バビル3世ブログ(将棋、書籍他) 

最近では、将棋ネタが多く特に詰将棋ネタが多いですね。
まあいろいろ書きたいんですけどね。

ひとりぼっちを笑うな 蛭子能収著   サンスポ 加藤次郎作

2015-06-30 20:12:36 | 将棋

1週間ほど更新を怠ってましたが 我が家に風邪が蔓延していて、赤ちゃんを含め順番にうつっていき、わたしも1日寝込む始末。

まあでもいまは、完全に復帰。嫁さんが今 寝込んでいる状態。

この1週間 そんなわけでのんびりしていました。図書館で 蛭子さんのひとりぼっちを笑うなという本を借りてきましたが1日であっという間に読み終えました。

この本 amazonレビューを見てもわかるようになかなかの好評。

人付き合いが苦手な人にが読むと肩の荷が下りるような感じのふわっとした好著。

ひさびさにいい本を読んだというコメントがありましたが私もそれに1票。

 

詰将棋のほうに話を移します。

昔のサンスポの詰将棋で、加藤次郎さんの詰将棋で面白い素材がありましたので、紹介します。

34桂だと31王でダメそうなので33飛成は絶対。21王に12香成、同王、14香(途中図)と進めて

ここで合いごまは、すべて取って、24馬の筋で詰みだからこのあと 21王と逃げるが そこで妙手がある。

14香を利かしたままだから生じる妙手。じっと睨めば竜捨てが見えるはず(23竜はだめですよ) そしたらすっと詰む。

この香車を利かしたからの竜捨ては非常に味がいい手筋。 詰みはお考えください。最初から数えて17手詰み

 

もう一問 加藤次郎さんの作品

こちらは、まさに実戦形。でも実戦だったら詰みを逃しそう。 この詰将棋秒読み30秒で詰ましたらセンス抜群。

詰将棋として考えたら難しくないので挑戦あれ。9手詰み

 

 


柿木将棋Ⅸ

2015-06-23 12:57:26 | 将棋

前回 

柿木将棋Ⅵで短手数の詰将棋に苦戦しているというのを記事にしましたが。なつかさんから設定を変えれば詰ますというので試してみましたら

その通り あっという間に詰ましてしまいました。 これでも結構やれたんですね。

 

ところがそのコメントのほんのちょっと前に vectorから柿木将棋Ⅸ をダウンロードしました。シェアウェアで¥1050という破格値段でもあるので。

柿木さんには、こんなに安い価格で提供していただいて感謝です。

ダウンロードした後 クレジット払いで申し込みするとベクターからパスワードが送られてきて、それによって実行できるという仕組み。

クレジットカード使うのあまり好きじゃなかったが 最近 楽天カードを結構使っているなあという気がしてきた。

ちなみに柿木将棋Ⅸでは、設定を短手数に変えなくてもデフォルト状態でも前回の詰将棋は、瞬時に詰ませました。

 

日曜日のスマホ詰めパラの自作(No.5855)が出題され これで29問目になった。出来過ぎず良い作品をというコメントを三輪さんからいただいたがその線でいこうと思う(笑)

その29作目は、23手詰みだったがそこから ちょっと変えて別筋で創作してみました。

 

実は、44金はいらないのですが最終手 余詰めになるのがちょっと嫌なのでおいてみました。

15歩、13王、14歩、12王、24桂、同香、13歩成、同王、24角成、同王、25香、14王、15歩、同王、27桂、14王、16竜・・・まで17手

筋が見えればわかりやすい詰将棋。 37銀、44金がもうちょっとすっきりすればスマホ詰めパラにようやく投稿レベルか?

---追加

上記の詰将棋から改作というよりはもう別もんですが送ってくれました。

なかなか素晴らしい作品 難易度も大幅アップ スマホ詰めパラ風にいえばLV 20くらいか

17歩、25王、43馬、15王、16歩、14王、15歩、13王、25桂、同香、14歩、同王、25馬、同王、27香、26歩、同香、15王、16歩、同王、17歩、15王、35竜、14王、24竜・・・、まで25手詰み

15手目に27香と打って合い駒請求しそれを奪ってきっちり詰みなのはさすが。

 


ヤフオク出品の詰将棋 図式獲麟篇 柿木将棋Ⅵの盲点

2015-06-22 12:16:10 | 将棋

前回に引き続いて、野口さんの詰将棋

ヤフオクで、出品されているこの本 2問だけが写真掲示されていたのでこれも早速 解いてみる。

まあ どちらも週刊誌レベルのちょうどいい感じの詰将棋。

初手が狙いの手

実は、この詰将棋余詰みチェックのため その後柿木将棋Ⅵに入れてみると20分以上かかる。えーなんで?

