今日から盆休みで、海南市の将棋大会にいってきました。
今日は将棋ネタですので、ご了承を
有段者のAクラスは、60人程度の参加者でしたが強豪は、多数集っていました。伊達さん、武居さん、林さんの顔は見えませんでしたが
白井君、山本尚誉くん、構井さん、大平さん、古久保君、中野さん、新田さん、宮井さん姫野さん 他多数来られていました。
優勝賞金2万円、準優勝1万円でしたがおしくも準決勝で負けてしまい賞金なしでした。
自分の決勝トーナメントの4局ほどダイジェストで紹介します。
予選ブロックは、比較的恵まれたメンバーでしたが(県代表クラスが入っていないというだけですが)、大苦戦の連続でしたが辛くも2連勝で通過。なかには、構井さん、中野さん、松村さんという強豪が同じブロックもありました。しかしながら我が調子こんなんで大丈夫なんかいなと思ってました。1局目の南方さん戦は、対四間飛車に左美濃で対抗し 中盤で向こうにうまい手順があったのですが、見逃してくれて助かり2局目の北林戦は、年配の方でしたが最新の1手損角換わりをされてびっくりそのうえ一方的に作戦負けで、そのうえ錯覚があり受けても攻めてもだめで必負形でしたが投げずにごちゃごちゃしているうちに勝てました。いつ投げてもおかしくないしょうぎだったんですけどね。不思議な感じでした。
決勝トーナメントの1回戦が強豪の宮井5段戦(元県代表で、今は岡山で仕事をされています)でずいぶん懐かしい相手との対戦になりました。
先手が宮井5段で後手が私です。いま△8四飛とまわったところです。ここで普通は、▲8六飛とぶつけてくると思い△2四飛の予定でしたが、宮井5段は、▲8六歩と防ぎましたので、△6七角がぴったしで以下▲4六飛△4四歩で駒得が確定し以下 ▲5四歩△4五歩▲6六飛△7八角成▲5三歩成△7七馬と優勢を持続しました。
この将棋は、久々に最後までさえた手順が続きました。強豪相手だとなんとなくのってくるというやつです。
2回戦は、予選ブロックで大苦戦した北林さんという方でしたが予選でなれない角換わり腰掛銀とかやって大苦戦だったので自分の得意形ひとつの中飛車でなんとか勝利しました。それでも北林さんは、最近流行の最新形の居飛車の対抗策の立ち上がりで知ってるなあと感心しながら戦いました。その後も結構たいへんな将棋で、楽には勝たしてくれませんでした。急戦形から一転して玉頭位取りに変更してきたので7三の銀がそこにいてる間に強引に裁きました。
何回か金、銀が交換されまた打ち直すという感じの勢力争いつづき終盤戦になりました。
その将棋が局面図で後手が北林さんで△4七歩と打ってきたところです。
ここで▲3四銀△同玉▲4七銀と手を戻し△5七銀に▲4六桂と打ち優勢となりました。以下△同銀成▲同銀△同角▲同飛△4五銀▲同飛△同玉▲2三角までで勝ちとなりました。後手の、7三の銀が遊んでいるうちに決戦したのがよかったようです。
3回戦が優勝候補の一角 構井5段戦です。この人は、元学生名人でもあり常に優勝候補の人です。構井さんのツノ銀中飛車に対して居飛穴を見せるとすぐさま向飛車への変化になり左美濃に切り替えたという戦形になりました。
というわけで局面は、△2六歩と伸ばした手に▲2三歩と打ったところです。先手が私で、後手が構井さんです。
この1手前の△2六歩とのばすあたりが一番難しいところでこちらとしても何を指してくるかわかりませんでした。局面図となると後手は、△2七歩成は必然。先手は、行くしかないので▲2四桂△3一金▲4三歩成△同銀▲3三飛成△同角▲同角成とすすみまあまあの展開になりました。ここで銀を逃げられるほうが難しかったのですが△4六歩ときたので▲4三馬と銀をとって有利になったようです。構井さんは、桂打ちをうっかりしたとのことでしたが、こんな筋の悪い桂打ち見えないほうが感覚がいいかもしれません、それでもなかなか難しい戦いです。
局後の検討では、局面図での1手手前で△2六歩とのばさないで△5五桂あたりのほうがいいのではないかという結論になりました。△5五桂なら私は、いったん▲6八金の予定でしたが構井さんは、▲5六銀を予想していたようで、そこらへんの違いは個性ですねえ。
準決勝の古久保5段との戦いは、何回も勝をのがして最後は、時間切れ負けという残念な結果に終わりました。
古久保君得意の筋違い角を相手にうまく対応できていたので、もったいない一戦となりました。古久保君は、三手目に迷わず角を交換してきましたので、あっそれかとそこで気がつきました。対応は、筋違い角には腰掛け銀が有効との認識がありその通り展開しましたが、、、
序盤途中で、端に角を飛び出せば王手飛車というビッグチャンスもそんな手がまさかということで、筋違い角対策構想に費やしていましたので見逃しました。そうすればこれも大優勢でしたが、
一番わかりやすかったのが局面図でここで▲4三歩成を効かして△同歩▲1三桂成といったのが手順前後で1歩を渡したために△2七歩からの連打で△1三桂とはずされてしまいました。それでも引いておいて優勢を維持できたのですが、局面図で先に▲1三桂成から▲4三歩成だと歩の数が足りないため必勝でした。(先後を逆にしています、手前が私です。)局後みんなから指摘され 汗!
まあ検討すればするほど勝がでてくるのであきれ果てです。負けるときはこういうもんです。
決勝は、寺角くんに勝った太平さんと古久保君の組み合わせでしたが、電車の時間もあったので見ずに帰ってきました。大平さんはこれでこの大会4年連続決勝進出だということですごいことです。
大平さんは、非常に軽快な将棋でカナケンシステムという三間飛車や堅く囲って軽快に攻めてくる振り飛車党です。過去に相当やられました(記憶では、2連勝のあと5連敗くらいしている)。相振り飛車も上手なので私の中ではもっともやりにくい相手ですが戦ってみたかったですね。玉をかためて軽快に攻めてくる将棋でこういう人は、時間の短い将棋では、こういうタイプは対戦しにくいですね。(笑)
寺角君は、振り飛車党の若手の成長株でコンスタントに成績をのこしていますので、代表ももうすぐでしょう。
結構疲れましたが将棋を堪能した1日でした。
海南市は盆踊り大会のようで、駅に行く途中 浴衣姿の人と多数出会いました。夏祭りいいですね。
まあそれ以外決めそこねが多々あったのですが、25分切れ負けルールなので、最初に時間使いすぎるとごたごた粘られるとたいへんですね。 古久保流のごたごた粘りを堪能できました。(笑)
ちなみに古久保君が優勝したみたいですが、この将棋勝つようやから流れきていましたよ。(笑)
おまけに詰め将棋の回答を用紙に書いていたら正解で抽選により商品券をもらいました。