バビル3世ブログ(将棋、書籍他) 

最近では、将棋ネタが多く特に詰将棋ネタが多いですね。
まあいろいろ書きたいんですけどね。

坂田詰将棋 

2013-06-29 11:34:08 | 将棋

以前入手したなかに 坂田詰将棋というのがあった。

あの浪速の坂田三吉の詰将棋集である。 あの人がどんな詰将棋を作るのかちょっと興味あるところです。

最初の2題にトライしてみました。 この詰将棋 第1番と第2番が未収録で第3番が最初です。

第3番下図です。

3二のと金がちょっとひっかかる。これは手数こそ25手詰と長いのだが比較的早く詰みました(まあそれでも5分くらいですけど)。▲8四銀△7二王▲7三飛△8一王と追ってから▲9二銀以下銀捨てて桂馬をはねていけば順当に詰みます。 8四に銀を打ってそれをあとから捨てて桂馬のはねだしを狙った詰将棋ですが 詰将棋作家の人からみたら評価が低いかもしれませんねえ。

そして次の問題第4番

これ見て成香だらけの違和感。 実際この成香がくせもの。これがと金なら詰まない。

図をしばらく眺めているとこれは初手▲7七桂と跳んであとから竜を9筋に回るしか方法がないことに気がついた。

そのあと竜で追い掛け回すが2筋方面に逃げられて詰まない。 どうも誤植のようだ。そこでよく考えてみると1筋の銀が攻め方だったら(下図 改訂図)さいごきっちり3つの香車で詰上がる。

これなら▲7七桂△同成香▲7五成銀△9五王▲8六銀△9六王▲9九竜△8七王▲9七竜△7八王▲7七竜△6九王▲5九成香△同王▲4八馬・・・・以下 33手詰

巻末の解答も同じなので まあ誤植は間違いないようです。

▲4八馬以下は手順に追って行って、手持ちになった香車を相次いで使い見事に詰め上げる。最初の玉方の成香3つをすべて奪ってしまいます。

なんかしょっぱなからこんな調子ならいろいろ出てきそうですね。この作品集 中編程度の手数のものが多く 自力でつますは諦めて観賞用にしたいと思います。

 

 


石光商事の優待珈琲

2013-06-29 07:57:13 | エッセイ,その他(ジャンルなし)

この6月も終わりになると石光商事の優待珈琲が送られてきます。

個人的に珈琲が好きなので、自分の趣味でオリジナル珈琲が毎年楽しめるといことで石光商事という珈琲商社の株主になっていて、毎年楽しみにしています。

去年は、有機栽培のドリップ珈琲でしたが、今年はインスタントコーヒーでした。とりあえず1000株だけ持っていたので写真のようなものが送られてきました。これと配当金です。

普段は、ブルックスのドリップ珈琲を飲んでいて、嫁さんの方はなぜかドリップ珈琲は飲まず インスタントコーヒーばかりなので今回の優待は、100%嫁さんにいきそうです。

来年は、ドリップコーヒーにしてほしいなあ。

コーヒー商社もどちらかというと輸入なので円安は歓迎しませんので経営は厳しいでしょうから頑張ってほしいところです。まあここの株はほとんど上がらないし下がらないので気にもならないのですが。

 


すっきり明快218問 関根茂九段著

2013-06-26 15:10:59 | 将棋

今日は、紀伊半島は大雨警報。よく降る。 朝少し仕事に行ったがちょっと外へでただけでもずぶ濡れです。

あっさり休みにしました。自営業のいいところです。そんなところにヤフオクで落札した詰将棋2冊が送られてきました。

です。中原さんの本は、図書館で4~5回くらい借りたのですが(いぜんブログで取り上げました)まだ全部詰ましていない(借りている期間ずっと詰ましているわけではないんですが)。なんかかりに行くのがおっくうになり安く売りに出ていたので落札しました。

 

まず関根さんの本。 Amazonレビューには、初段標準218問とあるが3段はないとなかなかきっちり詰ませられないと誰かが書いていた。

どれどれどんなもんかなと最初から見ていくと結構スイスイ解ける。

それで今度は、後ろの方から解いてみるがこれもまあそんなにかからない。やはり初段標準ではなかろうか?