25分くらいかかって9手詰みとでる。さすがに柿木さんそんなにかかっちゃ初級者といわれても仕方ないよ(笑)

なんで 柿木さんは、苦手なのかな?

そこで2手逆算して次の図を考えてみた。

初手に23桂をほり込む11手詰み。

なんと柿木さんは 30分かかっても答えを出せない。 どこかにこのアルゴリズムの盲点があるんですね。

ちなみに 東大将棋詰将棋道場という古いソフトがあるが、これなら瞬殺で詰ますのに。まあソフト間でも得手不得手があるのかもしれない。

--追加

三輪さんが14香車も入るだろうということで

盤上オール成り駒の13手詰み

 

もう一問は、これ

これは、少し手ごわいが合いごま問題なのでそれがわかれば54香車の存在に気がつきニンマリするはず。

12歩、同王、32飛、22銀、同飛成,同王 以下詰み(次の手も好手だよ。54香車に意味がわかる)

 

---追加

なつかさんから 柿木将棋Ⅵの設定を変えれば簡単に詰むよということで試すと、確かにその通りでした。

編集→思考対局設定→詰将棋のタブ→「方式」の短手数用にチェックを入れる。とのことです。

 ---追加

2年前(2013/9/1)にも同じシュチエーションで同じような、記事を書いていました。EOGさんからコメントいただき(-_-;)といった状況。

 

 


ヤフオク出品の詰将棋 軽快詰将棋307

2015-06-21 18:44:12 | 将棋

自称反難解派だった野口益雄さんが亡くなられてからもう十年も経つ。

10年前といえば詰将棋もやってなかったので、特段気がつかなかったのだが、いまなら真っ先に目につくだろうと思う。

野口さんの詰将棋は、大好きで、ある意味模範としています。

 

ヤフオクを見ていると軽快詰将棋307 野口益雄著 が出品されていた、ありがたいことに4問が画像として載っているので早速トライしてみた。

確かに反難解派、でも気もちよく詰められて解後感抜群である。挑戦してみますか?

まずこれ 実戦ならとりあえず33角成だがそれでは、詰まない。といえば候補手は、離し香か そっちが正解です。

これ導入部を逆算してちょっと難しめにアレンジしました。

13歩、同王、23金、同香、同桂成、同王 とここまでくればほぼ上記と同じ。歩をたたいてから23金とほり込むのが正解。

 

次の問題

これは打ってそのあと捨てるという非常に味のいい手筋。初級用ですね。

そして次がこれ

これは今となっては、常識手筋なので、新鮮味はないがこれも打ってから捨てるとという味のいい手筋ではある。

最後にこれ

角をどこから打つかという問題だが 44金が質でもありちょっと気にかかる。そして作意本線では取り残されてしまうのがちょっとかわいそうな感じがする。

野口さんは、難しいのを創れるが反難解派だったが 私は、難しいのを創れないので、詰ませる気にさせる反難解派でいこうと思う。


スマホ詰めパラ ブックマークその22

2015-06-18 20:26:42 | 将棋

梅雨の時期だから当たり前だが雨が多い。 我が家のベラルーシ出身の婿殿 この雨には、ちょっと憂鬱そうである。何しろ夜間 いつも1時間以上ウオーキングしているのだが傘を持ってウオーキングとはいかないようだ。

昨日から 孫の杏花が38度の熱を出して、ちょっと我が家はばたばたしている。まあ最初に婿殿が風邪をひいたみたいだが。

 

さてスマホ詰めパラのブックマークその22を進めます。

一昨日の作品から常連のosumo3の作品

13手という短編だが、実にゆるみのない好作

33飛、24王とすすめ(途中図)

 

このあとの34飛打~14飛の捨て方が絶妙の感触。その後の収束もばっちり決まって★5

いやー実にうまい。

--追記

さわやか風太郎さんからコメントいただきまして 上記作 解けてうれしい詰将棋4月号のおおた葉一郎さん作と同じ筋というのをいただきましたので

参考までに掲載します。

こちらは、9手詰め 上記のエッセンス図のような感じです。 投稿時期がわかりませんがこの筋は、覚えておこうっと

 

 

