バビル3世ブログ(将棋、書籍他) 

最近では、将棋ネタが多く特に詰将棋ネタが多いですね。
まあいろいろ書きたいんですけどね。

ponanza 102番勝負 第30局 三間飛車 対 銀冠 

2011-06-30 07:25:28 | 将棋

ponanzaの30局目 ここで ついにレーティング 2800台の方登場しました。どんな戦いを見せてくれるのでしょうか。

先手▲ sさん(レーティング 2809) 後手△ponanza

戦形は、先手のsさんの▲5七銀型三間飛車で早めに1筋の位を取ったのに対して、ponanzaは、居飛車穴熊は、やめて銀冠にしました。

この1筋の位取りに対してponanzaがつっかけます。

以下△1四歩▲同歩△5三銀▲2六歩△1四銀▲同香△同香▲2七銀△1一香▲3六歩△1八歩▲1七歩△8六歩▲同歩△1九歩成▲同王△1七香成(次図)

(A) ponanza先生 例によって強引にいきますね。

(B) そうですね。すぐに△1四銀ととらずに△5三銀とは、にくいです。

(A) 局面図となっては、後手が有利そうに見えますけど

(B) 後手の強襲が決まった感じがしますね。

(A) どこか悪かったんでしょうかね

(B) 銀で来られたら勢い取っちゃいますしねえ。

(A) このまま 一気につぶされるのでしょうか?

(B) これからが先手の先生の強いところで、なかなか腰を割りません。

以下 ▲1七同桂△同香成▲3八銀(次図)

 

(A) ▲3八銀ですか 強い受けですねえ でも何かあるといっぺんに負けそうでこわいですね。

(B) なにかるといっぺんに負けそうですし ただ普通に▲2八銀と受けると銀取られて△8七銀から△7六銀成のコースで攻められるのがしゃくだったのかな。

さてここでどうするかですが、いい手がありました。 △8五歩と継歩する手(1筋に飛車を回る狙いで)も魅力ですがponanzaは、直接手でいきます。

以下

△6五桂▲1八歩△5七桂不成▲同金▲3九金△6九銀▲9八飛△5八銀不成▲同飛△6七金▲5九飛△7七金▲同桂△1六歩▲1七歩△同歩成▲1八歩△6六角▲1七歩△7七角成(次図)

(A) △6五桂がありましたか。▲同歩と取ると△同角成▲同桂△8六飛ですか?

(B) いや△8六飛で△1八歩▲2九王△2八角で終わりですね。だから△6五桂に▲1八歩は、最善手です。

(A) 一方的に攻められているように見えますけど

(B) でもいつの間にか手ごまが増えてもう一戦できそうな雰囲気ですね。

(A) ponanzaは、千日手を避けて△6六角としましたね 有利とふんでいるのでしょうね

(B) ええ そこら辺は、うまくプログラムされているようで△1六歩なら千日手模様でしょうね。先手としてはありがたい。

以下 ▲5七飛△9九馬▲2八金△1四香▲4六歩△6六馬▲2七飛△8六飛▲2五歩(次図)

(A) なんとなく勝負形になってきましたね。

(B) ponanza有利は、変わらないようだけど 駒損でも左辺の駒がきれいにさばけているので

(A) さてponanza どう受けるのでしょう。このあたりが力の見せ所ですね。

以下 △1五桂▲2六飛△8九飛成▲2九香△5九角▲3七銀打(次図)

(A) 桂馬は、利かすところなのでしょうか

(B)結果的によく利いてきましたので、ponanzaの読み筋では

以下 △3一王▲3五歩△2五歩▲3六飛△2六歩▲同飛△2七歩▲同金△3九馬▲2八金△2七歩▲3三香△同桂▲2三飛成△3七角成▲3三竜(次図)

(A) 最終手前の△3七角成が決め手ですか

(B) そのようですね 局面図の▲3三竜で詰みなしと読みきって必死をかけた手ですね。

以下手順のみ

△3二金▲2二金△4一王▲3二金△5一王▲4二金打△同金▲同金△同銀▲6二銀△同王▲4二竜△5二銀▲5三銀△7一王▲8三桂△同竜▲3七銀△2八歩成▲同銀△1八香▲同王△2六桂 (次図) まで後手勝

