AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

ブランディングの維持と繁栄  DeBeersの場合(3)

2015-06-06 20:56:23 | ブランディー質で割ったらブランデイング



(1) ダイヤの質、量に疑義をはさんではならない
取引するダイヤモンド原石の品質、量は売り手が決める。

(2) プライスについては争ってはならない
サイトホルダーは値段に対して不平を言ってはならない。

(3) こちらの提示した箱ごと全部引き取るか、さもなくば何も得られない
提示された原石のすべてを買うか、買わないかの二者択一しかない。

(4) 次回のサイトへの参加資格は原石の売り手が判断する
次回のサイトへの参加資格は原石の売り手が判断する。

この4つのルールに違反した場合は来年のサイトへの参加が認められない。
こうして、デ・ロアズ社はダイヤモンドの市場を独占支配していたのです。
原石の供給量を調整することで市場価格をコントロールするという、デビアスグループがつくり上げたこの特殊なシステムによって、1世紀以上にもわたりダイヤモンドは、価値の低下をまぬがれてきたといえるのです。
いやはや、恐ろしいカルテルですね。


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