AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

論理武装と分析力

2010-06-13 02:33:21 | 学問のススメの涙
4月後半からプレゼンテーション演習の教鞭にたっていますが、学生さん達のレベルが段々と上がっていくのを感じます。教える側としては、「嬉しいかぎり。」です。
学生さんの中に米国大学 日本キャンパスに在学した経験のある方がおります。
非常に論理的にプレゼンテーションしてくれました。米国の大学生は非常に論理的です。
コカコーラの全米大学プレゼンテーションが有名です。
学生でもとことん分析し、そのマーケティング能力には頭が下がります。
差が出てくるのは、表現アイディア、コンセプトワークとタグライン(コピーライン)
でしょう。そういう環境ですから、とことん分析していないとディベートでその曖昧な部分を身ぐるみ剥がされて、因幡の兎の様になってしまうのでしょう。
広告に限らず、どの分野においても「自分の作品や開発した物等、理解して貰う。」 事は非常に大切なスキルでしょう。アイディアの発想能力では差がないのに、この分析力で負けてしまうのです。戦略を立てる事は大変ですが、慣れてくれば更なる深い洞察力が養われます。演習を受けてくれている学生さん全員のレベルアップを計る事は、自分のレベルアップにも通じるものです。ただし考えさせられる事は、高校迄の教育で「発想力」が養われていない事でしょう。若い方々は吸収する力は早いです。これからが楽しみな日々です。