(A) このクラスになると一方的にはなりませんねえ、普通最初の強襲で倒されてお終いと思いきやそこから立て直してもう一戦。

(B) 1局で 2局分楽しめた対戦でした。

ponanza 2800台の人も撃破して 30戦して29勝1敗 御見事

 

 

 

 

 

 


ponanza 102番勝負 第29局 相矢倉 

2011-06-29 06:58:45 | 将棋

ponanza ここまで28戦を経過して1敗をキープ中。

29戦目の相手は、28戦目と同じ jさんです。

先手▲ponanza  ごて△jさん(レーティング 2606)です。

今回は、正当な相矢倉になりました。 

と思いきや 最終手の▲4六角は、この局面では普通お目にかかれない手。 (▲6七金右△7四歩▲3七銀△6四角が多い定跡形)

以下は、会話形式で書いてみました。

(A)ponanza変わった手やるねえ。

(B)うん名人に定跡なしだよ(笑)

(A)じゃこのあともみせてもらおうかな

以下△6四角▲7九王△3一王▲8八王△4三金右▲1六歩△9四歩▲9六歩△1四歩▲2六歩△7四歩▲6七金右△2二王(次図)

(A)このままいくと 脇システムですね。

(B)ところがponanzaは、そういうふうには、指さなかった。

(A)前局対戦したjさん居飛車党なので脇システムに詳しいと見てさけた?

(B)そこまで 考えないでしょう(笑)

(A)この局面で、変化するんですよ。

(B) へー よく見る局面ながらなにかいい手あるのかな? 

(A)善悪は、わかんないけどこの先をみてみましょうか?

 以下 ▲6四角△同歩▲3七銀△7三桂▲5二角△8三角▲4三角成△同金▲4六銀△6一角▲2五歩△5三銀▲6三金△8五桂▲8六銀△3二飛(次図)

(A)ponanza 強引に攻めるねえ 

(B) うん でも無理っぽいですね。

(A) 角、金交換で、目標の桂馬には逃げられるし

(B) 最終手の△3二飛は、どういう意味?

(A) うーん 先手からの▲7三金から▲7四金と歩を補充してくるを先受けしたした意味と3筋からの迎撃でしょうか

以下 ▲7七桂△8二飛▲3五歩△4五歩▲同銀△4四銀右▲同銀△同金▲3四歩△同角▲8五銀△同歩▲4六桂(次図)

(A) ponanza 強引ですね。 

(B) うん これで勝てたら世話ないんやけど

(A) 後手のJさんは、金を相手にしない方針で 理解できますねえ 指し方自体は

(B) さてここでどうするかですね。

以下△9五歩▲3四桂△同金▲3五歩△同金▲7一角△9二飛▲3五角成△3四歩▲5三馬△9六歩▲9八歩△8六桂▲同歩△同歩(次図)

(A) えー角あげちゃうんですか

(B) なんか角逃げて もう少し面倒見たかったような気がしますね。多分桂馬が入れば△8六桂があるのでこれに期待していたかな

(A) ▲3五歩がきついですね。

(B) そうですね きついですね。△4四金も十字飛車の筋があるから 本譜は、金を献上して落ち着かせようとしましたが、これでponanzaの有利が確定してきました。

(A) 後手の△8六桂 待望の一着ですね。

(B)ここに入れておかないと勝負にならないけど ちょっと間に合わないかも知れませんねえ

以下 ▲3一銀△1二王▲6四馬△2七銀▲同飛△4九角(次図)

(A) 端に追い込んだ後の▲6四馬がうまいですね。

(B) うん この呼吸うまいですねえ。▲8六馬をみせて相手をあせらせているんでしょうか

(A) ここからのponanzaの寄せは、鮮やかに決めたそうですね。

(B) ▲2八飛と引いても残っていそうですが いっきに決めました。参考になるのでみてみましょう。

以下▲2四桂△同銀▲2二金△同飛▲同銀成△同王▲5二飛△3二桂▲3一銀△1三王▲3二飛成△1二金▲1五歩(次図) まで先手勝

(A)うーん すんぶんの緩みない寄せですね。

(B)読みきったら一直線だね。

(A)これで 28勝1敗か どうしたらponanzaに勝てるんでしょうね

(B)それがわかればみんな勝てるんですけど。でも負けた1敗は、不可解な序盤の失敗でしたね。有段者は絶対指さない悪手を平然と指していましたから。それに期待かな(笑)

