バビル3世ブログ(将棋、書籍他) 

最近では、将棋ネタが多く特に詰将棋ネタが多いですね。
まあいろいろ書きたいんですけどね。

スマホ詰パラ ブックマーク その132

2019-01-31 15:21:27 | 将棋

今日は、久々に雨がしとしと降っている。

地元の梅の花もほんの少し咲いてきている枝もある。梅林の開催が近いので少しは咲いてこないというところか。

1月、2月は比較的忙しくないほうなのだが読書を増やしたりちょっとプログラム(PYTHON)を勉強したいと思い進めると肝心の詰将棋創作がおろそかになる。

まあできないときは、できないんだよ。

詰将棋の作風についてみると結構目指す方向が違ってもいいものには、みんな共感する。

詰パラは、本誌は購読しているがもっぱら解答者である。

今月号に当選の名前があったのがうれしかった。誌代1か月延長だ。

 

スマホ詰パラ 今回は、主に紹介といった感じになります。

まずフェスから目についたのはラスト

これは、あたまかなさんの作品

初手は、13金か22金かだが13金は、同王で24金に12王で逆王手の筋があり詰まない。

22金が正解だが以下13王に24金、22王、14桂、と筋の良い手筋が続く。

あたまかなさんは、作品を多数投稿しておられるようなので、こういう形で消化しているのかも。

この作品フェスでなくても本編でも全然問題ないですから、(あたまかなさんにしては、筋良くやさしい問題だと思うが)

 

本編のいくと面白い問題がたくさんあった。

まずこれ

えっ自玉に王手かかってるやん。

53竜、同竜、33馬で詰めば話が早いが52金打ちで詰まないが

73角、同竜、63桂、同竜と引き付けてるとたとえ52金打ちでも(変化図) 43桂不成以下詰むという算段だ。

それで作意は、52金打ちでなく53同竜だが43桂不成、同竜、33馬という筋で詰む。見事な5連続捨て合いですね。こういう発想がすばらしい。

次は、風太郎さんの作品

どうしても34の焦点が気になるがやはりポイント。

1枚減らすなら

こうだが、収束が間延びして悪くなっているなあ。それにしてもこの作品 評価3.6を切ってるのは、きびしすぎない?

次は、この作品

作者は、いつもうまい作品を創るので楽しみにしてるが作品もユニークだ。

右玉には、コレというタイトルがついている。作意を詰ますと果たしてもうちょっとコンパクトな形にならないかとみていたが

実際検討してみるとこれがなかなかうまい配置だ。というのは、77桂と95歩はなんじゃいと思ったら83王の変化で役立ってる。

77桂の配置がうまいのは、初手から63銀成。同王、75桂からの筋が強烈でこれを(77桂)を配置しておくと

邪魔になってうまく上部に玉が逃げこせるという仕掛けになってる。実際 77桂を取ってる見ると63銀成りから簡単に余詰む。

大きく広がってると思った配置もこういう計算があるのである。

次に感心したのは、これ

 

これは、言うことなし。うまい! ちょっといじろうかと思ったが悪くなる一方なので

このまま鑑賞。これは、スマパラ賞一桁に入ってもらいたいなあ。

そして昨日の作品

並べ返すたびにうまくできてると感心

解説が詳しいのであえて必要ないがポイントは、73馬、64桂、同馬、44王、53馬、55王(途中図)

このとき 歩があれば56歩から詰む。この歩をどこに求めるか、それが42の歩なのである。

ものすごく面白い構想だ。見事というしかない。

なお王方15の歩なんてなんか関係あるのかと思ったら初手から65馬として後から16に角が飛び出す簡単な詰み筋を防いでいる。

 

その他の作品の個人的な感想

No.12431 ・・・作者にしては、易しめの作品だ。収束は、いつも決める。

No.12435・・・既視感というコメントもあるが好きな作品。これを触ろうと思ったが出来過ぎていてパス。

No.12436・・・この習作は、秀作だ。長編づくりのヒントにもいい感じ

No.12437・・・打ってその後捨てる感触は、いい感じ

No.12440・・・序盤の持ち駒変換は、面白い。収束は、いろいろできそう。

No.12441・・・本当に三輪さんの作品?というコメント(どんなイメージなのかな?)があったが筋の非常にいい小品。

No.12444・・・上部脱出阻止は、限定されるがきれいにまとまってる。

 

