AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

勘違いの思考錯誤

2015-01-07 03:28:28 | 出雲のお国その礼儀作法









現場時代、あるクライアントから初代 007 ションコネリーでプレゼンして欲しいとの依頼がありました。ションコネリーは、「007のような頭は嫌だ!」地毛でやる!と言っているそうでした。AEに「何でこうなっちゃったの?」聞いてみるとAEはクリント・イーストウッドを打診したそうですが、「うん!いいね!」本部長の頭に浮かんだのが、、、。ションコネリーだったそうで。
事実、ショーン・コネリーがジェームズ・ボンド役を退いた後、後任としてクリント・イーストウッドにオファーがあったそうです。彼はジェームズ・ボンドはイングランド人がやるべきと言って断ったそうです。
こういう間違えは困りますね。企画する方もたまりません。本当かどうか?プレゼンに冷蔵庫のCM案を持っていったら、「エ!冷蔵庫なんてオリエンしていないよ?テレビだよ?」
こういうホイチョイクラブ 「気まぐれコンセプト」みたいな事が本当に起こるんですね。
ある有名なCM演出家が、コカコーラではないクライアントにプレゼン中「御社のコカコーラは、、、」と競合他社の宣伝部長も、怒るのではなく、自社の製品を「我が社のコカコーラは、、、」こういう粋なクライアント様はいないですね。直ぐに出入り禁止、このくらいで済めば良いですが、媒体をHにうつす。とかなるともう大変、クライアントの本社の入り口で切腹ものです。小林正樹監督の映画みたいですが、、、、。