ウヰスキーのある風景

読む前に呑む

遊び

2011-05-27 | 雑記
いきなりだが、オランダといえば何が思い浮かぶか。

チューリップに風車に干潟、ヨーロッパのどこかにある、最近はしょーもないK-1の選手の出身がここが多かった、とまあそんなところで。
後は、タバコより体に影響が少ないからと、マリファナが合法になっているという。

気になって調べてみたら、合法というより黙認という形だったようで、数年前に規制を強くするというような話があったようだ。


オランダといえば、ホイジンガという学者の名前が浮かぶ。

名門ライデン大学の学長で、主な著作に『中世の秋』や『ホモ・ルーデンス』がある。

ホモ・ルーデンスとは「遊ぶ人」の謂いで、文化には精神的な「遊び」の感覚があり、それが廃れるとたとえば全体主義に堕する、という。直接読んだわけじゃなくて又聞きというやつである。

曰く1.厳格なルールがある。 2.非日常的な場所で行われる。 あと一つか二つあった気がするが、もう忘れてしまった。

実際にホイジンガは、ナチス批判の廉で投獄されたそうな。死ぬまでムショ暮らしだったわけではなく、すぐ釈放されたが、Wikiなんとかによると、事実上軟禁状態だったという。

「学生時代はもっと新聞を読んでおけばよかった」と言っていたらしい。『中世の秋』の訳者解説にそんな話が載っていた覚えがあるが、これも記憶が危ういので忘れていただこう。

有名な画家が何人かいる。

たとえばゴッホ。オランダ出身で、フランスで活躍した。

フェルメール。こちらもオランダの謎多き画家で、生涯を故郷で過ごした。



というわけで、国立西洋美術館のレンブラント展に行ってきた。

特に誰の絵が好きというわけではなく、時折、こういう企画展があると思い出したように見に行く。やはり今回は宣伝もよくやっていたので、人が多かった。地震の影響はたぶんあるとしても。

平日の昼間だからそれほど多くはないのだが、上野でパンダを見るような気分で並ぶ羽目になる。常設展ならヒシビロコウとにらめっこ気分であったろうが、こういう時は常設展も人が多いだろう。修学旅行だかの中学生も列に並んでいたから間違いない。

これが日曜なら、チケットを買う時点で行列だったろうが、以前出くわしたそんな状況と比べれば、いないのと等しい。


さて、何気なくその国立西洋美術館のHPを眺めていたら、レストランの項目に目が留まった。

存在は認識していたのだが、入る気が普段しないので無視していたのだが、企画展記念料理というのを出しているようだ。

今回はオランダにちなんで、スタンポットというのを出しているそうだ。ついでにオランダビール。


ヨーロッパの北欧やら東欧のほうだったか、ビールのラベルに「東郷平八郎」の肖像が書かれている「東郷ビール」というのがあると聞いたことがある。まさにそれ。二種類あって、もうひとつは「吉田松陰」だった。

ビールはもともとオランダへの輸出品なのか、製造が日本のビール会社になっている。逆輸入というやつだろう。


さて、気になったのでちょっと寄ってビールと一緒にいただいてきた。ビールはあっさりしたビールで、悪く言えば個性のない味だった。

スタンポットとは、要するにマッシュポテトのこと。煮た野菜とマッシュポテトを混ぜたものをスタンポットと言えばたぶん正解。

家庭料理なので、これが正解、という形はなかろうが、すいれん風スタンポットは上品な味だった。焼いたウインナーは皮がしっかりしてて、久しぶりのナイフさばきではちょっとてこずった。まあ、不器用ということで。


スタンポットとはなんぞや、と気になって調べたら、ひどく簡単な作り方を見つけた。

絵を見て帰ったら、晩にこれをやってみようと思ったのだが、夕方から色々やっていたら食べるのも忘れて時間が過ぎ、日付も変わったので寝てしまった。

そして次の日はなんだか体が重たい。丸一日ダウンしていたような状態だった。


そして本日、これまた早朝に目が覚めたので、昼飯に作ってみた。ちょっと多かったが、こういう風になった。

参考にしたレシピはこちら


マッシュポテトってなんだっけ?という気がしないでもないが、その辺りも家庭料理ということで、好きなようにやるといい。ただ、まだ水分が多かったとは思った。

これと何故かイングリッシュマフィンという組み合わせでバクバク食べたのだが、しつこくなく、あっさりして飽きの来ない味は実に好みだった。質素を誇りにしているというオランダだけのことはある。(ここにそんなコラムが載っていた。)


家では肉料理はしばらくなしにしようかと思っていたのだが、元々その予定も今月初めまでの予定だったのが今も続いていただけの話。部分解禁ということで、たまには食べる事にする。外に行けばどっちにしても肉にぶち当たるし。


その絵を見た日の夕方は色々やっていたというのだが、ついにDirt3を買ってしまった。

買うのは前の日に買ったのだが、ダウンロード販売のため、DLが途中までだったのを完遂させて、走り回っていた。

ただ、ジムカーナというのはちと難しくて(高得点を出すのは)ちと心が折れそうだった。諦めてラリーに精を出したい所存でございます。





何が難しいって、ドリフトが難しい。やるだけなら出来るけど、それを華麗に使いこなすってのは初心者とあまり変わらない自分には厳しい。


最後にこっちも難儀した動画。エンコードソフトを新しくすればもっと綺麗にできる!と思ったら動画を作る事が出来なくなった。

前のに差し戻して事なきを得たが、今度はこっちでもソフトウェアのバージョン違いか何かで、詳細設定が動かなくなった。試したところ、画質に差はないのでよしとする。そこまでめんどくさいことはやってないのもあるし。

第五夜



そういうわけで、次回予告を作ったり、本編の続きすらやれなかった。この借りはDirt3で返す!というのはおかしいが、気晴らしだ。では、また。