AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

研究開発者の死角とは?(1)

2011-07-22 02:21:43 | メディアの一向一揆
先日テレビで奥様方のアイディアから生まれた便利な家庭周りの商品を紹介していた。
主婦の毎日の暮らしから生まれたアイディア「こうしたら便利なのに。」が生きている。
価格も安くとても便利なものばかりだ。では日本のお家芸だった家電品はどうだろう。以前にも紹介した様に、「made in japan」だけで、海外の消費者達が購入する、もはやそんな良き時代はとうに終わりをつげている。






SONYのウオークマンは「なんであんなに世界で売れたんだろう?」そしてMDウオークマンは「なんで世界で売れなかったんだろう?」そこには今のガラパゴスニッポンと呼ばれる技術本位の「エゴ」が垣間見れる。消費者達を無視した機能価値を追求していった方向性である。これがすなわち「破壊的技術革新のイノベーション」の始まりだったかも知れない。


マサチューセッツ工科大学メディア研究センター副所長の石井裕教授が「技術は日進月歩であり、どんどん日々情報が塗り替えられる。次に来る研究開発にしても同じこと。一番重要な事は、ビジョンである。ビジョンであれば、100年単位だ。日々流れる胡散臭い情報に振り回されることもないだろう。」全くその通りだと思う。そして今、中国の製品は既にモノマネ、パチモンから脱却した。家電品も壊れなくて安い。アメリカンドリームに憧れ、追いつけ追い越せでアメリカの家電品を物まねしていた日本に
オーバーラップしていく。しかしながら日本と違い、そこは「強かな中国」の戦略である。研究者が消費者を忘れて、見損なう死角とはなんだろう?

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