 

 


スマホ詰パラ ブックマーク その131

2019-01-26 21:48:30 | 将棋

今日は、全国的に寒いようだが比較的温暖な紀南地方でも雪が舞っていた。

 

今週は、スポーツの1週間だった。

大半出張だったが毎晩アジアカップで楽しめた(少し寝不足気味になったが)。日本もベスト4に残っている。月曜日のイラン戦は、とても楽しみだ。

そして先ほど大坂なおみが全豪オープン優勝し世界ランク1位になった。素晴らしいの一言。

 

スマホ詰パラも先週からすごい作品もいくつかでて、すごいと溜息をついている。

No.12405・・・この作品は、うなる。とてもエレガンスでおしゃれな作品。こういう作品は大好きだ。もっともこの作者は、只者ではないのは作品をみればわかる。

No.12406・・・難解で何回も並べて楽しめた。ポイントの解説がうれしい。

No.12411 ・・・7色でこれだけの作品ができるのか。いつもながら感心させられる。

No.12416・・・煙詰創作のコツを公開してほしいものだ。それにしてもなんという小学生だ。

No.12421・・・普段のあたまかなさんらしくなく素直な手筋作。

No.12426・・・さすが清涼詰めが代名詞のmunetokiさん、たくさん並べたのでコツがあわかってきた。

 

それでは、いくつかご紹介

まずは、今日のフェスから

この作品は、73歩、62王、72歩成とまず不要駒の除去(香車を入手のため)

そしてそのあと74香でなく73香と近打ち(あとで74桂を残すため)の良さがある、あとは収束をスマートに決めればいい作品になると思う。

この作品からヒントで少し創作してみた(改作ではなく別作品だが)。

ところが上の図 95歩、82歩、61金が無くても成立してると通行人さんからコメント有。(汗!)

フェスからの流れで創ったのですが、推敲できてませんでした。

なおそこから通行人さんの改作が洒落ているので同時に掲載します。

 

そして今日のフェスのラスボスがこれ こういう追いまわしは、1手間違うとアウトなのでフェスに出ると苦労する作品。

25桂は、なんだろうなと思ったらあとから打つ香の非限定を消す意味のようだ。

この作品前半の追いまわしをやめて後半のこれだけの方がスマートじゃないのかな?

(エッセンス21手)

本編のほうに目をやると今日のこの作品だが

単純に6手延長してこうしても悪くない気がする。

 そのあとコメント欄をみたらスマートな6手延長案もあったので合わせて掲載します。

 

 

 


スマホ詰パラ ブックマーク その130

2019-01-22 15:48:33 | 将棋

今日から海南市に週末まで出張だ。

宿泊先のTVにBSがあるので、夜はアジアカップを楽しめる。一応詰将棋の本も将棋極妙を持ってきたので、古典でも並べて鑑賞予定。

スマホ詰パラのほうにいきます。

いずれスマホ詰パラ賞2018年上半期等が発表されるだろうから1作くらい入りたいと思うがそれがなかなか難しいのである。

まず先週の土曜フェスから

作者は、Charieさん この方は、本編でもよく見る作者

フェスというより普通に手筋作だ。フェスに出されるとかえって俗手を考えすぎてしまうが15銀を消して15桂を打つのが筋。(当ブログでも昔書いた気がするが思い出すのも大変なので省略)

そしてラスボスがあたまかなさんだ。

あたまなかさんの従来の作風とは、少し違うが軽快な不成を含む手筋作。11金、同銀、13金以下豊富な金でおびき出す。頭の中でさらっと解けるはず。

日曜のフェスで目に付いたのは、ラスボスの驫飛龍さんのこの作品

こういうの得意ですね。飛車を引いて空き王手だがどこに引くかの問題。96王と逃げる手に飛車を9筋に回る手を残しておかないとなると68か69だが68だと77王と逃げられてこれが詰みそうで詰まない。それで69となるわけだ。5手詰みだ。こういうのは、本誌の保育園にいいね。

