バビル3世ブログ(将棋、書籍他) 

最近では、将棋ネタが多く特に詰将棋ネタが多いですね。
まあいろいろ書きたいんですけどね。

毎日新聞の勝浦詰将棋 その2

2013-09-30 21:50:20 | 将棋

今日の毎日新聞に 囲碁将棋スペシャルとして、 上村新4段の将棋と勝浦さんの詰将棋が載っていた。

前回載っていたのが9/16だから1ヶ月に2回くらいのペースで連載されているようです。

いつもながら軽快な勝浦詰将棋は、ちょうどいい難度。

今日も朝食を取りながら詰将棋を解きました。

朝食を食べ終わる前に詰むくらいの問題で、13手詰です。いつもながらうまいなあと感心しました。

その詰将棋ちょっといじりました。

ここまで攻め方を強固にしましたが詰め手順は全く同じです。 まああまり意味ないか。

まあ 同じ手順でなくなんかつくりかえできないかちょっと考えましたが いい案は浮かびませんでした。

2三歩を取り除いて2二王型にした形で持ち駒を銀4枚にしても詰まない。詰将棋を作るのは、本当に技術なんですね。


白扇 田中至作品集(短編)

2013-09-28 12:13:38 | 将棋

出張で、家をあけると1週間が早い。 まあ家で目覚めるとやはり落ち着きます。

今日は、午前中 仕事にいったあと町内の図書館にいきました。週末の定番です。

そこで、3冊返して、村上春樹他1冊を借りてきました。受付の後ろに戸棚があり目立つ場所でもあり この棚は何ですか?って受付の人に訊くと

これらの本は、ほとんど借りられずに一定期間ここに置いて、それでも借りなれなければ倉庫行きか 廃棄になるとのこと。まあなんとかわいそうな本たちかと思い

借りられそうなのを探してみましたが、やはり私にはあわず残念しました。東野圭吾のレイクサイドもありましたがこれを入れるならもっと他にあるだろうと思った次第。

 

昨晩 寝る前に最近入手した短編集(白扇)を数問解いてから寝るつもりだったが 2問目が非常に手こずりなかなか寝付けず 布団からでて考え込みました。

1問目が1分以内(7手詰)だったのでそう難しくないどろうと思ってましたが 私には、完全に盲点にはまる作品でした。

面白い作品だと思いますので、チャレンジしてみてください。(7手詰です)

短編のわりに大掛かりですが、人によってはきっと手こずると思います。

普通 7手詰くらいだと筋を追っかけて詰まないと王手の全読みモードに切り替えるのですが、それでも手こずったのは、見切りが早かったためです。

これはそんな詰将棋です。

昨夜は、これ解いてから寝ました。

 

追加:コメントで中田(章道)さんの作品で、似たような筋をみたというコメントをいただきましたのでちょっとだけ探してみました。

こんな作品ですかね。

詰手順:▲2四飛△3五王▲4七桂打△同と▲2七桂△4六王▲5四飛△4五王▲1五桂・・・・・まで9手詰

なんともアクロバチックな作品。こちらのほうが完成度が高いですね。


解ければ3段 7手詰

2013-09-27 19:05:19 | 将棋

ようやく 今日出張から帰ってきました。

家に帰ると数個ある金魚の水槽の水はかなり汚れてきていたので、あわててフィルタの掃除 一部水換えと大忙し。出張前に掃除していったのにこれですから

生き物を飼うと大変ですね。

出張中にもっていった続々7手詰傑作集 もう一題おもしろい問題があったので紹介します。

紹介文がやる気を起こさせます。昭和42年詰パラ小学校最優秀作品。

(本局を解いた人は 三段の力。というのは、プロの某三段が本局は、詰まない 誤植と違いますか?と言ったとか言わなかったと伝説の作品

こういう問題は、是非挑戦してみるべしと挑戦!

携帯の時計で時間を計ってみました。ちょうど10分で詰みました。なかなかの作品でしたが昨日の谷向奇龍さんの作品の方がもうちょっとかかった気がします。

まあ問題によって差がありますがまあ 全体的に詰キストの方にはかないませんが。

 


続々七手詰傑作集 その2

2013-09-26 20:56:17 | 将棋

今日もまだ出張中 天気予報通り ちょっぴり秋を感じさせる心地よい一日だった。

持っていった小説も読み終え またまた とっつきやすそうな7手詰の詰将棋に挑戦した。傑作集だからどれもすごいのだが 詰まそうという気を起こさせそれでいて なるほどー と感心した作品を2作品ご紹介します。