最後の2問を取り上げます。

これは少しだけ手こずって2分少々かかりました。初手がねえ迷っちゃいまして。

最終問題

これはまさに筋の問題。 だいたい1分以内に解けました。詰めマニアは、一目と思います。

 

それに比べ 中原さんの200問+実力養成10問は あきらかに難易度が上。

なかなかすいすいとはいかない。

前にも少し取り上げましたが別の問題を取り上げます。

これなんか結構難しい。11手詰なのだが収束部分で手間取ってまあまあかかった気がします。


必死問題 将棋宝典より

2013-06-24 12:54:54 | 将棋

昔 ジュンク堂(大型書店)に行った際 将棋宝典という本が目にとまりました。

価格を見ると3冊セットで ¥12000(税別)となっていた。へーこんな高価な本どんなことが書いてあるのかちらっと立ち見したことがあります。

その本もその後数年経って ヤフオクで売られていたので、半値くらいで購入しました。いまでは1/4くらいで売られているかもしれません。

中原さんが編著者になっていますがどこまで執筆されたのかはわかりません。

最新流行戦法の項目では、角換わり腰掛け銀と阪田流向飛車が載っている。

阪田流向飛車? こんなの流行した時期あったかな?小林健二九段が一時期つかった時代があったがそのころなのかな?

本棚の奥から取り出して見てみると必死問題がなかなか面白い。

ちょっと取り上げます。

まず下図 (中原作と書きましたが詳しくは不明です)

ひとめ ▲1四歩△同桂▲3三竜 が見えますがこれは、△2六桂と跳ばれて失敗します。 

正解は▲3三竜△3四桂▲1五歩 。。。までの3手必死

詰将棋でいうと9手詰くらいの難易度かな?

次にもう一問

これも3手必死やけど ちょっとだけ手ごわい。3手目がポイントです。(まあ3手必死やから当然といえば当然ですけど)


棋士の色紙

2013-06-21 16:49:52 | 将棋

我が家には、将棋の本は結構たくさんあります。まあ山ほどといったほうがいいかもしれません。

かなり売ったりもしましたがいつの間にか買ったりして、どちらかといえば増え気味です。

ヤフーオークションで、詰将棋の本を落札したとき 宮城の人でしたがおまけをつけてくれました。

ありがたい話です。

棋士の色紙の写しです。まあ自宅には、そういう類の物はなかったのでかべに飾っておこうと思います。

将棋好きの人がきたら思わず考えそうですからね。

みなさんもいっしょに考えてみますか? 難しくないですから

佐藤康光さんの分

そして中村修さんの分

中村さんの分は、意外と手数が長く17手詰みです。(手順自体はそんなに難しくありませんが)


詰棋精通 清野静男作

2013-06-20 10:16:47 | 将棋

前回と同じくヤフオクで入手したなかに 詰棋精通という写本が入ってました。

作者の清野さんについては、結構 棋歴が長い私でも指し将棋の活躍の方は、あまり知りませんでしたが詰将棋に関しては、才能のあるかただと思ってました。

この詰棋精通は、昭和23年と書かれていましたから活躍された時期は、ずっーとずーと前なんですね。

その作品集ですが最初に懸賞詰将棋が10問並び解答はありません。(懸賞だから当然ですが)

まあ1問目ちょっと挑戦してみるかと取り組んだがなかなか詰まない。1問目なのにね。

うーん ちょっと熱くなって30分ほど考えてようやく詰みました。なかなかの作品です。全然筋が見えずに苦労しました。

13手詰のようです。そう手数も長くないのでチャレンジされてはいかがですか?

残り9問のうち ほかのブログで 3問目が紹介されていました。確かにこの作品もいい作品ですが私は、この筋はどこかで見たような気がしたので個人的には1問目の方が詰ますには苦労しました。

第3問は、次の清野さんの作品を知っていたからなんとなく早く詰みました。

上図の清野作品は、確か将棋世界の付録か何かで見た記憶がありましたがなぜか記憶に残ってました。9手詰みながら鮮やかすぎたので。

 

 

 


奥薗幸雄作品集

2013-06-19 13:38:12 | 将棋

ヤフオクで運良く 奥薗幸雄作品集の写本を落札することができました。

もともと 詰将棋界にそんなに詳しくはありませんでしたが 奥薗さんの作品は、まさに鬼才といった感じで若くして亡くなられたと聞いています。

その作品集ですが、しょっぱなの第1問が19手詰め 第2問が51手詰め といった感じだったのでもっぱら鑑賞専門になりそうです。

ただこの作品集 詰め手数を書いてくれているので短いものを詰ませてみることにしました。

次図は、奥薗さんの9手詰です。

この詰将棋を見てもなんとなくキレを感じます。

手数が短いので一度チャレンジしてみてください。

なお奥薗さんの作品群は、このサイト で多数まられます。


GARNET CROW 解散

2013-06-18 21:13:37 | エッセイ,その他(ジャンルなし)