本編にいきます。

まずこの作品

左右分離方でなかなか面白い。

コメントにあった改案は、次だが

これに関しては、収束が全く違うし善悪は、不明。むしろ元図の方が好みだ。

元図の収束を見たとき そういえば似たような収束を使った作品を創ったことがあるのを思い出した。

どうやって詰ますのかすっかり忘れていた(笑)

 

次の作品は、これユニークな作者名ですね。

コメントにもあったしすぐに思いつく2手延長は、

ただし初手は、14飛でなく11飛ですよ。きれいにまとまっているし途中の41銀が絶妙ですね。

 

次に次の作品も好作だ。

31飛は、香車だと11手目に22銀不成と突っ込む手が生じるわけだ。

42角は、42馬でもいいと思うが好みか?

まさにじゃま駒消去の好作でした。

最後に昨日のトリの作品

作者は、これまでも高度な作品を投稿してきているが今回は、特に難解。

序盤のやり取りは、作者解説を参考にしてください。じっくり検討しないと理解できない。

収束は、軽妙なのでこれを使って小品を創りました。

これくらいなら週刊誌レベルでしょう。

 

 

 

 


スマホ詰パラ ブックマーク その129

2019-01-18 23:29:35 | 将棋

今週は、ずっと出張だったが今日 高野山から自宅に帰ってきたが高野山は、雪だった。

さすがに観光客もいつもよりは、少なかった。それでも山頂のテレビ中継所で仕事をしていたが近くをウオーキングする

外国人に出会ったのは、ちょっとびっくりだな。こういう天気でこんなところでという感じ。

 

将棋大会は、ずっと出てないがどっかできっかけにしてまた出場しよう。和歌山棋界をみるとシニア名人戦で武田さんが代表になっていた。

シニア名人戦全国制覇、2連覇中(シニア名人戦は、代表になると翌年は出れない)だが3連覇を是非達成してほしいものだ。

 

スマホ詰パラにいきます。忙しい中でも一応毎日新題5題は、解いている。フェスも一応タイムチェレンジは、しないが問題には、目を通している。

日曜日のフェスだが2問結構 難問があったにもかかわらず時間クリアしている人がいるのには、さすがだと思った。

その2問がこれら

まず Buffett1640さんの

これだが冷静に見るとこの形というかこの筋は、どこかで見たが何に載っていたが思い出せない。

冷静に考えると42桂成~62飛の妙手順にたどり着くのだがなにせフェス、筋は、52金だが足らない。

もう一問ラスボスがこれ 濱田拓真さんが作者 事前にツイッターでラスボスで31手詰みの自作がでるとつぶやいていたのを知っていたが

これは、大変。

長手数の追いかけが続くが1手間違うとスタートに戻りだからこんな良く短時間で解く人がいるなと感心。

 

本編にいくとまず

これは、基本的な筋だからすいすいほどけるように詰む。

コメントにあった延命策は、こんな感じで載ってた。

このような筋から少し創ってみた。(出張先でメモしたものだが)

収束をもう少し工夫したほうがいいのかもしれないがさいごに17のと金を活用できたのは、収穫。

次は、この作品だが

これは、初登場にしては、うますぎる。きっと創作歴のある人だろう。

最初に打つ16金が最後まで聞いてくるしすべての攻めごまが置いてきぼりにならずに次々躍動する。こういう味がいい作品を創れるのは、わかってらっしゃるひとだろう。

途中図でうっかり32竜と取ってしまいそうだが24桂と跳ねて収束するのもうまい。

次は、今日(1月18日)の作品から2題

まずは、常連の世阿弥さん

この人の作品集(スマホ詰パラ初期に出されていた)は、持っているので作風は、わかるのでじっくり解かせてもらった。

多分 22歩成を入れて34飛だなと思うと。当たり。

ただ真の狙いは、その後出てくる角の不成だ。最後角も処理できれば言う事なしだがそれは、贅沢か?

