AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

演出するということ。(1)

2012-05-11 21:12:23 | 学問のススメの涙



現場時代、企画をしてもテレビCMは演出はしなかった。この事は、一から教わった敬愛するHさんから学んだ。
「1本や2本だったら、何とかなる。良いカメラマンがいて、良いプロデューサーがいて、ポジ編も指示すればやってくれる。でもコンスタントに質の良い作品をあげていくのは難しいよ。だからやるな。」その通りだと思う。それだけ良いスタッフがついてくれたら何とかなるが、その先は難しい。立場は代理店のプランナーであり、プロデューサーでもある。演出する自分とそれを、客観的に観ている自分が存在する。
これは難しい。それと自分は広告代理店の一クリエーティブ担当と言う事を忘れてしまった上司を何人もみている。但し、ラジオは違う。自分でコピーを書き、想定されるナレーターをイメージする。音楽はどんなものが?効果音はどういう風に作って貰うか?それが楽しくなれば良い構成となる。但し、やはり演出する自分と客観的に作品を評価できるもう一人の自分はどうしても必要となる。