 

 


ponanza 102番勝負 第28局 一手損角換わり 

2011-06-28 07:38:22 | 将棋

ponanzaは、ここまでいろんな戦形を指しこなしています。 ここまで 27戦で1敗だけですが その1敗は、相振り飛車で序盤で失敗して、挽回できずでした。

28戦目も新しい戦形になりました。

先手▲ponanza 後手△jさん(レーティング 2615) です。

後手のjさんの誘導で一手損角換わりになりました。

それに対して、ponanzaは、早繰り銀で対抗します。

以下△5四銀▲3五歩△同歩▲同銀△8五歩▲7七銀(次図)

△8五歩に▲7七銀は、継歩があってだめというのは、一般的常識なのですが大丈夫なんでしょうかponanza。

以下△8六歩▲同歩△8五歩▲3四歩△2二銀▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲2六飛△8六歩▲8八歩△6五歩▲4六歩△4二王▲7九王△5二金▲1六歩△9四歩▲1五歩△9五歩▲5九金△6六歩▲同銀△4七角(次図)

ponanza先生 言ったとおり継歩くるでしょう。 これみんな知ってるし やっぱり厳しいよ。 というわけで定跡どおりに継歩されて8筋押さえ込まれやや苦戦のponanza。 

jさんは、隙ありとみて角を打ち込んで揺さぶりにきます。これ以外では、歩を突き捨てずに△3三歩から歩を合わせて△4四銀とぶつけていく手も有力でした。ここからが勝負どころ。

以下▲4八金△7四角成▲3七桂△6五銀▲2四歩△同歩▲6五銀△同馬▲2四銀△2三歩▲3三銀打(次図)

一挙に決戦になりました。精算して最後の4五桂はねがぴったりですから先手がよくなっているのかもしれません。10手ばかりに応酬で、形勢がぶれるのですからこの辺が本局の一番の勝負どころでしたね。

以下△3三同桂▲同歩成△同銀▲同銀成△同金▲4五桂△2四金▲3三銀△5一王▲7一角(次図)

ここで△7二飛(▲5三角成に△6四銀)か△6二飛か迷うところです。 ただここでは先手がリードしているように思います。

以下本譜は、△6二飛▲2四銀成△4七銀▲7七桂△7四馬▲5三桂成△6三金△3五銀(次図)

△4七銀と迫った手が好手順(桂馬はねで自玉が広くなった)で取られ、ponanza の優勢が拡大していきます。

図から3手で終了します。

▲5三銀△2六銀▲6二角成(次図) まで先手勝ち

まあ△2六銀では、いったん△7二飛でしょうけどあきらめての形作りと思われます。

以下△同金▲7一飛△6一合▲5二金まで  (なお▲7一飛で▲5一飛と打つと△同馬でひえーとなります。

 

本局 ponanzaが手筋の 継歩攻め食って、少し指しにくいところでしたが 強引に攻め入って、勝ちきってしまうあたりさすがです。

これで 27勝1敗 。 2敗目はだれがどんな戦形でつけるのでしょうね。

 


昭和の隠れた名曲 2

2011-06-27 21:14:29 | エッセイ,その他(ジャンルなし)

TVを見るよりは、ノートPCで音楽聴いているほうが省エネと思い YOU TUBEで懐かしい曲を中心に聴いています。でも昔の懐かしい曲が流れるとやっぱり思い出してしまいますね。

2曲ほど好きだった曲を

この曲は、なんとなく東京への憧れですかね。でも実際に関東に住んでみて 気に入りましたけど。

もう一曲は、知人が大好きだった曲で、知らず知らずに気になるようなった曲です。

当時は、あまり池上線がどこを走っているかわかりませんでしたが 東京急行電鉄の 蒲田~五反田だったんですね。

 

今日は、二女からメールがあって、大学の授業で南高梅のビデオ見たんだけど 出演していた人 同じ苗字だしなんか見たことあるけど 関係ある?  