この図から駄作を創ってみた。収束をもっとまとめればましになるのだが。

最後にラスボスのシナトラさん作(最近シナトラさん作 よく紹介しる気がするがどうも目がいってしまうのである)

この作品 是非本人の解説を読んで納得してほしい。こういう趣向作はどうやったら創れるのだろうか?才能だろうな。

上の図からさらっとした小品を創りました。

これは、さらっと解けると思います。合いゴマは、桂馬です。

*追加

上図に反応して通行人さんが別案を送ってくれましたので、掲載します。改案というより別案ですね。

難易度は、アップしています。

 

 

 


スマホ詰パラ ブックマーク その128

2019-01-13 16:29:33 | 将棋

今日の日曜は、比較的暖かい小春日和といえようか。

来週半ばからの高野山近くの出張は、こういう天気を望みたいものだ。

今日 スマホ詰パラのフェスを取材してここに追加するはずだったがなかなか旗が減らないので残念。

ラスボスとNO.2あたりに皆さん苦労か?

 

先週のフェスもなかなか旗が減らなかったが原因は、この長手数作だろう。

冷静に考えると収束部分を慎重にすれば大丈夫なのだが一回お手つきするとこの長い手数を戻ると時間的にはきつい。

その他目についたものを拾うとこれあたりか

これは、収束部分を図にすると下図(基本形)だが

できれば駒取りでなく、こういう形に持っていった方が良かったと思う。

あまりよい例でないかもしれないが創ってみると

そういえば自作のNo.12170もこの収束だ。

 

本編に行くと

No.12341・・・31手目の変同がなければかなりの傑作。この変同簡単に消せそうでやってみるとなかなか難しい。

No.12354・・・さすがkisy一族軽快だ。

No.12355・・・これは、すごいとしか言いようがない。評価4越えも当然だ。

 

いくつか紹介

まず自分好みで5手詰めながら相当いいと思ったのが、この作品。

1枚駒を増やせばもう2手延びる

善悪は、不明。

 

次にnono_Yさんのこの作品は、解説を読めばわかるが一粒で2度楽しめる作品

初手11飛、同王、44角は、筋だがここでの合駒は、即答しにくいがスマホ詰パラは、歩合いを示してくれるので、これで一回楽しめるが

桂合いの場合(下図)

歩合いのように33角成、同香、22香成、同王、24飛とやると詰まない。

この変化の対比がポイントというように2度楽しめるのである。

これくらい丁寧に解説してくれると助かる。

これを見ていた時駄作が浮かんだ。

 

自分の場合 スマホ詰パラの解説は、直接打ち込んでそのうちキイボードで見えなくなりスクロール限界(この現象は、今でもそうだが)でやめる。

別途コピー&ペーストで丁寧な解説を加えなければならないのだろうけど。手の解説はそこそこにその周辺の感想を重視してるので。

 


実戦詰め将棋辞典 本間博著

2019-01-10 17:54:06 | 将棋

今日は、戎さんの日だがバタバタして更新に行くのは、明日の残り福になりそうだ。

今回は、趣を変えて棋書を取り上げます。

級位者向けの本です。

以前書店でパラっと見て内容的に初級用だと判断して買いませんでしたが、amazon評価がえらくいいので見直しました。

もちろん簡単な詰め辞典ですが、駒余りありという実戦的な筋は、詰将棋とちょっと違ったところも垣間見え

それと次の問題が即答できなかったこともあり購入しました。ルモさんは、一目だったようですが。

ツイッターで載せたもので、本文では、端歩がついてあり駒余りの長手数になるのですが

なんか実戦では、52馬といって71王に53角、82王、61馬と寄せていきそうになる。

というわけでこの本を詰将棋改作練習にしようと購入。

そして上図もツイッターにいいねが多く、リツイートもあったため記事にしようかと。

 

