バビル3世ブログ(将棋、書籍他) 

最近では、将棋ネタが多く特に詰将棋ネタが多いですね。
まあいろいろ書きたいんですけどね。

石田流の基本【早石田と角交換型】 戸辺誠 著  一変化について

2012-11-23 10:22:44 | エッセイ,その他(ジャンルなし)

将棋ネタです。

出張から帰るとamazonから石田流の基本が届いていました。戸部本は、はずれがないので(著者が一生懸命執筆していると思われるので)買うことにしています。

その最新本のなかで少し引っかかった部分があったので提示します。

27ページのワンポイントレッスンA図(下図)です。

解説では、▲7九飛△同飛成▲同金△8七角と何事もなく解説されていますが、▲7九飛の合わせに△8七角(下図)は、ないものかとまず考えますよね。

調べてみるとこれが結構やっかいに思います。好手があって先手がよくなる手が発見できてないだけかもしれませんが。

この△8七角に▲6九飛は、△7八角成でこれはまずそうな感じです。

それでいったん▲7七銀と引くのが第一感です以下△7八角成▲同飛(次図)とすすみ

ここで後手は、△8九飛成と△8七金あたりが有力です。

まず△8九飛成のほうですが▲8八飛△同飛成▲同銀△8二飛あたりが考えられます。(次図)

これの応手も難しく 平凡に▲8七歩と打つのがいいのか振り飛車らしく▲7七角や▲6六角がいいのか迷うところでもあり正直難解です。

それでもうひとつの変化ですが、△8七金は、▲4八飛△8九飛成▲6六銀と進むと思われます。(次図)

ここで△9九竜と香車を補充したい気もあるところですが△6五歩と突っ張る手がなかなかで後手がやれそうに思います。

△6五同銀△5五銀は、△7七金と寄っていきます。同時に竜が自陣に通って8筋のケアと次に△6七金と平凡に寄っていく手があります。

そこで先手も△6五歩に対して強く▲8三角で応じると一気に決戦になります。

以下△6六歩▲6一角成△6七歩成▲3四馬△7七金(次図)

この変化は、実戦的に後手がやれそうな感じです。

というわけで▲7九飛と合わせる手は、△8七角があって指しにくいのではないかと思うのですがいかがでしょうか?

 


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4 コメント

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戸辺先生の新刊本 (袖将@墨田棋楽会)
2012-11-23 19:07:44
加瀬教室の、12月1日(土)担当が戸辺先生ですので、バビル3世様が、お近くにお住まいだったら、直接聞けるのですが。
実際並べてみると△8七角はやっかいですね。
私は、ガチガチの居飛車党なので、逆側を持ったら△8七角をやってみたいと思います。(笑)
戸辺先生にお手紙で、直接聞いてみてはいかがでしょうか。(加瀬教室宛てでOKです)
ものすごく親切な先生ですので、こっそり答えを教えてくれるかもしれません。
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re 袖将さんへ (バビル3世)
2012-11-23 20:53:15
ご親切にありがとうございます。
戸辺さんは確かに普及に力を入れられてるだけあってみるからに親切そうな先生ですね。

一応 ヤフー質問箱へ出してみました。そこであまりはっきりしないようであれば
手紙の件は、また考えて見ます。
(戸部さんのブログにはそれとなくコメントしましたがこれにはまあ返事はこないものと思っていますので。)
私も最近居飛車にもどりつつあります。(笑)
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戸辺先生からお返事もらえそうですね。 (袖将@墨田棋楽会)
2012-11-25 20:08:24
△8七角はいい手(戸辺先生のコメント)みたいですね。
今ごろ、戸辺先生、ウンウン唸っておられるかもしれません。
(笑)
戸辺先生は、本当にやさしい先生で、私が県大会ベスト4に残って、翌週が準決勝だという話をしたら、「平手で練習しましょう」と稽古をつけてくださったことがありました。
(妥当な手合いは飛車落ちです)
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袖将さんへ (バビル3世)
2012-11-26 08:07:27
袖将さんへ さんどうもありがとうございます。
戸辺さんのブログのコメントみてちょっと驚きました。
いやーすごくアマに親切な先生なんですね。

袖将さんも戸辺さんのブログへのコメントがあったからかもしれませんねえ。多分そうでしょう。

どういう推奨手順になるかちょっと楽しみでもあります。
この本は、素晴らしい内容なので早速 amazonレビューをアップしておきました。
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