うん その人 お父さんのいとこやけど。 えーほんま 周りの友達に訊かれたんで、やっぱりそうなんや。 

と意外なところでいとこも出演しているんですね。(笑)

今は、梅取りの真っ最中でしょうけど。


ponanza 102番勝負 第27局 陽動振り飛車 

2011-06-27 07:30:18 | 将棋

ここまで 25勝1敗のponanza。

27戦目には、意外な戦形をえらびました。 陽動振り飛車です。

先手▲aさん(レーティング 2537) 後手△ponanzaです。

先手が横歩取りを誘ったのに対して、ponanzaは、△4四歩と止めます。意図は?

以下 ▲2五歩△3三角▲4八銀△3二銀▲5六歩△4三銀▲6九王△2二飛▲6六角 (次図)

陽動振り飛車を指す場合、いつも考えなければならないのは、△8四歩の処置です。 局面図のように▲6六角と覗かれると選択に迫られます。 △8五歩と一回逃げるのか △8二飛ともどして受けるのか そのまま歩をあげちゃうのかです。

歩をあげるのがいや場合は、飛車を振る前に△8三銀まで持っていってから飛車を振るのが一般的です。

ponanzaは、このなかで歩をあげちゃうを選択しました。

以下 △6二王▲8四角△7二王▲8八銀△5四歩▲6六角△8二王▲8六歩△7二銀▲8七銀△6四歩▲7五歩△5二金左▲8五歩△6三金▲7六銀△8三銀 (次図)

一歩得した先手は、手が遅れていますが、実利は大きくうまく指せば有利を持続できるはず。

上の局面で、▲8四歩と利かす手は、あったと思います。△7二銀だと思うのですがそのあと駒組を進めればもっとよかったと思われます。

先手は、4八の銀をできれば7七あるいは8六に持っていきたいという思想から 局面図で▲5九金と引きますがponanzaが△7四歩と開戦します。

以下▲6八銀△7五歩▲同銀△6五歩▲3九角△7二銀▲7七銀△4五歩▲7六歩△4四銀▲6六歩△7四歩▲8六銀引△5五歩(次図)

先手がやれそうな展開から10数手進むと一転 後手の駒に勢いがついてきています。 途中の△7二銀とか渋い手を含め緩急自在な指しまわしです。

以下▲5五同歩△同銀▲6五歩△4六歩▲同歩△4二飛▲7九王△4六飛 (次図)

後手好調です。全ての駒が急所に利いてきました。

以下▲4八飛△同飛成▲同角△4七歩▲3九角△2六飛▲5六歩△同銀▲6四歩△7三金▲5三飛△2九飛成▲5六飛成△4八歩成▲8八王△3九と▲5八金△1九竜▲6八金右(次図)

飛車のぶつけに勢いよく△同飛成と決めに行きますが 普通は、優勢なので△4七歩だと思うのですが、いけると判断したら迷わないのがponanzaです。飛車交換の後も決めるところは決めるで△4七歩とか細かく指します。

先手は、玉を固めてもう一戦という局面だと思うのですが、ここからは、あっさり寄り切ってしまいます。

以下△9四桂▲7五歩△6七歩▲6九金△8六桂▲同竜△6八銀▲同金上△同歩成▲同金△6五香(次図) まで後手勝

最終図以下粘ろうと思えば▲7四歩△同金▲7五銀あたりですが届きそうにありません。▲6三歩成も△6八香成▲7三と△同桂あたりでだめそうですね。

これでponanza、 26勝1敗。  1歩損は、痛いと思うのですがponanzaは気にしませんでしたね。模様がよくなってからの決めは早いですね。さすがに

 

 

 


NEWTON 大宇宙

2011-06-26 21:20:19 | 映画、ドラマ、書籍等

今日は、日曜で休日だったので 田辺市の書店に足を運ぶとNEWTON の最新号がでていたので衝動買いしました。先月号と先々月号が福島原発の特集で購入した勢いで買いましたが、創刊30周年記念で今月号と来月号の2回で大宇宙の特集記事になっていました。

その記事と同時に廃炉への険しい道のりという現実的な記事もみたいのがありまして。

小説と違って写真をぱらぱらと見ながら気になる記事だけを見ていけばいいので何気ない時間にもってこいです。いま 寝る前に筑摩学芸文庫の数学がわかるということ という本を読んでいますがこの薄い文庫本がなかなかの本で、昔この本を光華女子大の1年、2年生の教科書として使っていたとありましたが、センスありますね。 小説と違ってそんなに進みませんが、この本を読むのにちょっときつい日は、NEWTONでいきますか。

