バビル3世ブログ(将棋、書籍他) 

最近では、将棋ネタが多く特に詰将棋ネタが多いですね。
まあいろいろ書きたいんですけどね。

永瀬流負けない将棋

2012-11-30 08:04:49 | 将棋

ここのところ やはりまだgooブログの調子が悪く原因不明です。朝起きたときは、なんとかつながりますが夕方以降は、自分のブログだけでなくその他のgooブログ(渡辺明ブログ等も)だけが全く開かないため更新も滞りがちになりそうです。

PCを変えても同じなのでなにかありそうなのですが、gooサイトからの有力な返事はまだありませんので、どうなることやら。思うようにコメント返事をかけないかもしれません

朝でもなかなかすんなりとはいかないので

今日は、将棋ネタです。

永瀬流負けない将棋というのをamazonで購入しました。

内容がなかなか面白いので少しだけ紹介します。永瀬流の大局観が興味深くいろいろ発見がありました。

下図は、その最初の局面 ▲永瀬4段〈当時)△安西6段

対話形式で書かれた聞き手の方は、▲7二歩とか▲6二歩とか飛車の利きを止めて戦うでしたが、私もそう思いましたが永瀬流はここで▲7六竜 

以下の解説は、本書に譲りますが少し形勢の良い局面でどう勝ちに行くかいろいろあるんですね。

それとももうひとつ

先手▲加藤9段 後手△永瀬5段

 

これは、加藤九段の鋭い攻めが炸裂して先手がよさそうな局面。個人的には後手はばらばらで非常にまとめにくそう。金気がないのでねばりにくそうですし△4五桂も▲同銀△同銀▲4一飛とされてまずそう

ここからの戦い方がさすが永瀬流で、△4六飛から粘って見事にひっくり返します。

この本結構ユニークで、永瀬流の局面の考え方が面白いと思いました。


地デジにおけるブースター発振による障害

2012-11-28 08:05:33 | エッセイ,その他(ジャンルなし)

ここ2日ほど gooブログだけがつながらない または非常に重い状態でしたので、更新することもできずにいました。gooサイトに質問をすると原因不明で調査中とのこと。

指示のあった項目 ブラウザや、フラッシュのバージョン、セキュリティの種類。 そしてping やtracertといったコマンドによる状態等をgooサイトに送りましたがまだ返事はありません。 ただ今朝は、サイトにつながります。

 

今日は、ちょっと仕事に近い内容です。

最近 町内でも一部の地域に1つのチャンネルだけ映らなくなるという障害が発生しました。いつも夜間になると発生し昼間は大丈夫とのこと。

地元の電気屋さんに相談されて現象を確認にいきました。 悪くなるのは、MBS 47chだけとのこと。 昼間にいくとレベル、MER、BER等値は、きわめて正常でした。

夜間になり再びいってみると 測定器では、レベルは上がっているし MER、BERは、測定不能でした。

そこでスペクとラムアナライザを持込んで測定してみると下図の写真のようにあきらかに妨害電波です。

平たい地デジ電波の上に1本だけ飛びぬけた信号があります。それも非常に高い値です。35dBも高いので これは相当近い位置に妨害発生源があると確信しました。

本当は、アンテナをもって外に出てこの信号が強くなるところを捜して発生源を見つけるのですが、その日は、それ以上の準備をしていなかったので、地元の電気屋さんにこの近くでアンテナ線がダラーとはずれかけてるのあったら見つけて、なおせば障害はなおるかもしれませんよとアドバイス。

本当は、夜間 発生源のブースターの電源を切ればはっきりするのですが、全く知らない人のところへいって説明するのもなかなかたいへんなので。

その翌日 地元電気屋さんが周辺を回ってアンテナ線の外れかけている家を発見したまたまお得意さんだったみたいでテーピングで修正しました。

そうすると毎日 出ていた障害が止まったそうです。 100%確定ではありませんがその可能性は十分のようです。

なお地元で同じようなことがおこれば 我家だけでなくとなりも同じようなが現象になればこいうことも考えられるので総務省の方に相談窓口があるので相談してみてください。http://www.tele.soumu.go.jp/j/material/commtab1.htm