ブログを書いている最中に風太郎さんからツイッター書き込みがあり上図の改作図が示されていたので載せます。

そんな感じでこの本で詰将棋改作を数題。

さらっといくつくかできましたので(ほんのちょっと変えただけのものもあるが)チェレンジしてみてください。

ここでは、一応詰将棋ルールに改変しています。

まずは、手ほどきでこれ (これは、攻め方25歩を35歩に変えただけほぼ同じ)

手数が短いので即答してもらいたいのだけど

原図(書籍)は、王方攻め方35歩の代わりに25歩なので41歩成からの筋を22王でかわして詰まなくしています。(これの方がいいかも)

この図は、41歩成を同銀で詰まなくしているだけです。

*追記***

 最初間違った図だったので35歩をうっかり忘れ手数も9手という不手際

それに対して通行人さんからのコメント図がこれ

これは、よくある手筋で最初に浮かぶくらいの好手筋。

実は、これこの本のあとの57問にでてくる。

****

 

次は、一本道なので易しいと思う。

続いて、これもやさしいでしょう。

これは、もともと駒が余らない作だったので

ほとんど手を加えていないが、詰将棋の手筋が垣間見える。

最後は、これ

全部即答できてれば詰将棋の筋がいいと思います。

みんな手筋っぽい癖のない詰将棋ができます。

本間さんは、以前も3手5手の詰将棋集を出していたと思うが手筋を磨くにには、もってこい。

評価が高いのがなんとなくわかる気が。もちろん級位者には、うってつけかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 


スマホ詰パラ ブックマーク その127

2019-01-05 19:48:19 | 将棋

今週いっぱいで、正月休みも終える予定だがじっくり詰将棋を解いたり創ったりする時間は、ほとんどなかった。

孫の世話で朝から晩まで終始といった感じなのである。

明日も支部名人戦とシニア名人戦があるが車で子供たちを大阪に送って行くので参加できない。

もっともずっと実戦を指していないので今更準備なしででても結果はわかってるが。

 

今年は、年賀状で数名に詰将棋の年賀状を送ったが、詰将棋の年賀状は、今回は来なかった。

替わりに知人から谷口均さんからの年賀詰が難し過ぎて何とかしてというのが来た。(その方は、ソフトを持っていないので)

それでは、とみると何手詰めかもわからず見た瞬間にソフトを使おうと即断したが解答をみると見事なので

無理してでも自力で解くべきだった。その詰将棋が下図(谷口さんが今後出題されるという可能性もあるのでこっそり考えてください)

問題があるようでしたら削除します。

 

スマホ詰パラにいきます。

三輪さんの飛車エレベーターでましたね。(No.12310)

 

4手ほぼ考えずに延長しました。きっといっぱいいい応用があるはず。

今日のフェスにいきます。

印象に残ったのが2つ

まず これ

これは、ほぼ 渡辺大夢5段VS佐藤天彦名人のこの実戦からだろう。

いっそ実戦のちょっと前ならここくらいから始める手もあった?

 

次にフェス トリのあたまかなさん作

これは、初手一発だが。それを見つければすぐに解ける。7手詰

普通は、実戦なら65桂あたりで62王となるがこれが詰まない。

53銀なら71王だ。44角なら53歩で詰まない。

まあフェスむけといえばフェス向けなのだが。

 

次に本編で印象に残ったのが

これは、いい作品 打った銀を後で捨てて回収する味は、抜群。

コメントに駒減案があったので掲載。

それで 好作をみると改悪の悪い癖。逆算してみました。アレンジ11手(改悪)

*:上図に対して、通行人さんが21の銀を持ち駒にする案を送ってくれましたので、掲載します。

上図含めて42の歩が詰め上がりに関係していないのは、確かにマイナスですね。

---追記---

これに対して三輪さんから素晴らしい改案が

確かに12竜の強力な紛れを見せながら12銀を実現する。作品

参考になります。

---

 

 