 

宇宙の記事読んでいると 小さなことでくよくよすることがバカらしくなりますからそういう人は是非お勧めです。 この雑誌の付録をみていたときに インフレーション宇宙論を提唱している日本人がでていました。佐藤勝彦さんという人ですが この人の相対性理論を楽しむ本という本は、いままで読んだなかで一番わかりやすかったですね。多分昔 amazonレビューもかいたはず。

 

関西電力からの今年の夏の節電要請。多分 大阪府の橋本知事が言われるように 原発必要論のイメージのための内容が強いように思われますが、節電すること自体 悪いことでないので できるだけ我家でもおこなおうと無駄な電気えお消して回っていますし エアコンを使うときは、温度を28度くらいにしか使わないようにするつもり。

オール電化を進めて以前は、報奨金までだしていた電力会社ですが、すっかり時代が逆行してきましたね。いつの間にか電気ばかり使う世の中から節電の流れは、いいことだと思います。 

そうですみなさん TVを減らして 本を読みましょう。 そうすれば 出版業界も助かるし。

 

 


ponanza 102番勝負 第26局 相居飛車 乱戦 

2011-06-26 07:28:10 | 将棋

ponanzaは、ここまで見てきた感じでは、どんな戦形でも指しこなします。

26戦目は、強豪のkさんとの戦いです。

先手▲kさん(レーティング 2770) 後手△ponanza

 この将棋は、序盤からお互い相手の読みをはずすような展開で、定跡形からはずれた力将棋となりました。

まずは、後手のKさんが 先手のponanzaの振り飛車模様の形に対して 相振り飛車を目指す展開とおもいきや△6二銀と指したところです。

ここからこれに対してponanzaもまた変わったことをやりました。

▲6八王△3二金▲7九王△4一王▲5八金右△5二金▲4八銀△7四歩▲4六歩△7二飛▲4七銀 (次図)

一直線に左美濃に入りました。相居飛車戦の左美濃がどれくらい強いのかみものです。△7二飛と早速動いてきますがponanzaは、7筋はほうっておいて、悠然と▲4七銀と指しました。

以下 △7五歩▲同歩△同飛▲6七金△5三銀▲3六歩△4二銀上▲3七桂△4四歩▲4五歩(次図)

後手は、雁木模様と思いきやponanza 突然仕掛けます。 ちょっと早い気がしますが1歩交換されているので、普通に▲5六銀とか進めるとどうしても3筋が気になるので思い切っていったのですね。

以下△4三銀▲5六銀△5五歩▲8六角(次図)

お互い強気の応酬ですが、特に後手の△5五歩が強気すぎるような気がします。普通は、△7二飛とおとなしく指してこれからの局面だと思うのですが。 強気同士の結果 局面図で飛車をどこに逃げるかが大きな選択となりました。

本譜は、以下△8五飛▲6五銀△3五歩 (次図)

飛車を縦に逃げる手もあるところで、そちらのほうは、△7二飛▲5五銀△4五歩▲4四歩という展開なのかもしれませんがkさんは、3筋攻めで対抗します。飛車を取られると4一のままだときついので早めに5筋をつきすてて底歩を打てるようにするか3筋に早逃げするか そこら辺のタイミングもみてみましょう。

以下 ▲7六銀△8四飛▲5三角成△同金▲8五銀△5六歩▲8四銀△5七歩成▲同金△3六歩▲6一飛△5一歩▲4四歩△同金▲2五桂△2四角▲4六歩△3七歩成▲6八飛△3六角(次図)

ponanzaは、強引に飛車を取りにいくのに対して、kさんの3筋攻めです。3筋方面は、後手の勢力が強いので将来後手玉がこちらのほうに逃げてくるにおいがします。

注目すべきは、kさんの5筋の突き捨てるタイミングですがぴったり飛車打ちに間に合うように突き捨てました。局面は、先手が少しよいように思いますが3筋方面は、後手が手厚いのでまだまだです。