 


石田流の基本【早石田と角交換型】 戸辺誠 著  一変化について

2012-11-23 10:22:44 | エッセイ,その他(ジャンルなし)

将棋ネタです。

出張から帰るとamazonから石田流の基本が届いていました。戸部本は、はずれがないので(著者が一生懸命執筆していると思われるので)買うことにしています。

その最新本のなかで少し引っかかった部分があったので提示します。

27ページのワンポイントレッスンA図(下図)です。

解説では、▲7九飛△同飛成▲同金△8七角と何事もなく解説されていますが、▲7九飛の合わせに△8七角(下図)は、ないものかとまず考えますよね。

調べてみるとこれが結構やっかいに思います。好手があって先手がよくなる手が発見できてないだけかもしれませんが。

この△8七角に▲6九飛は、△7八角成でこれはまずそうな感じです。

それでいったん▲7七銀と引くのが第一感です以下△7八角成▲同飛(次図)とすすみ

ここで後手は、△8九飛成と△8七金あたりが有力です。

まず△8九飛成のほうですが▲8八飛△同飛成▲同銀△8二飛あたりが考えられます。(次図)

これの応手も難しく 平凡に▲8七歩と打つのがいいのか振り飛車らしく▲7七角や▲6六角がいいのか迷うところでもあり正直難解です。

それでもうひとつの変化ですが、△8七金は、▲4八飛△8九飛成▲6六銀と進むと思われます。(次図)

ここで△9九竜と香車を補充したい気もあるところですが△6五歩と突っ張る手がなかなかで後手がやれそうに思います。

△6五同銀△5五銀は、△7七金と寄っていきます。同時に竜が自陣に通って8筋のケアと次に△6七金と平凡に寄っていく手があります。

そこで先手も△6五歩に対して強く▲8三角で応じると一気に決戦になります。

以下△6六歩▲6一角成△6七歩成▲3四馬△7七金(次図)

この変化は、実戦的に後手がやれそうな感じです。

というわけで▲7九飛と合わせる手は、△8七角があって指しにくいのではないかと思うのですがいかがでしょうか?

 


詰棋界短編292 

2012-11-20 18:37:25 | 将棋

出張前にヤフオクに入札していたら他に誰も入札に参加してこず 詰棋界短編292という本を落札しました。

詳しくは知らなかったのですが野口益雄と書いてありましたが著者ではなくこの場合は編者でした。

短編292作を集めたものでしたが著者は自分の作品を選ばなかったので載っていません。その点ちょっと残念です。

出張からかえり届いていたのでぱらぱらと見ました。 柏川さんの作品がちょっと目に付いたのでチャレンジしてみましたがなかなかの好作品です。

まず最初にチャレンジしたのが下図

実戦形ですが実戦ではなかなか詰ませにくいかもしれません。10分くらいかかってなんとか。 渋いなあとおもって解答をみたらなんと渋いと書いてありましたので、ああ同じ意見だとなっとく。

もうひとつ柏川作品

これは、それよりもうちょっとだけ早く詰みましたがさすが うまいと思いましたが 解答には、特に一言はありませんでした。

泊まりの出張には、小説と詰将棋を持っていくのが一番なのでこれを次回と思いましたがしばらくは泊まりの出張はなさそうです。

 

昨日 出張の宿泊先で、東野圭吾の時生(ときお)を読んでいるところに長女から突然メールがきて、東野圭吾を最近読んでいる見たいやけど時生だったら持ってるんで買わなくてもいいよという内容でした。 先週 まとめてヤフオクで買ったところでした。偶然といえば偶然の出来事でちょっとびっくりしました。でも遅かりしでした。