本日の作品から2つほど

私のブログでは、個人的に好きな作風なので、さざんがさんの作品を勝手に取り上げることが多いです。

わかりやすい邪魔駒消去の作品。つまり 飛車がじゃま

3手使って飛車を消去してください。そしたら正解がすぐに見えます。

初級者用に説明すると 俗に22飛成、同王、32金、12王、21銀、13王、35角 (参考図)と迫っても

24歩と突かれて詰まないのでご注意

--追記

上記のさざんがさんの作品を三輪さんがアレンジした図を送ってくれましたので掲載します。

これは、導入部をさらに手をくわえ、元の図の作意を引き継いだあと収束部を再度13桂を投入以下大幅付け加えた作品。難しいので解答を掲載します。

22歩、同角、13桂、同角行、22飛不成、同角、13桂、同角行、32金、同王、42歩成、22王、14桂、12王、21銀、同王、22歩、同角、同桂成、同王、31角、12王、21銀、同王、32と、同王、42飛成、21王、22角成・・・まで29手詰み

この図は、さざんがさんの図と違ってそのまま飛車がない図では、詰みません。22角にすると金、銀、桂2、歩で23手というわけです。

 

 

最後にカリガリ博士の作品

この作品 4X4で収束まですっきりしまった好作

21金、同王、31飛、22王、33銀不成、13王、22銀打、同金、11飛成、12金、22銀不成、23王、15桂、同金、12竜、同王、13金…17手詰み

いいですね。

ちょっとだけアレンジしてみた。改悪なのであしからず

21金、同王、31飛、22王、33銀打、13王、22銀打、同金、11飛成、12金、22銀不成、23王、35桂、同金、33銀左成・・・まで15手

 

 


スマホ詰めパラ 番外編その3 新規投稿、没作等

2015-06-13 19:45:36 | 将棋

スマホ詰めパラ 投稿の実際を知ると管理人さんの大変さが目立ちます。ご苦労様です。

新作投稿もまあまあの作ができないとうかつに投稿できませんねえ。もっともひらめかないときは 全く創作が進みませんが昨日 ちょっと創る気になって3作ほど投稿しました(11作採用待ちがあるのでまだいいかなとも思ったのですが)。まあ 思いついたときに創らないとできないときはできませんから。

今日は、その周辺等いろいろ雑談という形で

 

まず地元に紀伊民報誌(地域新聞)があり ここで週に1回詰将棋が出題されます。 いまは、3人で担当しているので、3週間に1回の割合です。ただ 最高9手までで、難しいのは困るというコンセプトもあるので、それはそれで考え物なんですけどね。

まず地元に投稿した詰将棋から一部紹介

まあ これくらいのレベルがちょうどいいくらいなのかもしれません。週刊誌レベルより少し簡単かと思います。

チャレンジあれ

この作品は、これ以上 手を加えて発展もできなさそうなので完結です。

 

以前に出題した次の作品

これなんか 9手まで行けるとしたら今なら 当然2手逆算して

14桂、11王、22角、12王、13角成、同桂、32竜、同銀、22竜・・・まで9手詰

実は、これ作品は、大幅に改作して昨日スマホ詰めパラに投稿しました。 いずれお目にかかれるかも

 

今度は、投稿しなかった没作

思いついた素材は、

32飛、13王、22飛成、同王、31角、33王、42角成、22王、31馬、33王、34金・・・まで11手

簡単すぎるのと 飛車が非限定(42でも52でも遠くても同じ)というのも気にいらない。

そこで非限定を克服してちょっと工夫

32飛、13王、22飛成、同王、31角、33王、42角成、22王、31馬、33王、25桂、24王、42馬、14王、15銀・・・まで15手

うーん収束がベタ打ち。

というわけでこの素材(飛車を打ってすぐになる捨てる)は、ここで残念

 

少しスマホ詰めパラに戻って

次は、最近のスマホ詰めパラの作品より

作者名よりつい ドラえもんのジャイアンをイメージしてしまうがこの作者は、比較的簡素できれいな作品を創ります。

そのなかでも一番いいような気がします。 19手だが難易でも高くなく、爽やかに詰み上がる。

13銀、同金、33桂成り以下19手詰み チャレンジあれ

 

 


スマホ詰めパラ ブックマークその21

2015-06-09 11:48:11 | 将棋

今日は、朝から雨だったがお昼から雨が上がる予報なので仕事にいけます。

スマホ詰めパラのブックマークも増えてきたが、昨日の作品から4つほど取り上げます。

 