まず これです。

これがなかなか手ごわい ▲3三角と思ったが△2四角合いがあってどうしても詰まない。あれこれしている。ようやく正解らしき初手にたどり着いた。 あとは山中さんの作品ということで例の手筋がひらめき詰ませれました。 いい作品でした。

もう1題は、谷向奇龍さんの実戦型。

これは、結構手こずりました。実戦では、なかなか気がつきにくい手順です。 もしかしたら詰キストの人にはもしかしたら手筋かもしれませんけど こういのうが実戦で指せれば痛快ですね。


続々七手詰傑作集

2013-09-24 20:57:04 | 将棋

最近 詰将棋ネタが多くなってきました。本当言うと詰将棋より指し将棋のほうが得意なのですが。ネタがありません。対局していないからです。

家でネット対局しないかといえばなかなか対局の途中電話がかかってきたりよくするので時たま観戦はしますがほとんど指さないため将棋大会がぶっつけ本番なのです。

 

明日から 3日ほど南紀(和歌山県南部地方)へ出張です。

出張には、何の本を持っていくかいつも迷います。ネットができる環境なのでノートPCかタブレットは持参しますがやはり本が落ち着きます。

ひとつは、今日買ってきた 最近凝っている百田尚樹の輝く夜 それともう一冊は詰将棋の本にしようかということで、続々七手詰傑作集にするつもり。

七手詰くらいならまあ詰まなくて悩んでもまあ30分を越すことはまあないだろうと。でもこれくらいの作品がでてきたら是非紹介したいくらい。

手始めにこの本を少し挑戦してみた。問題の横にいろんなコメントごとがいろいろ書いてあるそのなかで興味深そうなものを2題選んでみた。

まずは、本間さんの作品

(某氏。。誤植ではありませんか?どうしても詰みません。ということで取り上げることにした。)

 

こういうのを見ると挑戦したくなるが この問題は、割りとすぐに詰んだ。10秒くらいである。こういう中段玉でなく上から押さえ込むような詰は、そんなに難しくない。挑戦あれ。

 

次に小西さんの作品

(七手詰でこれだけのものができるのというのはある意味おそろしい。)

 

このコメントは、やる気を起こさしますね。これは10分~15分くらいかかりました。 なかなかの傑作です。感心しました。やはり入玉形は難しいですね。

この詰将棋集 中段玉や入玉形がちょっと多めでいややなあ。簡単そうなものだけとりあえず出張先で挑戦してみることにします。


詰将棊手繙 100番は、詰むか不詰か?

2013-09-23 13:08:17 | 将棋

ニュースで、ケニアのナイロビでテロ攻撃で多くの人命が失われたというニュースを見て少なからずショックを受けています。

ナイロビには、昔仕事で3ヶ月以上滞在したことがあるのですが非常に住みやすく ナショナルパークや大自然をバックに仕事をしたことがいい思い出になっていたのですが

今回の出来事はまさかです。ナイロビは安全なまちだと思ってましたが、、、

 

先日 詰将棊手繙を紹介した際 100番(下図)は、不詰という指摘をいただきました。詰将棋博物館では、ここに公開されていました。ここで不詰と書かれていました。

(このあと 管理者により 作意不詰の変更していただきました)

解答を見ると39手詰めとなっていますが16手目 △9四王と逃げられると詰まないとのことです。そのとおりですが 15手目の攻め方に問題もあります。

初手から▲9三銀△同歩▲8三銀△同銀▲同桂成△同王▲9三歩成△同香▲同香成△同王▲9四歩△同王▲9五歩△同王 

14手目が終わったところです。(参考1図)

参考までに本に書かれている解答は、▲9六歩△同王のあと▲9七香△同王▲9八飛△8七王▲8八銀△同銀成▲同飛△7七王▲4七竜△5七金▲7八銀△7六王▲8七銀△6六王▲5六金△同金▲7七角△6五王▲7六銀△同王▲5六竜△7七王▲7八金・・まで39手詰 というものですが、

上図で▲9六歩には△同王でなく△9四王と逃げられるとご指摘のように確かに詰みません。

しかし上図で▲9六銀と打つ手があります。△9四王は、▲7二角からの簡単な詰なので△同王の一手に▲9八飛△8七王(△9七合駒は、▲同飛△同王▲9八金△9六王▲9七香△8五王▲9四角で詰) (参考2図)までは必然

ここから▲8八金と打ちます。 そのあとの変化が大変ですが △7六王と逃げるのは▲7七金△同王▲4七竜(参考3a図)