この時生が11冊目です。これを読むと読者が選ぶ東野圭吾ベスト10は、一応網羅しますので、そのあとは 以前コメントをいただいた 浪速少年探偵団とパラレルワールドストーリーを読もうと昨日 ブックオフで入手してきました。


五雨十雨 村山隆治作品集  詰将棋の評価基準

2012-11-18 07:56:25 | 将棋

詰将棋手筋教室の作者でもある村山隆治さんの詰将棋作品集 五風十雨(ごふうじゅうう)を見ていると詰将棋の評価基準について書いてあった。

フィギアスケートのように技術点+芸術点などを評価して客観的に評価点をつけるというものです。

評価点5.0以上は傑作 4.5以上は名作 以下4.0以上は秀作 3.5以上は佳作 3.0以上は好作 2.5以上は良作 2.0以上は並作となっていました。

それをみずからの作品集で試されていました。この詰将棋集は、短編詰将棋集(長くても17手)なので、どの問題も自力で挑戦できるものです。

作品と評価点についていくつか見てみましょう。

まずは、作品集でもっとも評価点の高かった作品が下図です。

この作品実は、1分以内で詰みました。実戦型ですが最後の3手が詰将棋でよく見られる手筋だからです。昭和41年の作品ですから当時は真新しかったのかもしれません。

 

次に評価点3.53と作品集ではほぼ平均的な作品です。

これは、非常に実戦的で、実戦でこれ詰められたら最高ですけどね。

この作品は、評価点以上に個人的に好みでもあります。

まあ全体的にみて評価点の高い作品のほうがキレがある気がする程度で、好みとか個人的な盲点とかは、全く違いますね。


横歩取り△4五角戦法 その2

2012-11-13 18:48:01 | 将棋

今日は、将棋ネタです。

以前横歩取り△4五角について書いたらたくさん鋭い書き込みを頂きまして、参考になりました。 そこで別の変化を少しつっついてみようかと思いました。

飯島講座では、スルーされた変化ですので知ってて損のない変化だと思います。元ネタは、和歌山市のかちこみ先生に聞いた変化です。

△4五角に普通は、いったん▲2四飛△2三歩の交換をしたほうが先手にとって得な場合が多いのですがいきなり▲8七歩と打つ変化です。(次図)

ここで△7六飛▲7七銀までは、まあこうなるでしょう(次図)

ここで後手が△7七飛成と欲張れば待ってましたとばかり▲3二飛成(詰めよと)急所の金を取って先手優勢というのは、有名な定跡です。

ですので△3四角▲7六銀△8八歩(△2六飛は、▲1五角に王手飛車です。)▲7七桂△8九飛▲7九歩△9九飛成(次図)と展開します。

この局面 所司さんや森さんの本では、後手よしとなっています。

えーと▲8四飛△8九歩成▲3四飛△8八とといった変化です。角をただ取らしてもと金が早いと見てるわけです。

 

で本題に入りましてここで▲8四飛ではなく▲6五桂という手が成立するかどうかです。(次図)

この桂はね実に感触のいい手ではあります。▲5三桂不成が非常にきびしいし▲6六角も味がいい。▲8四飛もある。 

一番うまく先手がやった場合の変化を記載します。

上図以下 △4二銀▲8四飛△7四香▲7三桂不成!△同桂▲7四飛(次図)

これは先手にとって理想的な展開です。以前両当たりのうえ7筋が大幅に緩和されているうえさらに▲5五角や▲6六角といった味のいい手が残っている。

じゃ▲6五桂に対してどうするのかがテーマです。

一見普通の△6二銀が有力なのではないかと思います。(次図)