GARNET CROWというグループが13年間の活動を終えてこの6月に解散しました。

このグループは、名探偵コナンのテーマ曲や挿入曲を何曲か歌ってましたがなぜか 波長があうのでずっとこのグループのアルバムは聴いてました。

もっとも4人組というんだけ知ってましたがどんな人が歌っているかは知りませんがアルバムも数枚買い ただなんとなく流しておくだけというふうな感じでした。

今回 解散ということで最後に出されたベストアルバムで、特典にスペシャルムービーが見れたので初めてああ こんな人たちが歌っていたのかと知る次第(笑)

なぜかこのグループとそして(元ハイファイセットの)山本潤子の歌には個人的に波長があうのです。

まあ懸賞も応募したけどこれは絶対にあたりませんねえ ポスターでさえ20名なのですから。

解散になってはじめてメンバーを知りましたが ご苦労様でした。

 

<!-- GARNETCROW -->


山田芳久創作集 

2013-06-15 18:13:18 | 将棋

昨日に引き続いてヤフー出品物より取材。 akasiya7さんすいませんもう一日取り上げさせてもらいます。

http://page13.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/r102946204

山田芳久さん? 詰将棋にそんなに詳しくないので検索してみたが 同姓同名の税理士さんが出てくるだけで、なかなか いつの人かわからない。

まあでも作品を鑑賞してみましょう。

おっ 簡素だし詰ましたくなる作品。作意を探せではないですが2六の歩に違和感。なんだろうこれは?

そうか 2筋に歩を打たさないためだ。歩が利くと ▲3四角△2一王▲2二歩△3一王▲2三桂△4一王▲5三桂△5一王▲6一角成(参考図)までの並べ詰だ。

というわけで詰筋を考えると 比較的にすぐ詰みました。3手目が詰将棋らしい手であとはまあ手順に追えば詰みます。

そこで2六の歩 こんなに遠くなくても2五でもいいのではと考えてみたが 2五でもよさそうな気がしてきました。(参考2図)

 これのほうがちょっとだけコンパクトなんですけどね。

 

次に2番の作品

まあこれは筋がわかればすんなり詰みます。先ほどのヤフオクの出品写真に解答も載っています。

この詰将棋 玉形を9二にもってきて 持ち駒に銀と香車を増やすと 4手延びそうです。 ▲9三香△同王▲8二銀△同王 という感じで問題図にもどる。但し どっちがいいかは難しいところ。

 

 


将棋朗作選より

2013-06-14 19:04:33 | 将棋

将棋朗作選という本を持っているわけではないんですがヤフーオークションを見ているとこれが出品されていた。出品者がakasiya7となっているがアカシヤ書店さんとは関係あったのかな? 確か一度この方と取引したような気もしますが昔のことなので忘れてしまいました。

http://page10.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/m114065973

その出品写真を見ていると詰将棋が載っている。それで早速チャレンジしてみた。

それが下図。

これは手頃な詰将棋。 9手で詰め上がります。手順は省略します。

なるほど気持ち良い収束だなと思っていたがそこで玉方の4二歩が気になる。

それを考えているとなるほど余詰め消しというのがわかった。

ここで本手順は、▲9三竜だが▲8一歩成という手がある。以下△同王▲8三竜△7一王(次図)とすすみ (△8二に合駒する手は、▲7三桂で簡単に詰む)

ここで玉方に4二の歩がないと▲8二金から詰んでしまうのです。

それにしてもあんなに離れた場所に歩を置くなら6二歩とか5二歩でもいいのではないかと思ったが。 驚いたことに6二歩だと長手数の詰が生じている。 5二に歩をおいた場合はどうやら詰みを逃れている。 4二より5二のほうがいいと思うんですけどね。美的センスの問題かな?

あと2つ出品写真から短編が見れたがこの作品よりは出来がいまひとつに感じました。載せてきます。

まあそんなに難しくないので挑戦っしてみてください。