バビル3世ブログ(将棋、書籍他) 

最近では、将棋ネタが多く特に詰将棋ネタが多いですね。
まあいろいろ書きたいんですけどね。

bonkras ついに3300を越える

2011-11-30 19:43:13 | 将棋

コンピュータソフトのbonkrasがついに前人未踏の3300を越えました。 もう誰も止める人がいないという感じです。 

その3300を越えたbonkrasのものすごく力強く すばやい寄せをご紹介します。

先手▲bonkras(3305) 後手△oさん(2951)

一手損角換わりの戦形です。後手の△3七角に対して▲2四飛と飛び出し △2三歩と受けたところです。

普通は、飛車を▲2九飛と引いて△4五銀または、△6四角成あたりの展開かと思いましたが、bonkrasは、違いました。

以下▲5三桂不成△8一飛▲4一桂成△同飛▲4四馬△2四歩▲2三歩(次図)

▲5三桂不成がすごい手。香車をとらずに▲2三歩が抜け目ない手。

たった7手進めただけで寄せ形が見えてきました。

以下△3三銀▲5四馬△4九飛成▲4四歩△4二歩▲5二銀△1三桂▲4三金△同歩▲同歩成((次図) まで先手▲bonkrasの勝ち

 

3000ちかいレーティングの人がこんなに簡単に腰を割るとは、bonkras ますますパワーアップしている感じがします。


めざましTV 和歌山ぐるめを放送していたが ??

2011-11-30 18:23:26 | エッセイ,その他(ジャンルなし)

今日は、朝TVをつけているとめざましTVで和歌山ぐるめを放送していた。でもその内容をみて、あきらかに誇張されてつくられものだなと思いました。

3位のほねく  えっ?何? 和歌山県人だけどそんなの知らないよ。和歌山県隅々まで仕事で走り回っているけど初めて聞いた。 アンケートでは、4人に3人は知っているとなっていたが、これは、和歌山市付近に限った事ではないかな? 県中央部や紀南地方の人は、多分しらないと思う。

2位の早寿司 これは個人的に知っていたが、知らない人も多数いるはず。ラーメン店の7割近くの店に早寿司が置いているというアンケートも地域限定ですね。置いているほうがむしろ希少なくらいだなあ。 ちなみに家の嫁さんは、早寿司を知らなかった。

1位のグリーンソフト 個人的に知っていたが、全国的にあるものと思っていた。多分県中央部や紀南地方では、あまり見かけない。 嫁さんは、グリーソフトは知らなかった。

この放送見ていて 和歌山県の人は、この3つをほとんど知っていると思ったら 大間違いです。なんでこんな作られた放送ながすのでしょうかね。 和歌山市とか有田市に限った地域限定と思いますよ。

多分 他の県でも同じような放送があるときは、相当差し引いて見る必要がありますね。


bonkrasの強さ2 ゴキゲン中飛車超急戦編

2011-11-28 21:00:47 | 将棋

今日も将棋ネタになります。 

ネット将棋(将棋倶楽部24)で快進撃のbonkrasは、今日は、最高3299までいき あと1点で未踏の3300だったのですが、そこで負けてお預けになりました。しかし時間の問題でしょう。

その強さの秘密をゴキゲン中飛車の超急戦の実戦譜をみながら検証していきましょう。この超急戦いろんな新手が出ましたが、いまは居飛車側の新手が待ち望まれる現状らしい。

そんなことはお構いなしにbonkrasは、大暴れです。

では、1局目 普通の超急戦です。

先手▲bonkras  後手△iさん(レーティング2966)です。

このあとも最新の定跡どおり進み次図を迎えます。

こう見てきますとbonkrasには、相当新しい定跡も搭載されている感じがします。

このあと▲9一銀成△5三香▲4三桂成△5一飛▲1二竜△2二歩・・・・と展開して次図を迎えます。

この歩頭に打つ▲2三飛がbonkrasらしい手 その意味はそのあとすぐに現れます。

以下△4五角成▲8一成銀△同銀▲6五香打△5一桂▲6三香不成△同桂▲5四桂(次図)