次に昨日 トリ i@hiroさんの作品。

この作者 どの作品も高水準だ。有名な作家さんであるのは間違いないが、誰かは私は知らない。

解説も十分なので今更いう事もないが、取り上げてみたい。

解説によると持ち駒にあと歩1枚あればたたいてすぐに詰むので歩を探しにいく詰将棋だが王方の応手が絶妙だ。

初手は、65の歩を狙いにいく63竜。

これに対して43歩とか33歩とかは、同竜で、歩が入るのですぐに詰む。頭の丸い駒しかないが桂馬は売り切れているので、

23馬の応手となる。23歩と受けるのは、王方の香車の利きを遮断するので早く詰む。

その後 歩をたたいて65竜と歩を取ってすぐに詰むと思ったら大間違い。

ここで45馬の移動捨て合いがさく裂する。スマホ詰パラなら自動応答だが、そうでなかったら気づくのに時間がかかるだろう。

その後の収束もピタリだ。お見事です。

 

 

 

 

 

 

 


スマホ詰パラ ブックマーク その126

2019-01-03 16:50:33 | 将棋

あけましておめでとうございます。

正月だと思ったらもう3日だ。

箱根駅伝もTVでゆっくり堪能できた。今回は、青学以外を応援していた。まあ駅伝のルートの地元にいるなら

絶対に外に出て応援しているんだが。

将棋世界2月号を昨年末に買ったが、いつもながら若島さんの懸賞詰将棋は、難しい。

いままでほとんど挑戦していなかったが、前にシニア名人の武田さんがこの詰将棋は毎回挑戦しているとのこと

2~3日くらいかかることもあるというが強い人は、心掛けが違うと感心した次第。

この2月号 付録がいいので、お買い得だ。付録だけほしければkindleで付録だけ買えるが。

プロ棋士の詰将棋という40問が載ってるが、選択は、立候補したんだろうか依頼なのかわからないが

詰将棋創作を得意とする棋士にとっては、腕の見せ所。個人的には、表紙の斎藤7段の後

勝浦さんの新作を真っ先に解いた。期待にたがわぬ好作。これだけでも満足だった。

中田章道さんも好きな作家なので好作だったが既発表作だった。

この勝浦作 是非チャレンジしてみてください。寸分のゆるみなく手筋が決まります。

こういう作品を模範に創作を心がけたいと思ってます。

 

それでは、スマホ詰パラにいきます。

年末年始もやすまず出題されているのに感心感謝です。

まずは、元旦のこの作品から

個人的に好みの作品だ。

27歩に変化を短くまとめる工夫がみられる。これをだらだらさせると

こういうひどいのが出来上がるのでマネしないように。

 

次に元旦のトリのこの作品

さばきが見事 金四枚の趣向も面白い。手筋満載で、無双1番をちょっと連想した。

そこでなぜ中央に配置するか考えてみるとこれは、一段ずらすと劣化版の7手詰めになる。

右にずらしてもそのまま行けそうだが、そこは、作者の好みか。

次に昨日の作品

作者は、常連作家なのでいつも質の高い問題を投稿してくれる。

解いてみてやはり光るのが途中図からの次の手 58香だ。

作意は、58香、79銀、同飛、同馬、28銀、18王、27竜以下詰み。

そこで58香車以外でも香車を前へ進めて詰みそうにも見えるが詰まない。

例えば57香は、そこで18王逃げるのである。(58香の場合だと29竜、17王、97飛の手順で詰むが)

また56香と浮くのは、79銀、同飛、同馬、28銀に29王と逃げて以下29王、37銀、38王、28竜、47王と逃げられて詰まない

こういう解説がなかったので一瞬非限定の58香と思ったが隠された変化を考えて納得。

No.12304 kisy作 こういう作品を見ると今更ながら才能がすばらしいなあと感心。

No.12306 パスファインダー作 さすがにゆるみのない好作品で参考にしたい作品。

 

 

今晩のスマホ詰パラのラインナップは、三輪さん、堀切さんが登場だがどんな作品を見せてくれるだろうか?

*:三輪さんのは、(No.12310) あれでしたか。飛車のエレベーター(半七とは違うよ)

これは、結構名作と思ってるんですよ。できる限り多くの人に知ってもらいたい作品です。閃くのがすごい!