まずは、munetokiさんの3X3の図

持ち駒は、飛、桂2、歩2でも詰むが銀2枚にした方がまぎれが多くていいのでしょう。ただし金を増やすと11金からの余詰みが生じるのでそれは、NG

11手詰めのきれいにまとまった作品。

 

次に自作品(自作品を取り上げるのはちょっと気が引けるが、少し反省もこめて) 

導入部分がちょっと俗手過ぎて、なかった方がいいかもしれなかった。ちょっと前の作品なので、いまなら少し変えているかもしれない。

 

23桂打、同銀、同桂不成、12王、11桂成、同王 (途中図)

とすすみここから本題だが。

12銀、同王、13銀、同金、11金、22王、31飛成、23王、34竜、22王、14桂とすすみ以下詰み 14桂が駒取だが狙い手。

以下同金、23歩、13王、12金、同王、32竜、13王、22竜まで

ただ導入部分がいまいちなのでちょっと変形させてみると(下図) 

ただこれも持ち駒が多いのでちょっと。。。という気はする。12銀、同王、24桂、同歩以下は同手順。

なかなか作品をまとめるのは難しい。

次は、常連セレンさんの作品

なんと簡素な初形

ここから限定手44角から始まる。

33歩、22角、12王、13角成、同桂、22桂成、同王、33桂成(途中図)

ここまでくれば初手の44角でないと詰まないのがわかる。ここからは、31王、53角成、21王、43馬、11王、12歩、同王、24桂、11王、21馬、同王、32桂成、12王、22成形寄(上)までの詰みだが収束までずっときれいだ。なかなか初形よく収束までこんなにうまくいかないものだがよく発見されましたね。感心

 

最後に先生の作品をご紹介

先生らしくない実戦形である。(笑)

22金、同王、14桂、同馬、12金(途中図)

この12金が狙いの手。 これが退路封じの手だとは。(私も他の人のコメントで知った)

というのは、これを打たずに31銀不成といくと23王、43竜に33角と引く手が絶妙(33銀等では、詰んでしまう)(下図)

これが詰まないのである。先に金1枚捨てて同香と取らせていると34金の詰み。これが退路封じたるゆえん。深い。

本線は、12金に同香ととり以下31銀不成、33王、42竜、34王、4五金以下詰み、収束は、少し三輪さんにしては甘めだが隠れたこの辺の変化がすごいところ。

 

 

 


スマホ詰めパラ ブックマークその20

2015-06-07 10:08:33 | 将棋

地元は、梅の収穫が始まって、農家の人々は、一年のかきいれどきなあので一生懸命である。その分 その他の人たちは、マイペースでもある。

 

スマホ詰めパラ イベントの昨日のフェステボ(第162回)は、難しかった。137人挑戦してまだフラッグが10本も残っている。200秒でとてもできなかった。

倍近くの382秒もかかった。(苦笑) それでも60位/155位なのだが。

 

先週のスマホ詰めパラからいくつか取り上げます。

まずは、私のブログでは、しょっちゅうでてくる さざんがさんの作品

12歩成、同王、15竜  この15竜が狙いの手です。合い駒が何か考えるところですがスマホ詰めパラは、正解の13飛を指してくれるので簡単です。

以下もすっきり詰み上がります。いつもながら爽やか。

 

次は、解説に定評のある隣県奈良県のお住いのみつかづさんの作品

馬が2枚のも利いて堅そうですが、32のポイントが弱点。銀があれば打ち込めば一発ですがあいにくないので考えどころ。

実は、大事そうな13とがじゃま駒 短編の7手詰めですので挑戦あれ。

そして昨日作品

これは、シンプルだが手順は、新鮮でもないかもしれない。 私は、最後でうっかりミスでやり直しになったが

まあこういうところは詰の定跡なのかもしれない。

スマホ詰めパラに自分の作品でも同じような筋の以下のがあるが 

コメントでも”誰でも知ってる筋”というのをいただいたので、桂2枚で追いかけるのは、常識なのかもしれません。

ちょっといじって思い付きを作図してみました。

82銀、72王、73銀成、61王、63飛成、51王、62成銀以下21手詰み (42の歩を取りあとで使います。 24歩はなくても詰みますがあとで桂打ちが24と44が生じるので24を消すため)  まあ右辺の配置がひどいのでとても出せませんが。

 

スマホ詰めパラから話は変わって、 先週出張先でブックオフに入り 5手・7手詰めパラダイスが売られていたので、出張先の暇つぶしに購入した。

その中でちょっと印象に残った短編を1つご紹介

7手詰みだが3手目が上手い!

こういうのは、爽快。