2三に打った飛車が非常に利いてきています。以下短手数で寄せきりました。

参考棋譜

開始日時:2011/11/24(木) 01:40:00
先手:bonkras
後手:iさん(レーティング 2966)
棋戦:
戦型:
手合割:平手

▲2六歩  △3四歩  ▲7六歩  △5四歩  ▲2五歩  △5二飛  
▲5八金右 △5五歩  ▲2四歩  △同 歩  ▲同 飛  △5六歩  
▲同 歩  △8八角成 ▲同 銀  △3三角  ▲2一飛成 △8八角成 
▲5五桂  △6二玉  ▲1一竜  △9九馬  ▲3三角  △4四銀  
▲同角成  △同 歩  ▲6六香  △7二銀  ▲8二銀  △2七角  
▲9一銀成 △5三香  ▲4三桂成 △5一飛  ▲1二竜  △2二歩  
▲5三成桂 △同 飛  ▲5五香  △同 飛  ▲同 歩  △5六香  
▲5七香  △同香成  ▲同 金  △8九馬  ▲2三飛  △4五角成 
▲8一成銀 △同 銀  ▲6五香打 △5一桂  ▲6三香不成△同 桂  
▲5四桂  △7一玉  ▲6三飛成 △7二銀打 ▲5三竜  △5二金右 
▲6二香成 △8二玉  ▲5二成香 △6五桂  ▲6二成香 △5七桂成 
▲7二成香 △同 銀  ▲7一銀  △同 玉  ▲6二竜  △8一玉  
▲9二金  
 まで、73手で先手勝ち

 

もう一局ご紹介します。

先手▲bonkras 後手△Jさん(レーティング2913)

えっこれは、先手が▲4八銀型ではないですか? おまけに9筋も突きあっているいずれも後手に有利な条件です。これで先手やれるの? といいたいところです。

先手の4八銀型は、まあおいといて 手順は定跡どおり進んで次図を迎えます。

ここで▲4四角とうつのがGPS新手(コンピュータソフトGPSが発見した手) ですが、bonkrasは、工夫を見せます。

▲6三桂成△同銀▲4四角(次図)

さきに桂馬を成捨てるのがbonkrasの工夫 馬を抜く手があるので受けに困ります。かといって取ると▲6三竜で詰んでしまうし、、

以下△5一王▲7一角成△同金▲6三香成△6一香▲5二成香△同王▲2一飛(次図)と攻めて、以下一気に寄せきりました。

なんともすごい手順です。この戦形は、駒の損得と効率、手番とか非常に計算しにくいはずですが見事に勝ちきってしまうあたり只者ではありません。新たな新手を発見してくれるかもしれません。

参考棋譜

開始日時:2011/11/22(火) 23:48:00
先手:bonkras
後手:Jさん(レーティング2913)
棋戦:
戦型:
手合割:平手

▲7六歩  △3四歩  ▲2六歩  △9四歩  ▲9六歩  △5四歩  
▲2五歩  △5二飛  ▲4八銀  △5五歩  ▲2四歩  △同 歩  
▲同 飛  △5六歩  ▲同 歩  △8八角成 ▲同 銀  △3三角  
▲2一飛成 △8八角成 ▲5五桂  △6二玉  ▲1一竜  △9九馬  
▲6六香  △5四銀  ▲1三竜  △4二銀  ▲6三桂成 △同 銀  
▲4四角  △5一玉  ▲7一角成 △同 金  ▲6三香成 △6一香  
▲5二成香 △同 玉  ▲2一飛  △3一香  ▲7八銀  △3五角  
▲1二竜  △6六歩  ▲同 歩  △同 香  ▲6八歩  △5七桂  
▲同 銀  △同角成  ▲3三銀  △6七歩  ▲4二銀成 △同 金  
▲6七歩  △3九銀  ▲4八銀  
 まで、57手で先手勝ち

 

以上 bonkrasの強さの紹介でした。

 

 

 

 

 

