(公共広告機構)のスローガンだ。
オイルショックの時は、トイレットペーパーが店から消えたが今回はそれより酷い。

YouTubeで探していたら、映画ーヒットラー最後の12日間ーに字幕スーパーで買占めに憤慨するヒットラーである。的を得たJ字幕スーパーだが。
版権とかいろいろと問題もあるとは思うし、不適切な使い方だが、このヒットラーの怒りと憔悴する姿が、あまりに的を得ているので共有させて頂いた。字幕スーパーのモンタージュと言える。お許し下さい。




ある船に火災が発生した。船長は、乗客をスムーズに海へ飛び込ませるために、
日本人には 「みんなもう飛び込みましたよ」
みんな同じでないと不安になる。互いに思いやる優しさも、互いに焦って物を買う。
これは違うんだが。買い溜めした物は是非、被災地に送って貰いたいものだ。
ちなみに、各国民を表すと

イギリス人には 「紳士はこういうときに飛び込むものです」
ドイツ人には 「規則では海に飛び込むことになっています」
イタリア人には 「さっき美女が飛び込みました」
アメリカ人には 「海に飛び込んだらヒーローになれますよ」
ロシア人には 「ウオッカのビンが流されてしまいました、今追えば間に合います」
フランス人には 「海に飛び込まないで下さい」
北朝鮮人には「将軍様が飛び込めと仰っています」
ポリネシア人…は、黙ってても飛び込む。「ヒャッホーーッ!」

冷静になろうよ。みんな。スーパーで買いたい物があったら、被災地のおじいさん。おばあさん。おとうさん。おかあさん。そして子供たちの顔を思い出そうよ。
それだけで、衝動買はおさまるよ。

世界は今この政治も、経済もそして教育も、道徳性も失いつつあるこのアジアの島国に温かいエールを送っている。
NHK「夜の深夜便」を聞いていたら、ウィーンフィルの定期演奏会で指揮者のダニエル バレンボイムが、東北関東大震災を追悼して、モーツァルトのピアノ協奏曲第23番イ短調KV488よりアダージョを演奏した。
日本は好かれているよ。世界から。伝統と文化。そして日本人の優しさと気高い気質に。自信を持とう。そして、新しい「坂の上の雲」を目指そう。
日本人だからきっとできるよ。



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