AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

Think DifferentとMake Differentの狭間で。(5)

2011-09-15 20:31:39 | アイディアのIdentity









広告も、国内のCMにしても面白いものが少なくなった。カンヌ広告祭、One Show、NYADC  Ad festで受賞した海外CM作品等そのアイディアの質は、この世界経済不況の中でも衰えていない。「昭和は良かった。広告がその時代の文化の寵児だった。」全日本CMフェスティバル 杉山賞、杉山登志さんの資生堂のCM作品は今でもそのプランニング、演出力は斬新に感じる。若くして命を絶った遺書 『リッチでないのにリッチな世界など分かりません。ハッピーでないのにハッピーな世界など描けません。夢がないのに 夢を売ることなどは……とても……嘘をついてもばれるものです』(杉山登志 Wikipediaより引用させて頂きました。http://ja.wikipedia.org/wiki/杉山登志)
巨匠の言葉の重みが、辛く身にしみてくる。でも、こんな閉塞した時代だからこそ「リッチでなくても、ハッピーでなくても、夢がないからこそ。皆が明るく笑えるそんなCMがもっとあっていいと思う。




【懐かCM】資生堂ナチュラルグロウ口紅 春なのにコスモスみたい(1973)

Think Different とMake Differentの狭間で、未だ未だ日本らしいアイディアがあるのではないだろうか、、、。巨匠の作品が語りかけてくる。「ハングリーであれ、そしてバカであれ。」と。