 


bonkrasの強さ 相横歩取り編

2011-11-27 18:51:09 | 将棋

今日は、久々の休日ですが、やることはいろいろあってあっという間に終わってしまいますね。明日から 日帰り出張が続きますが 両肩の調子がよくないのでちょっと心配なところです。

それでは、将棋ネタにもどります。

ここのところ 将棋倶楽部24では、ずーとbonkras(コンピュータソフト)が四六時中対局しています。3200台をキープしているのがすごいところです。 2900台の人に負けるといっきに30点近く減点するのにキープは神業です。

ただ3300点手前になると人間のほうも必死になって負かしてなかなか3300点にはとどいていません。対局数が多すぎて、全てに目を通していませんが、少しずつ 強さを紹介していきたいと思います。

今日は、相横歩取りの将棋を紹介します。

先手▲bonkras  後手△dさん(レーティング2759)です。

このクラスになって、相横歩取りを誘う後手のdさんは、相当この戦形に自信があるはずです。bonkrasは、いかに戦うのでしょうか見てみましょう。

この△5五角までは、定跡です。 

ここで先手は、▲7二銀、▲6三馬、、▲2二歩とかが考えられます。本線は、▲7二銀かもしれませんがどの変化も難解です。

実戦は、▲6三馬△5二銀▲7四馬△7三歩▲5二馬△同王▲8一飛(次図) と展開しました。

最後の▲8一飛では、▲8二飛と打つのが普通ですが△6二飛▲8一飛成△4五角という展開が考えられ難解です。

ここでdさんは、△3七角成▲4八銀△6四馬と受けにまわり 以下▲5六桂△5四馬▲9一飛成△5一金▲6四銀△4二銀▲5五香△同馬▲同銀△4一王▲6三角(次図)となって早くも先手(bonkras)がリードを奪いました。

王手に対して△5二桂とか受けても▲6四桂が格好なので△3一王でしたが▲3三歩とたたかれbonkrasの猛攻が続きました。実戦はこのあと後手にも△6八歩から△7六桂の好打がでて熱戦となりましたがbonkrasが押し切りました。

こうしてみるといろいろな定跡を考えさせてみると 新しい手を発見してくれるかもしれませんねえ

 


藤井9段 順位戦 2勝目

2011-11-26 17:20:14 | 将棋

昨晩 将棋順位戦B級1組の戦いがあり 私の応援する藤井9段が2勝目を上げました。まだ降格圏内ですが6連敗からの2連勝で、ほんの少し 明かりが見えてきました。

昨日の対井上慶太段戦を振り返ります。

先手▲藤井9段、後手△井上9段です。

藤井9段の十八番 角換わり振り飛車です。

いま 井上9段が△3三角と打ったところです。普通は、▲7七角と合わせますが変わった指し方を披露してくれます。

▲9八飛△8五歩▲7八銀△8六歩▲同歩△同飛(次図)

あまり例をみない指し方です。研究手でしょうか。 

以下▲7七角△8二飛▲6六歩△6二銀▲8八飛△同飛成▲同角△8二飛▲8七歩△6四歩(次図)

飛車を手持ちに成功した藤井9段ですが、井上9段の△6四歩に対してまた悩む番です。次の△6五歩がきびしい手です。どう受けるのでしょうか?

以下▲7九金△6五歩▲同歩△8八角成▲同金△7九角▲6六角△6七歩(次図)

こんどは、△6七歩に対してどう受けるのでしょうか?

藤井9段は、うまい反撃を用意していました。

以下▲6七同銀△8八角成▲同角△8七飛成▲2二角成△同王▲9六角(次図)