これは、△4七金に▲7八香と打ってまだ手数はかかるものの詰みますね。

そこで参考3図から▲8八金には△同銀成▲同飛△7六王▲7八香と打ちます。(参考4図)

これで平凡に△6六王とかは、▲8六飛  △6七王も同様に▲8七飛から詰むので 参考4図では、△7七桂が正着と思われるが▲同香と取って△同王(△5七王もあるがこれも手数がかかるが詰) ▲4七竜△5七金▲7八歩△6七王▲8七飛に△7七桂(参考5図)が うまい手。

桂馬が逆王手になっているがこれを打たずに△6六王は、▲7七角で簡単 △7六王も▲8八桂があって簡単な詰(5七に金が落ちている)

参考5図から▲7七同飛△6六王▲5八桂△5五王▲6六角△5四王▲5七飛△同馬▲同竜△5五歩▲同竜△4三王▲3三金△同王▲3五竜△4二王▲3三角成△5三王▲4四角△同桂▲同馬△5二王▲4三銀△5一王▲3一竜△4一歩▲4二銀成 まで詰(最終詰み上がり図)

なお▲7七同飛に△6八王と潜り込んでくるのは▲5九銀△同王▲2六角の王手が急所で以下△4八歩▲5七飛以下詰み。

ただし詰み上がり図 ご覧のように持ち駒が余ります。まあ 本来の構想から違うので当然といえば当然か。

柿木将棋Ⅵではなかなか 正解に行き着かず、東大将棋詰将棋道場の手助けを受けながら変化をつぶしてみたのですが、

どうやら100番は、詰むように思いますがいかがでしょうか。

 


奇想曲 柳田明著

2013-09-21 18:55:13 | 将棋

ここのところ PCをつけているときは、スカイプをONにしている。 長女がキルギスにいってから連絡があるとき対応するためです。

日本を発って3日目に連絡がありました。着物の着方についての質問だったので、嫁さんをよんできて対応してもらいました。まあ連絡があってまずは一安心です。

 

望郷と同時に入手したのが柳田さんの奇想曲です。

この本は、詰将棋博物館に公開されていますので、そちらを見れば全局みれます。

奇想曲とはどう言う意味か調べてみると最近では、音楽以外に使われることが多く いっぱんにきまぐれという感じだそうです。

ポケットサイズで持ち歩きやすく 作品自体も短編なのでとっつきやすいが各ページにかかれているエッセイ?がなかなか面白い。

ではこのなかから 実戦型だがまずは実戦で生じない形を2局紹介します。

2二銀に1二へ逃げることはまずない。 まあそれはさておき 軽快な11手詰にチャレンジしてみてください。

もう一題これも実戦形だが実戦でまずは生じない形

これもなんとなく前局と雰囲気は似ている。 これも同じ手数の11手詰。

岡田さんの望郷でも 作品以外のエッセイもなかなか面白い。筋のいい詰将棋は、詰キストたちでは、やさしい詰将棋という意味だそうだ。

こういう岡田さんや柳田さんのエッセイをみていると詰キストたちのいったんが垣間見えて興味ぶかい。

 


望郷 岡田敏

2013-09-19 18:23:22 | 将棋

ここのところ 毎週 泊まりの出張があるのでバタバタします。

昨日は、夜遅く帰ってきたのですが同時くらいに 長女が仕事でキルギス、カザフスタン、ウズベキスタンの3カ国に行くため 成田から飛び立ちました。

この前のトルコのカッパドキアの事件があったので、たとえ16日間とはいえちょっと心配です。本人はいつものようにいたって関係ないようでスカイプで写真送るわといってました。

あとから ネットで、キルギスを検索してみたが、トルコほど安全でないように感じなので、やはりちょっと心配。

 

出張から帰った翌日の今日  ネットで入手した望郷 岡田敏作 が届きました。

実戦型詰将棋百番と書いてありました。

実戦型を詰ますのは、どちらかというと得意なほうです。あくまでどちらかというですよ。

この本を読んでいるとこの作品百番をマスターすれば実戦におけるあらゆる詰の形を覚えることになり棋力がグーンと向上することを保証します。

なんてことが書いてある。これはちょっと言いすぎかなと思い 数問早速 詰ましてみたがやはり実戦型は、はだに合う(笑)

実戦型といっても形からいって実際には実現しそうにないものもたくさんありますが実現しそうなものを2問程紹介ます。

特に難しいものではありませんのでチャレンジしてみてください。 9手詰と11手詰みです。

 

