AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

演出するということ。(3)

2012-05-16 23:22:59 | 学問のススメの涙


NHK「夜の深夜便」に加山雄三さんが出演していた。話は映画「若大将シリーズ」そして、黒澤明監督との出会いである。「椿三十郎」だと思うが、本読みでも撮影がなくても、撮影所の中では羽織をはおり、腰に本身の大小を差しての日々だったそうだ。刀をさしていると、体の重心も低くなる。真底「侍」になって貰うのが監督の狙いだろう。「たそがれ清兵衛」で初めて時代劇のメガホンを撮った山田洋次監督の殺陣も斬新なものだった。本身で立ち合う怖さは、ああいう事だろうと思う。テレビの時代劇の様にバッサバッサ切れるものではない。血糊で、刀を持つ手は滑り、刃こぼれもひどくなる。演出をする監督によってそのリアリズムは変わってくるだろうが。本物を追い求める演出力はかわらない。どこで妥協するか、、、。それも演出力に求められる。

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