ウヰスキーのある風景

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足音

2016-10-12 | 雑記
久しぶりに下駄を履いて出かけた。

一時期はあまり着物で出なかったことと、うるさいと思って敬遠していた。

だが、思ったほどうるさいとは思わなかった。軽く飲んだ後さらに歩き回ってたら、足の親指がちと切れて血が出たかのように赤くはなったが。

その親指の赤くなった辺りが、松果体に効くツボだったナァ、などと帰ってから暢気に思い出したものである。


さて、普段歩かなかった方面の家の近所を歩いて見覚えのあるところにでると、古本屋があった。


すぐ近くにあるのにしばらく行くことがなかったもので、着物姿のままで進入した。


ふと、見慣れない言葉で(響きは実に馴染みがあるが)書かれたタイトルを見つける。

ICA、イカである。と言っても、烏賊ではない。ペルーの地名だそうな。


まだ読みかけなのだが、古代史に纏わる話である。


ペルーのイカという地域辺りで、妙な模様が刻まれた石が出て、その模様を調べると、インカ文明ともプレインカ文明とも違う文明の存在が書き記したらしい、とのことだ。

どれくらい奇妙かというと、学者が嘘やら間違いを吹聴していないことを前提にするなら、石の年代よりもずっと昔の存在のことが克明に書かれている。
なんと、化石でしか存在が知られていないはずの恐竜の成長具合が書かれていたりする。

絵が刻まれたのは一万二千年以上前である、とのことで、複数の施設による検査で一致している。

そして、書かれていた動物の年代は三億年前のものが書かれているという。アウグトゥスじゃなくて、アグナトゥスという原始的な魚が何故か書かれているのだとか。


古代史がひっくり返る発見であるのだが、やはり、アイクが書いていたりするように、そういう権威にいる人ほど頭から否定するようである。

その著作でも同じことを言っていた。


訳者あとがきを、最初から読む前にちらっと見たら、邦訳に当たって参考にと読んだという古代史学会の話の本にも、新発見を策謀で潰す陰険なやり口を詳細に記していたりだとか。
本人は頭痛がやまなかったとのこと。このイカの石は古代史をひっくり返す存在だ!というノリで翻訳してたわけではないようで、大変だったろうと思われる。

そのイカの石の件も同じことが起きていたようで、権威にある存在ほど、科学的証拠を考慮せず、実物すら見ようとしなかったのだとか。



こう書いていくと、またいつものノリで言うのだろう、とここの文章に馴染んでいる人がいるとするならば、そうなる。


とは言っても、以前しゃべった言葉を改変して書き出しておく。

「学者というものは、真理の探究に心血を注いでいる存在だと思いそうになるが、決してそんなことはなく、私利私欲や怠惰で学説を捻じ曲げ、ふんぞり返っているのが多い」


無論、ふんぞり返っているやつらだけではないのは事実である。

が、ふんぞり返る具合が強いのは、一般的になっている「学説」を普及し、支持していることにより権威となった者たちだということであることを理解するべきである。

それを疑いもせずに我々もそこから非難をするならば、これもまたただの頭が空っぽな権威主義者と相成るのである。



アメリカのとある州で、進化論を教えるのを禁止する法案というのが通りかけた、とのことを昨日、話の合間に聞いたものだ。

その話をした人は、以前からわしが書いたり喋った方面からは語ってはいないことを付け加えておくが、そうなるのも致し方ない。


基本的に進化論を否定する方面で熱烈な方は、キリスト教だったりする。


科学的進化論というのは、別にキリスト教だとかの神のことを指している訳ではないのだが、熱狂的な人は「それみたことか!」と騒ぐため、ややこしくなっている。それで我々も「イカの石を見ないで頭ごなしに否定する学者」となっていたりするのである。


ダーウィンは死の間際、進化論は間違いだったと述べ、ヘッケルという学者は捏造した胚の絵を指摘され、当時、新聞で謝罪文を出した。

それなのに、未だに「定説です」として公的教育機関で一方的に教えるというのは、無能な権威主義者の乱造に一役買っているとしかいいようがないのである。
そのヘッケルの偽造した胚の絵も未だに進化論の証拠として掲載されているという。


まあ、無能な権威主義者(有能な、というのがあるとは思えないが)が多いほうが、上には都合がよいので。



というわけで、論より証拠。


先日、「音楽のピッチを変えて聞いたら、元のピッチを聞くと目が痛くなった」と妙な事を書いた。


ここでもずっと前に、ソルフェジオ周波数というものの話をした。

現在はA=440hzで統一されており、これはアメリカとその後でイギリスで採択され、国際共通規格となっている。ISOというやつである。

これがよくないらしい、という話で、Aをその前後のある数値にしたら、528hzという素晴らしい周波数がどうこうで、という話である。

よくない理由として、ナチが人をおかしくする周波数の研究成果らしい、というのもある。

アメリカで採択するために、A=440hzの研究をしたのは、ロックフェラー大学で、その研究死霊、じゃなくて資料は財団、でなければ大学の許可がないと見せません、となっているという話もちゃんとあることを踏まえておいていただきたい。


たまたまなのだが、昔見ていた「In Deep」というサイトがある。

久しぶりに見ていたら、それに紹介されていたので、上の話を思い出したというわけである。


で、以前は528hzを出すにはA=444hzにすると聞いていたのだが、これもちと違ったらしい。

440から8引いた、432hzがもっとも心地よく響くのだとか。

その「In Deep」さんの旧版のページに紹介されている。

下の方に、440hzと432hzでそれぞれ調律したアコースティックギターの音が収録されているので、お試しいただきたい。


当方はというと・・・その動画は見ていない。

なぬ!?貴様!!「イカの石」か!?

というのも、同じく「In Deep」さんの別の記事で紹介されていた、432hzに作り変える方法で聞いていた曲を作り変えてやっていたもので。

夜勤明けに早速試したら、「目が痛くなった」というわけである。もっと正確に言えば、目の奥のほうという感じだったが。


「今まで当たり前だと思っていたものは、悪い夢だったのかもしれない」と無理に思い込まなくてもよいが、普段心地が良いと思っていたものは実は勘違いだったのでは?と考え直す一助になればと愚考するしだいである。


では、よき終末を。



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