AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

「夢で会いましょう」(2)

2012-11-25 23:29:12 | 学問のススメの涙



古市憲寿氏の「絶望と言う国の幸福な若者達」を読んだが、将来に希望を持てない若者達は、今をそれなりに楽しんでいる。彼等は高度成長期もバブルも経験していない。この暗い日本と言う出口のないトンネルの中を今もこらえて生きている。「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」川端康成の名作「雪国」の冒頭の様な真っ白い雪国も待っていないし、もちろん駒子にも巡り会えない。この暗いトンネルの闇が何処に繋がっているのか誰も解らない。言論の自由とは言うが、この格差社会では言論の自由すらも縛っている様に思える。一握りの優秀な若者達は昔と変わらずに大きな夢を実現している。このSNSの時代、チャンスは世界へ向かって広がっているのだ。ところが、こう言っては失礼ではあるが標準レベルの若者達にとっては先ほどの高校生ではないが「その夢すら叶えるのが難しい。」のかもしれない。但し、「大きな夢を持たずして、小さな夢は叶わない」のだ。真面目でそれなりに勉強して、でも標準レベル。 そういう若者達が少しでも報われる社会になって欲しい。「若者が報われなければ、老人も報われない。」

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