以下▲7五銀引△4七と▲6七金△2五角▲8一飛成以下 力将棋が続き22手すすんだ局面が次図です。

白熱の中終盤ですが、先手のリードは、続いています。▲5九香と打ったところです。 後手玉が上部に上がってくるとやっかいです。

 ここからkさんの指し方は、上手です。

△3一王▲7八金△2二王▲5四歩△5二歩▲4七歩△3五馬(次図)

うまく 早逃げした後手です。4筋にも底歩が利くので、なせる技です。 さてこの局面もっと難しい局面です。次の一手が全く見えない局面です。まして秒読みなら混乱しそうなところです。

ponanzaは、果たして。

▲6五桂でした。

この手は本当にいい手なのかよくわかりません。すぐの狙いさえわかりません。激指し等は、この手は候補手にさえあがってきません。

以下の指し手の推移を見守りましょう。

△5五金▲9八王△2七角成▲7三桂成△4九馬▲6九飛△4八馬▲5六香△同金▲6三桂成△5七桂成▲6四桂△3三王▲5二桂成△3二金▲5三歩成△3四銀▲4二と△4四王▲3二と△4五王▲3三と△4七馬▲3九飛△3七歩▲3四と△同馬▲2五銀△3五馬▲3一竜△4四金▲6五銀△5五金引▲6四銀△5四金引▲5三桂成引△6四金▲同桂成(次図)

まで先手の勝ち

指し手が長くなりましたが手の善悪よりすごい戦いです。ponanzaの▲6五桂から▲7三桂成として成桂寄せていくては、本手かどうかわかりませんが、代替え手といわれてもうーんと詰まってしまうところです。

こんな難解な将棋も勝ってしまうのはすごいです。 投了図以下も指せばもう少し長くなりますが△3八歩成とやると▲同飛と取られて負けますので、秒読みで指し手に迷って投了されたのでは、ないかと想像します。 

 

 


ノブ&フッキー ものまね

2011-06-25 20:17:58 | エッセイ,その他(ジャンルなし)

梅雨が終わってないけど晴れた日は、すっかり 夏ですね。

二男は、毎朝 早く起きてお昼まで梅取りに行ってます。 梅取りが終われば自動車教習所にいってもらうことにしましょうか。

長女からチャットで、来月中旬に休みにはいるので中国から帰国すると連絡がありました。もっとも帰国しても日本のあちこち飛び回る日々でしょうね。

二女は、7月に富士登山に挑戦とか言ってましたし、長男は、ラグビーの日々。ちょっと心配なのは、東京でも葛飾区や江戸川区は、放射線量が高めということです。 来年引越しするなら西東京へいけよとメール連絡しておきました。

 

ちょっとした息抜きに YUTUBEのものまねの動画を見ることがあります。これこそ名人芸だと思うのがノブ&フッキーです。何度みても笑ってしまいます。


ponanza 102番勝負 第25局 ponanzaの右玉対策

2011-06-25 07:30:56 | 将棋

ここのところ 将棋ネタが続きます。

ponanzaの将棋を見ていると利かすところは、きっちり忘れなく利かすのに感心してます。全体的に遊び駒を使おうというよりいけるとみたら一気にたたみかけてくる感じがします。

今回の25戦目は、右玉との戦いになりました。右玉はmアマチュアのなかにも使い手がいて、結構対策が難しいのでponanzaの対策に注目です。

先手▲ponanza 後手△sさん(レーティング 2731) です。

局面図は、ponanzaの▲2五歩に対して△3三角とあがったところです。 後手の陣形は、矢倉中飛車の可能性も十分考えられるところでしたがこの△3三角をみてponanzaは、どう感じたのでしょうね。

矢倉をやめて雁木に方針転換します。

▲6七銀△5二金▲3六歩△7三桂▲9六歩△9四歩▲7九王△8一飛 とすすみ後手はなんとなく右玉のにおいがしてきました。 以下数手進んで次図となります。

ここからがponanzaの指し手(方針)に要注目です。

▲7七桂△5二金▲4五歩△5三銀▲4六銀△5三銀▲4六銀△8六歩▲同歩△6五歩 (次図)

