AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

面白さの脱色効果

2016-10-29 14:10:26 | 今そこにあるメディアのリスク







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汐留は今「沼に落ちた犬は叩け」状態です。
既に平成28年 バブルが崩壊し、失われた十数年その間に大災害が今もこの国を揺らしております。「揺れるまなざし」状態です。憲法改正に東京オリンピックに豊洲市場、海外ではIS、シリア難民、テロで慄く欧州先進国 に英国のユーロ脱退そして「トランプトとヒラリー」の人気のない大統領選と全てに於いて良い材料なんてありません。その中で一番気になることは、「つまらん!」のです。今は亡き名優 大滝秀治さんの金鳥を思い出してしまいます。そのくらい「つまらん!」のです。「降る雪や明治は遠くなりにけり」と詠んだ中村草田男氏の名句 同様に「面白き昭和は遠くなりにけり」の心境です。最近 財津さんのタケモトピアノのCMがよく流れておりますが、この頃の方がよっぽど明快な表現手法だと思います。変にこねくり回して訳のわからない表現が多いCMが多いのですが、、、。辟易としてしまいます。「晴天の霹靂」ではなく「晴天の辟易」です。在職中 CR研究会 そこで選ばれるのが広告批評で選ばれるベスト10同様に意義深いものでした。それが若手が出席しなくなった。御意見番小田桐さんの「ここに来ない連中は人の作品に関心もない、という事は自分の作品にも関心などない。そういう連中が作っているわけだから良いものなど出来るわけがない!」ごもっともなご意見でした。それから早数十年が経ち、更に訳のわからない表現が多いです。白戸家の皆さんが、京都に行きの新幹線の中で牛丼をかっこみサントリーのボスを飲んでいると、車窓に見える転がっていく大きなおむすび、それを追う三太郎達 その後を追い越す火星人ジョーンズと北大路欣也、タモリの三つ巴。穴に落ちたおにぎり、iPhone のコール音、穴から出てくる天使の羽根を付けたジョブズさん。この表現構図が今一番人気のあるシームレスなんでしょうね。こういう共同体のCM作ってみては、、、。まあ、無理ですがね。面白さを漂白剤につけてしまうのが今の世の中なんでしょう。「面白きことのなき世を面白く。」






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