同じように▲8四飛と打っても△7四香▲7三桂不成が△同銀と取られる。

というわけで先手としてもここで何か搾り出さなければなりません。

▲2二歩△同銀▲8四飛△7四香(次図) と進めてみます。 ▲2二歩を利かせることによって角を取った手が金に当たる寸法です。

先手はここで▲8一飛成は△7六香で速度負けなので▲4八王と逃げる感じですが。以下△7六香▲3四飛△3三銀▲8四飛△7八香成(次図)

どうも後手が手厚い感じがします。 上図では、▲8一飛成は△7二銀打ちが手厚く 後手優勢。▲7八歩も△2七歩と絡まれてこれも先手自信ありません。

というわけで▲6五桂とはねる手に対して平凡に△6二銀と受けると後手がさせそうです。

 

 


東野圭吾作品にはまる 

2012-11-12 21:09:06 | 映画、ドラマ、書籍等

先月の出張ではじめて 東野圭吾作品を読んでからとりつかれるように 今日まで7冊読みました。いままで全く読んでいなかったのは単にミステリー作品だと思っていたからです。幅広い作品にびっくりです。

一応 下の表は、1万人が選んだ人気ランキングです。数字は人気順位と発表順です。

とりあえずベスト10は読んでみようと 現在まで 容疑者Xの献身。白夜行。ナミヤ雑貨店の奇蹟。赤い指。新参者。流星の絆。秘密。を読みましたが個人的には必ずしもその順位ではないですね。ファンのブログも多数あってみんな好みが違うので順位も違います。

7冊の中では、流星の絆が一番気にいりましたね。秘密もよかった。 おそらくもっと読み進めるとそれ以上の作品がでてくるかもしれません。

ここ3週間 日曜日は図書館に行って読書をするという生活。 昨日の日曜日 マスカレードホテルと真夏の方程式を借りてきました。返却期間は2週間なので読めるときに一気に読んでしまおうというつもりです。

 

1. 57 容疑者Xの献身
2. 41 白夜行
3. 65 流星の絆
4. 69 新参者
5. 76 マスカレード・ホテル
6. 50 手紙
7. 39 秘密
8. 60 赤い指
9. 48 時生
10. 75 真夏の方程式
11. 53 幻夜
12. 55 さまよう刃
13. 74 麒麟の翼
14. 32 天空の蜂
15. 66 聖女の救済
16. 36 悪意
17. 15 宿命
18. 63 夜明けの街で
19. 68 パラドックス13
20. 38 探偵ガリレオ
21. 24 分身
22. 64 ダイイング・アイ
23. 29 パラレルワールド・ラブストーリー
24. 18 変身
25. 71 プラチナデータ
26. 72 白銀ジャック
27. 1 放課後
28. 61 使命と魂のリミット
29. 2 卒業
30. 10 眠りの森
31. 34 どちらかが彼女を殺した
32. 6 魔球
33. 70 カッコウの卵は誰のもの
34. 49 ゲームの名は誘拐
35. 40 私が彼を殺した
36. 27 むかし僕が死んだ家
37. 52 殺人の門
38. 44 片想い
39. 67 ガリレオの苦悩
40. 13 ブルータスの心臓 ─完全犯罪殺人リレー
41. 17 仮面山荘殺人事件
42. 33 名探偵の掟
43. 43 予知夢
44. 23 同級生
45. 47 レイクサイド
46. 42 SVをもうひとつだけ
47. 11 鳥人計画
48. 28 虹を操る少年
49. 19 回廊亭殺人事件
50. 14 探偵倶楽部
51. 21 ある閉ざされた雪の山荘で
52. 20 天使の耳
53. 8 浪花少年探偵団
54. 45 超・殺人事件 ─推理作家の苦悩
55. 30 あの頃ぼくらはアホでした
56. 51 おれは非情勤
57. 25 しのぶセンセにサヨナラ ─浪花少年探偵団・独立篇
58. 31 怪笑小説
59. 22 美しき凶器
60. 3 白馬山荘殺人事件
61. 37 名探偵の呪縛
62. 16 犯人のいない殺人の夜
63. 5 11文字の殺人
64. 9 十字屋敷のピエロ
65. 46 サンタのおばさん
66. 73 あの頃の誰か
67. 54 ちゃれんじ?
68. 4 学生街の殺人
69. 7 ウインクで乾杯
70. 56 黒笑小説
71. 12 殺人現場は雲の上
72. 62 たぶん最後の御挨拶
73. 58 さいえんす?
74. 35 毒笑小説
75. 59 夢はトリノをかけめぐる
76. 26 怪しい人びと