追加:岡田さんぼ望郷12番(上の図)を三輪さんが即興で、改作してくれましたので 参考までに図面を載せます。

12番は、2五とがちょっと実戦形にはと思ってましたが、三輪さんは、1三の桂馬のほうが気になるようです。

確かに改作は、桂馬を途中で入れる、そのために同馬の変化を消すための6一とを入れたわけですね。

こういうふうにすぐに思いつくのは、やはり詰将棋作家さんですね。

それを見て 私も三輪さんの作から逆方向にこの筋を使って変更してみました。9手詰です。


毎日新聞の勝浦作詰将棋

2013-09-16 20:44:26 | 将棋

台風18号は、日本列島におおきな爪痕を残していきましたね。

京都の嵐山の映像を見ているとすごいことになっている、その数キロのところに長女が住んでいる。メールをするとすごい雨だったが大丈夫とのこと。

その台風 愛知県の豊橋に上陸したが 名古屋には二女がいる 大丈夫とメールしたが仕事が忙しいのか返事はなし。

福島第一原発の近くも通っていったので、それが非常に心配ですね。

そして最近目立つ 突風(竜巻)。これが 福島第一とかに発生すると大変なことになりますね。

 

毎日新聞では、不定期に囲碁将棋スペシャルとして新人の将棋を紹介したり次の一手や詰将棋が掲載される。

今日も将棋では、千田新四段の将棋が紹介されていたが C級2組はマンモスクラス 抜けるのは、実力と運が必要ですね。

そして毎回 掲載される詰将棋は、私にとってちょうどいいレベル。 勝浦さんの作品ですが、詰まそうという気になる形であるうえ

軽妙な手を含んでいる。そして解後感もすっきり。

今日掲載されていたのは、

軽妙な13手詰。

比較的正統派の筋で詰みます。 勝浦さんは、連盟文庫でも数冊詰将棋を出版されていますが、そのほとんどがこんな感じで極端な駄作はほとんど

ないように思います。

上図にちょっと紛れを多く見せようと▲2一飛成からの2手延ばしすると

こんな感じにするといかにも詰ます気が起こらなくなる。

そして、角の替りにと金をおくと

これも初手▲3一とが見え見え。

ということはやはり勝浦さんの構図がいちばんすっきりしているんですね。

こういうのを手馴れているというんでしょうね。

 

明日から1泊2日の出張 紀南の山奥の中継所の仕事ですが、今回の台風で通れるのか心配です。


尾美静秀 詰将棊手繙 大正時代の作品

2013-09-15 09:07:36 | 将棋

台風18号 やはり本州に上陸か?

アメリカ海軍気象情報でも変更されなんか上陸の気配。 被害が最小限だといいのですが

 

以前 ヤフオクでまとめて入手したなかに大正時代の詰将棋集があったのでぱらぱらと見た。

 

このころは、まあ寛容といおうか おそらく この作品集100題載っていたがいま 詰パラや将棋雑誌の投稿しても100%載らないレベルのものでした。

パッと見余詰等も目に付き まあ寛大な目でみましょうかっていう感じです。

ともあれ どんな感じか 少しご紹介

まあ ▲2八金△1九王▲1三飛成 ・・・まで3手詰    えっつ? 5手の余詰みをお考え下さい。

これも えっ?っていう問題。 歩叩いて 香車を取らして ▲8八飛成 

最後の香打ちも▲9八香で7手で詰むが ▲9九香なら駒が余りますね。これも不完全作なのでしょうかね。 

EOGさんにいわれて 5手目▲8八飛成でも詰むやん。

まあ作品として載せるレベルでもないかなという感じで

この本にも コメントでこんなの詰将棋じゃないってコメントがあります。(笑)

そしてこの作品の最終100番

なんやこれ 究極の実戦形?

問題の横に解答が載っているこの作品集 解答を見ると▲9三銀△同歩▲8三銀△同銀▲同桂成△同王▲9三歩成・・・・以下39手詰

実戦で遭遇したら▲8三銀△同銀▲5二竜という手が見えます。 角があるので△同金なら▲8三桂成から▲7一角の筋があるので。

でもこの筋は、詰まないようです。

それでソフトに一度かけて見た。柿木将棋です。

30分経っても解答が出てこない。マシンの性能かな? 一応 core i 7 メモリ6M WIN 8なのだが

 そこでソフトのバトンタッチで 東大将棋詰将棋道場を使うと ▲9三銀以下の解答を出してきた。但し59手詰となっていた。

本の解答では、39手詰となっていました。 本の解答では、15手目 ▲9六歩  東大将棋の解答 ▲9六銀 

ここから解答がわかれていきました。どちらが正解かゆっくり考えたいと思います。