ちまたでいう三連休は、結局三連続仕事になってしまいました。特に土曜日は夜の11時過ぎまで仕事だったので、多少ばてました。
その中で寝る前に金曜日に買って来た3冊のうち2冊は読んでしまいました。新書なので2時間もあれば読めるのです。
渡辺明著の勝負頭脳は、将棋の内容のほうが色濃い本でしたが 谷川浩司著の構想力は、ところどころになるほどとうなづける内容でした。
谷川九段といえば芸術性の高い将棋を指すということでファンが非常に多いので有名です。彼いわく 昔は、情報というものがあまり多くなかったので必然自分で考えるということになったが今は情報社会であり瞬時に情報がネットを通じて交錯する。そのため現在の若手は、その情報の中でそれを分析整理することに偏重するあまり自分で考えるということに重点を置かなくなったというのである。(実はこれは羽生善治2冠も同様のことを言っている)
つまり情報がありすぎるためマニュアル的に一定ランクまでは来れるが、そこから先に行くにはどうしたらよいか見つけきれていないという。梅田望夫著のウェブ進化論にもでてくるいわいるハイウェイ論である。(もともと羽生善治がインタビューに答えた内容であるが)
やはり 自分のやりたいことを見つけることとそれに対して自分なりに考えるということが大事なのです。自分の子供たちがそういうことを一刻もはやく気がつき実践してくれることを望む次第です。とりあえず何がやりたいか見つけるだけでも安心するのですが。
予備校に行っている長男について言えば 去年までは、文系で、受験に失敗したとき 性格的に理系があってると思うので理系を目指したらとアドバイスしたときまさかすんなり理系に変更するとは思っていなかった。親としては、うれしいのだけど本当はその先に何をやりたいか見つけてくれるのが一番なんです。大学の選択は、一つの大きな選択です。(行きたいところにいけるわけでもないのですが)
去年の受験の際 長男と話をしたときどうもまずブランドで選ぶようだ。長男いわく友人も早稲田、慶應の一番競争率の少ない学科を志望してじゅけんするとか言う話でした。どうも自分のやりたいこととかそういう話ではないようでした。よく雑誌に出てくるアンケートでも1番に選ぶのはブランド名(有名校)になっていた。
河合塾に始めて話を聞き今年の春でしたが、そのとき担当者(確か脇本さんとう天王寺校の人)と雑談した際 企業側のアンケートでここの生徒を採ってよかったと言う大学が理系で 電気通信大学、文系で愛知県立大学と言う話を聞きました。(3/17のブログにも書いてました)どちらもこじんまりとした大学で非常に専門的だというでした。不思議なことは、今春のセンター試験の出来が悪かったので国公立大学を大阪外国語大か愛知県立大学にするか(いずれも外国語)迷ったのです。大阪外大のほうが偏差値が上だったのですが最終は本人の決定で大阪外大受験しましたが、その際 愛知県立大学も学校案内等を見ていてもなかなか雰囲気はいい大学でした。
これからさらに難しい世の中になるので技術力だけは磨いてどこでもやっていけるようになったらいいなという希望で一押ししているのですが、はたして入れるのかどうかとか入っても自分の好きなことを見つけられるのかどうかとか余計なことまで心配してしまいます。