うるてぃめいと 5手詰作品集 (山田康平著)がもどってきました。

2012-11-12 20:44:44 | 将棋

串本ハーバーホテルの部屋に忘れた うるてぃめいと 今日ホテルから送られてきました。

着払いでいいですよといったのですが、ヤマトのメール便で送ってくれました。感謝します。出張で使うホテルの中では、和歌山ではベスト1です。ちなみに田辺のシティプラザホテルも同僚にきくとなかなか低価格で料理が美味しく最高クラスだといってました。自宅からは近すぎてシティプラザホテルには泊まりませんけど。

そのうるてぃめいと詰将棋集(200問) 現在73問まで詰ましています。残りのほうが多いのですが気長に詰ませます。そのなかでちょっと手間取ったのが55番です。

10分くらい考えてこれは、パスしていましたが翌日もう一回見直すとひらめきました。頭固いときは5手詰みでもだめですね。

最近は、ちょっと東野圭吾の小説にはまっていて、すこし詰将棋は休みがちになってます。


串本ハーバーホテル

2012-11-10 19:31:16 | エッセイ,その他(ジャンルなし)

今週の出張 2日間は、串本ハーバーホテルでした。

いろんなプランがあるのですが今回は、仕事で1人1部屋で1泊2食¥7000でしたが 温泉大浴場に夕食、朝食がバイキング形式の豪華な食事で仕事に来ているのをすっかり忘れるほどでした。

いつもはビジネスホテルなので、まわりも作業着の人も多かったのですがここは、まさに観光客のほうが圧倒的多い感じでした。

部屋も前に大島や太平洋が一望できる絶景で窓際で読書は最高です。

ちょっと部屋が広すぎたのが逆にちょっと居心地が悪いくらいでした。10畳+4畳半  まあ食事と温泉が満足できますので串本近辺で比較的リーズナブルに宿泊するにはここが狙い目です。もとろん朝も温泉は入れるわけでいうことなしです。

出張から帰ってきて夜中に荷物を整理していて、あっ 山田康平さんのうるてぃめいと(詰将棋集)を部屋に忘れたのを思い出しました。夜中の12時だったのですが電話するとすぐに確認して 保管してありますとのこと。取りに行くのも大変なので着払いで発送してくれるように頼みました。

2日後 ヤマトメール便(元払い)で、うるてぃめいとが届きました。感謝です。

次回から串本付近の出張はまよわずここにします。


矢倉91手組み

2012-11-05 20:45:03 | 将棋

今日は、A級順位戦 ▲屋敷9段 VS △渡辺竜王 の好カードがありました。

先手では、絶大なる勝率の屋敷9段が渡辺竜王をどう迎え撃つか興味があったのですが意外にもあっさり終わってしまいました。

研究合戦のうちに研究に穴があるといっきに形勢が傾いてしまうのです。今回も最近流行している矢倉91手組みになりました。なんと91手まで同手順が続くのです。91手といえばもう終盤戦です。どちらかに形勢が傾いているはずそれでもプロは指すのですから難解なのでしょうか?

