将棋ネタです。
出張から帰るとamazonから石田流の基本が届いていました。戸部本は、はずれがないので(著者が一生懸命執筆していると思われるので)買うことにしています。
その最新本のなかで少し引っかかった部分があったので提示します。
27ページのワンポイントレッスンA図(下図)です。
解説では、▲7九飛△同飛成▲同金△8七角と何事もなく解説されていますが、▲7九飛の合わせに△8七角(下図)は、ないものかとまず考えますよね。
調べてみるとこれが結構やっかいに思います。好手があって先手がよくなる手が発見できてないだけかもしれませんが。
この△8七角に▲6九飛は、△7八角成でこれはまずそうな感じです。
それでいったん▲7七銀と引くのが第一感です以下△7八角成▲同飛(次図)とすすみ
ここで後手は、△8九飛成と△8七金あたりが有力です。
まず△8九飛成のほうですが▲8八飛△同飛成▲同銀△8二飛あたりが考えられます。(次図)
これの応手も難しく 平凡に▲8七歩と打つのがいいのか振り飛車らしく▲7七角や▲6六角がいいのか迷うところでもあり正直難解です。
それでもうひとつの変化ですが、△8七金は、▲4八飛△8九飛成▲6六銀と進むと思われます。(次図)
ここで△9九竜と香車を補充したい気もあるところですが△6五歩と突っ張る手がなかなかで後手がやれそうに思います。
△6五同銀△5五銀は、△7七金と寄っていきます。同時に竜が自陣に通って8筋のケアと次に△6七金と平凡に寄っていく手があります。
そこで先手も△6五歩に対して強く▲8三角で応じると一気に決戦になります。
以下△6六歩▲6一角成△6七歩成▲3四馬△7七金(次図)
この変化は、実戦的に後手がやれそうな感じです。
というわけで▲7九飛と合わせる手は、△8七角があって指しにくいのではないかと思うのですがいかがでしょうか?