普通は、先手ちょっといやな局面にみえますがここからがponanzaの真骨頂。

▲6五同歩△8六飛▲8七歩△8一飛▲5五歩△同歩▲2四歩△同歩▲2五歩△5四銀直▲2四歩△2二歩▲3五歩△同歩(次図)

ponanzaの継歩攻めは、ちょっと意外な気がしましたが 角の利きをそらすための事前工作ともいえます。中央の勢力争いが重要なところです。上図から▲3四歩と打つのは、△4二角で次に△9五歩や△7五歩が残ります。次の手が重要です。

ここから ▲2五桂△4二角▲5六歩△同歩▲同金△5五歩▲同銀△同銀▲同金△6六歩▲同銀△5四歩▲3三歩△3一金▲6四歩△同銀▲5四金△6五歩 (次図)

途中の△6六歩と利かす手。それに先手からの▲3三歩と利かす手は、見習いたいところです。中央での勢力争いになりましたが、先手は、いい時期に▲4六角と出れば好転します。

ここで▲6五同銀△同銀▲同桂△同桂▲4六角 (ここで待望の角出が実現します。これで飛車の横利きが通り先手玉の安全度が一気に増します)△7三銀 (次図)

さてここからですが、後手からは△7七銀や△6六桂とかあって安心できませんがここからは、さすがのponanzaのさしてです。緩急自在です。

▲5三歩△同角▲6四歩△6二歩▲6六銀(ここで一転手をいれる)△5六銀▲7五歩(急所)△同歩▲7四歩△同銀(次図)

ここで▲7三銀打ちが強烈で、先手の勝が確定しました。以下△7一王▲6五銀△同銀上▲6三歩成 (次図) まで先手の勝ち

中央での勢力争いでそこまでもっていくために、相手の角の利きをかわすための継歩とか参考になりました。やはり右玉を相手にする場合 右銀は、中央にむかえですかね。それにしても終盤も緩急自在ですね。 

これでponanza 24勝1敗となりました。

 

 


ponanza 102番勝負 第24局 相矢倉 

2011-06-24 07:22:37 | 将棋

ここまで22勝1敗のponanza 

24戦目は、はじめて相矢倉になりました。初めての戦形にどういうふうに戦うのか興味深いところです。

先手▲Dさん(レーティング 2716) 後手△ponanza

局面は、ponanzaが△4二王と早囲いをめざしたところです。

先手からの急戦は少ないとみて抜け目なく早囲いのようです。それに対して先手はどういうふうに駒組を進めるのかみていると急戦というよりは、マイペースで▲4六銀▲3七桂型の布陣で向かうように進めます。

▲7七銀△3二王▲7九角△3一角▲3六歩△2二王▲3七桂△9四歩▲1六歩△1四歩▲2六歩△4四歩▲5七銀△7四歩▲4六銀△4三金右▲6七金右△3二金▲5七角△9五歩▲7九王△7三桂(次図)

早囲いのまま駒組がすすみますが この後の雀刺し模様の後手に対する先手の対応がどうだったかが問題の局面です。

以下▲8六銀△6四歩▲8八王△6五歩(次図)

4手進めただけですが、後手の攻めが筋に入ってきてるような感じです。平凡に例えば▲6五歩と取ると△同桂で角が逃げた後に△8五歩で銀桂交換になります。

以下▲3九角△6六歩▲同金△6三銀▲6八飛 (次図)

本当は、3筋に回って▲3五歩から攻めたい陣形でしたが先制攻撃に予定変更で▲6八飛と回りましたがここで ponanzaの強手がでます。

△8六角▲同歩△8五歩▲同歩△8六歩▲8四角打△8五桂▲6七金引(次図)

角を切られて玉頭の継ぎ歩に対して▲7九王とかの受け一方では、だめだと判断した先手は▲8四角から角をつないで受けようとします。

ここで△7五歩が手筋▲同角上だと△7四銀と使われるのがしゃくなので▲7三角成と行きましたが△8七銀とされて先手投了 (次図)です。

最終図以下は、▲7九王△7八銀成▲同王△8七歩成とされて▲同王は取れないので▲6九王でも平凡に△7七とでだめそうです。なんといっても後手玉が無傷なので攻めが切れないようにすればよいので先手はあきらめたようです。

ponanzaの抜け目ない早囲いと△8六角からの強手が印象的でした。ここから先手は、ちょっと落胆したような印象がありました。

ponanza 矢倉も見事にこなして これで23勝1敗です。