91手組みの仕掛け前が下図です。

ここから ▲3五歩△同銀▲同銀△同歩▲1五歩・・・と仕掛けていくわけです。

手順は、棋譜データベースの渡辺VS豊島戦を参考にしてください。 http://wiki.optus.nu/shogi/index.php?cmd=kif&cmds=display&kid=76131

そこで91手が終わったところが下図です。 

一応 後手玉は、▲1一銀以下の詰めよになっています。 ちょっと前の王将戦で先手を持って指した渡辺竜王が後手を持って指すからには自信があったと思うのですがここからあっさり寄せられてしまいました。 まあ新聞の解説が出るこるには真相がわかりますが 手順を追ってみましょう。

ここから△4三金▲4一竜△4二歩▲3四歩△1四歩▲1一銀 (次図)

王将戦の時は、先手の渡辺竜王は△4三金に対して▲4五桂と指しましたが 屋敷9段は、▲4一竜と迫ります。 以下最後の▲1一銀が研究から抜けていたのではないかとかってに想像します。 いかにも上に逃がす手だからです。

以下△1三王▲3六桂△同成銀▲2五歩 (次図)

見事に捕まっていますね。以下△1二金▲2二銀△同金▲同銀不成△同王▲2一金△1三王▲3二竜△7九銀▲同金△2八飛▲6八歩△2五飛成▲3三銀△同金▲同歩成△3四角▲3四金・・・まで屋敷9段の勝ち (次図)

とまあ意外な結果に終わりました。渡辺竜王が大量に持ち時間を残して敗戦となりました。

ただここまで進む定跡もあまり流行すると面白くないですね。なんか終盤戦だけの感じで。

この91手組みもそろそろ結果が出てもいいのではないかと思いますけどね。

 

開始日時:2012/11/05 10:00
棋戦:第71期順位戦A級5回戦
持ち時間:6時間
消費時間:99▲246△140
場所:東京・将棋会館
先手:屋敷 伸之九段
後手:渡辺 明竜王
▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △3四歩 ▲6六歩 △6二銀 ▲5六歩 △5四歩
▲4八銀 △4二銀 ▲5八金右 △3二金 ▲7八金 △4一玉 ▲6九玉 △5二金
▲7七銀 △3三銀 ▲7九角 △3一角 ▲3六歩 △4四歩 ▲6七金右 △7四歩
▲3七銀 △6四角 ▲6八角 △4三金右 ▲7九玉 △3一玉 ▲8八玉 △2二玉
▲4六銀 △5三銀 ▲3七桂 △9四歩 ▲1六歩 △1四歩 ▲2六歩 △7三角
▲3八飛 △2四銀 ▲1八香 △9五歩 ▲6五歩 △8五歩 ▲2五桂 △4二銀
▲3五歩 △同 銀 ▲同 銀 △同 歩 ▲1五歩 △3七銀 ▲3九飛 △1五歩
▲6四歩 △同 角 ▲1五香 △同 香 ▲6五銀 △2六銀成 ▲6四銀 △同 歩
▲3五飛 △2四銀 ▲1三桂成 △同 桂 ▲1四歩 △3五銀 ▲同 角 △1二歩
▲1三歩成 △同 歩 ▲7一角 △2五成銀 ▲4四角上 △同 金 ▲同角成 △3三銀
▲3四桂 △1二玉 ▲3三馬 △同 金 ▲2二金 △同 飛 ▲同桂成 △同 玉
▲8二飛 △3二歩 ▲8一飛成 △4三金 ▲4一龍 △4二歩 ▲3四歩 △1四歩
▲1一銀 △1三玉 ▲3六桂 △同成銀 ▲2五歩 △1二金 ▲2二銀打 △同 金
▲同銀不成 △同 玉 ▲2一金 △1三玉 ▲3二龍 △7九銀 ▲同 金 △2八飛
▲6八歩 △2五飛成 ▲3三銀 △同 金 ▲同歩成 △4五角 ▲3四金 ・・・まで屋敷9段の勝ち


明日から4日間ほど新宮、串本方面に出張です。初日はネット環境があるビジネスホテルですがあとは不明なので、ネットにアクセスしないで読書にふけるつもりです。読書の秋ですから。