見事な切り返しでした、以下△9六同竜▲同歩となって先手がよくなったと思います。

このあと井上9段の追い込みもありましたが、今回は、有利をそのまま保持してゴールしました。投了図は下図です。

おめでとうございます。こちらもほっとしました。次局の松尾8段戦は、お互い非常に重要な一戦になると思います。御健闘を期待しています。

開始日時:2011/11/25(金) 10:00:00
先手:藤井 猛
後手:井上慶太
棋戦:
戦型:
手合割:平手

▲7六歩  △3四歩  ▲6八飛  △8四歩  ▲4八玉  △4二玉  
▲2二角成 △同 銀  ▲3八玉  △3二玉  ▲8八飛  △3三角  
▲9八飛  △8五歩  ▲7八銀  △8六歩  ▲同 歩  △同 飛  
▲7七角  △8二飛  ▲6六歩  △6二銀  ▲8八飛  △同飛成  
▲同 角  △8二飛  ▲8七歩  △6四歩  ▲7九金  △6五歩  
▲同 歩  △8八角成 ▲同 金  △7九角  ▲6六角  △6七歩  
▲同 銀  △8八角成 ▲同 角  △8七飛成 ▲2二角成 △同 玉  
▲9六角  △同 竜  ▲同 歩  △3三角  ▲9七香  △6六歩  
▲5六銀  △7八角  ▲5八金  △5四歩  ▲8四飛  △5五歩  
▲8一飛成 △5六歩  ▲6一竜  △5一金打 ▲9一竜  △6七歩成 
▲5九金  △5七歩成 ▲5二歩  △5八と右 ▲5一歩成 △同 銀  
▲5三桂  △3二金  ▲4一銀  △3一銀  ▲3二銀成 △同 銀  
▲3一金  △同 玉  ▲5二飛  △2二玉  ▲5一竜  △同 角  
▲同飛成  △4七と  ▲2八玉  △3八金  ▲1八玉  △3七と  
▲5五角  △4四銀  ▲3一銀  
 まで、87手で先手勝ち


きのくに子どもの村学園

2011-11-25 08:03:11 | エッセイ,その他(ジャンルなし)

今週 和歌山県の橋本市方面に出張に行ってましたが、すばらしいものを目にしました。

仕事で、谷奥深といういかにも山奥と言う地名のところに行きました。和歌山県は、隅々までいったと思ったのですが、こういうところがあったのですね。名前のとおりすごい山奥でした。

向こう側に見えるのは、奈良県です。

 

今回は、この谷奥深ではなくここに行くまでに きのくに子どもの村学園というところを通りました。ちょっと道を間違えて、学園のなかを通過したのですが そこでは、元気に勉強する子供たちの姿がありました。

田んぼの跡やさまざまな自然になかでのびのびと勉強している子供たちの姿がありました。私は、知りませんでしたがいっしょに仕事しているもうひとりの人が詳しく知っていて説明してくれました。

都会の人間関係や競争のストレスにあわない子供たちがここでのびのびと育っているようでした。直接写真はとりませんでしたが、少し集めてみました。

うちの二男は、こういうところへ行ったほうがよかったのかなあと思いました。

 

 

 


ワセダ将棋のつづき

2011-11-24 19:21:31 | 将棋

4日間の出張がおわりました。この間ネット環境がなかったので、のんびり本を読んでいました。 ただ今回は、出張期間中 体調がいまいちで 両肩があがらない。 しかたないので明日は病院にいくことにしました。

出張期間中によんでいた小説以外に この前の将棋フェスティバルでもらったワセダ将棋の本は面白い。 へー ずっと前の本なのに非常に実戦的ですね。現代将棋のなかでいくつかは結論がかわったものもありましたが、 概ね良質の素材でした。

最後に10問ほど卒業問題があり、そのなかで面白いものを一問紹介します。

以下の問題です。

先手番です。 後手が今△6八歩と垂らしてきたところです。端に2枚の香も不気味です。さて次の一手は? アナグマ党ならすぐにわかるらしいので挑戦してみてください。

 


ワセダ将棋

2011-11-21 07:34:40 | 将棋

今日から4日ほど 出張です。ネット環境がないところなので、たぶん更新はできません。昨日 和歌山将棋フェスティバルのリユースコーナーで古い将棋本や雑誌を無料で提供というのがありました。 

かなりあとから覗いてみると ワセダ将棋が残っていました。将棋の本は大概知っているのですが この本は、見るのは初めてです。遠慮なくいただきました。出張の際のおともにもってこいかと思います。 後からamazonの中古価格をみると4千円以上していました。 この本誰が提供したのでしょうね。

