ここのところ ブログサボってます。
指将棋の大会も近いのと少し軸足をツイッターの#スマホ詰パラに移したためです。まあ今後はわかりませんけど。
今日は、ちょっと問題作がアップされたので取り上げてみます。LV40ということなので(検索不能を狙ったものですが)見れていないユーザーもあるのでそういう意味もこめて
やまひつじさんのこの作品が将棋のルールをついた問題作
ここで、まず最初に盤上の駒が多いことに気がつきます。残っているのは、飛車1枚と歩1枚のみです。
まず最初に▲86飛と引きます。(下図)
ここで△56歩か△25王のどちらかの選択になりますが △25王の方は、14銀不成、34王、23銀引不成、43王、32銀引不成、52王、61銀不成、63王、74と、同王、83飛成、75王、86金、65王、66歩、64王、76桂、63王、72歩成まで詰み。
よって上図(2手目)では、△56歩と打つしかないが
以下 同飛、25王、14銀不成、34王、23銀引不成、43王、32銀引不成、52王、61銀不成、63王、66飛、64飛、同飛、同王、74飛、63王、72銀不成、52王、41銀不成。43王、32銀行不成、35王、23銀行不成、25王、26歩、同王、76飛 (下図)
1手目の局面とほぼ同じ やはりここで △56歩しかなく 同じ手順を経て次の図を迎える
あともう1ローテーションして同様に下図を迎える
ここで △56歩と打つと同飛と取った局面が4回目生じる(同一局面4回生じる)ため 王手連続の4回目の同一局面は先手が手を変えなければならないため先手が負けとなるため指せない。(4回同じ局面で、同じ持ち駒、同じ手番なら千日手だが王手の連続の場合は王手をかけているほうが避けなければならないという―ルール)
つまりゲームセットとなるわけだが最後の後手の56歩が打ち歩なので、打ち歩で終了というのも禁じ手なのだ。
よって86手目56歩は指せないという理由。
そこで86手目 しぶしぶ 25王だが14銀不成34王、23銀引不成、43王、32銀引不成、52王、61銀不成、63王、74と・・まで95手詰
お互い禁じ手のルールを駆使しての話題作ともいえよう。
ただし 三輪さんからコメントをいただきましたので追加します。
86手目後手の△56歩は、先手が▲同飛と取れないから終了。ただし一応 打ち歩詰め禁止のルールが働く(実際これが打ち歩詰と認めるかは微妙だが) それなら△56飛と打てばいいじゃないかと これで先手が▲同飛と禁じ手で取れないから終了。おまけに打ち歩ではないという意見
詰将棋なのに自玉が詰まされるという落ちなのですが、
ただし
よく考えると△56飛に▲同飛と取った局面は、局面は同じだが先手に持ち駒として飛車が手に入るので、同一局面ではないので、喜んで先手は▲同飛ととりますね。よって成立しませんねえ。
むしろ 4回目の56歩が打ち歩詰めかどうかというが議論となりそうなところですね。
将棋のルールをねらった やまひつじさん 話題作ありがとうございます。
で、3回目56歩とせず56飛合とすると、詰方は56飛と出来ないので詰まないのでは?
否、詰んでました。自分が(笑)。
頭やわらかいですね先生は。
後手の△56飛に▲同飛とすると同一局面が発生するため先手は、できないが打ち歩ではなく飛車だと。
これってちょっと議論になりそうですね。
詰将棋で自分が詰まされるのって前代未聞(笑)
何故皆が気付かないのかが不思議。
詰将棋で自玉が詰まされて終わりって結末もいかがなものかと(笑)
確かにその通りでルール法則問題は成立してました。
僕の重大な見落しのようです。
ブログの方は、三輪さんの最初のコメントも今後の参考になるのでそのまま採用させていただきました。
今回の記事書いたため ちょっとばたばたしてます(笑)
これはひょっとして「作為手順が唯一の最善手順」というのが最大の狙いだったりしないでしょうか…🤔
元ネタの最後の審判に対して、(個人的には瑣末な問題ですが、)実戦だったら必死をかけて先手安全勝ち、と指摘する人がよく居るので
その部分を補強する為に先手玉に受けがない状態の作例を作ったんじゃないかなと思ったんですが
流石に迂回手順の間に他の勝ち筋があるのかな
興味を持ったのでスマホ詰パラのレベル上げに勤しみます😤