それにしてもいまbonkrasというコンピューターソフトが将棋倶楽部24で、奮戦しています。3000台の猛者もつぎつぎ倒していますが、3300の壁はまだ抜けていないようです。勝ってもちょっとしかあがらず負けるとどさっと引かれるので。 なにせ同じような3200台の猛者がいないからです。 

棋譜をちょっと保存して出張先で強さの秘密を見てみるつもりです。


第8回和歌山将棋フェスティバル

2011-11-20 19:20:57 | 将棋

今日は、休日だったので和歌山市で行われた将棋フェスティバルに行って来ました。

まあ予選の組み合わせがなかなかの鬼ブロックで、2連敗の敗退となりました。いずれも将棋自体模様は悪くありませんでしたがまあ実力です。

予選ブロックの4人が、ゆうゆうさんこと森さん そして実力者 中野さん それと若手の実力者の寺角くんです。

まず自分の将棋を振り返ります。

初戦の対森さんとの将棋です。序盤で、1歩得を果たしまずまずの展開でした。

先手▲バビル3世  後手△ゆうゆうさん(森さん)

局面は、先手が▲6六歩と指して相手の攻めを誘ったところです。ほうっておくと▲6五歩から▲6四歩がきびしいので飛車の横利きがとまった今が開戦の時期だと思いますのでこれを待っていました。

以下▲8四歩△4六歩▲同銀△3六歩▲8三歩成△同銀▲8四歩△7二銀▲3六歩△8五歩▲同飛△9三桂▲8八飛△8五歩▲6八角(次図)

▲8四歩が当然の反撃で、十字飛車を狙っています。

玉頭に拠点ができて、悪くない展開でした。

以下△4五銀▲3五銀△同角▲同角△4四銀▲6五角(次図)

最終手の▲6五角が緩手 当然▲4三歩から▲6五角でした。 ▲4三歩の時に△3五銀とかいろいろ心配して溜めて▲6五角と打ちましたがこのあと△5五銀と出られて混戦になってきました。 この辺で時間を残していなかったのは、敗因です。最後はきっちり詰まされての負け。

 

次に寺角くんとの一戦です。 最近は、いつもベスト4くらいの成績を残している実力者です。

先手▲バビル3世 後手△寺角くん

藤井9段得意の角交換振り飛車を採用しました。 隙ありと見て▲3五歩とついたところです。 △4三金右なら▲3四歩△同金▲8六歩の意味です。

そこで寺角くんは、なんと△2五角 以下▲4七角△同角成▲同銀△4三角▲3四歩△同角▲3五歩△4三角▲3四銀(次図)と展開

先手としてはますます好調。 序盤で7筋の歩を交換していたのが大きく。リードできていると思います。

以下▲3七桂△5五歩▲同銀△8六歩▲同歩△8七歩▲5八飛△8六飛▲7七角△8一飛▲4五歩と好調に攻めていましたが、やはりここでも時間を使いすぎていて勝負どころで間違えました。

混戦になって終盤戦が、下図です。

直感でこの局面は、勝っているように思いこう進めましたが、ここで▲4四歩と指しましたが△3一銀と受けられ秒読みも追われ届きませんでした。この局面で、▲4四金との意見もありましたがやはりそれでもなかなかたいへんでした。この局面自体 怪しくなってきました。どうもさえない一日でした。

 

そこで、このあとの寺角くん対森さんの一戦が面白かったので取り上げます。1勝1敗同士のリーグ抜けの一戦です。

先手▲森さん 後手△寺角くん。

大体この局面だったと思います。ここから後手の寺角君の攻めが強引に思えましたが、意外とうるさかったので検証してみました。

以下△7七角成▲同桂△4六歩▲同歩△3六歩(次図)

はたから見ていてえらく強引に攻めるなあと見ていました。 ここで先手は、▲4七金とあがりましたが▲3六同歩の方がよかった気もします。以下△6四角▲7六飛△4六飛▲同飛△同角に▲3七桂あたりで先手が指せていたように思います。感想戦では、▲3七角を検討しましたが、まだしも▲2八角か▲3七桂のほうがよくそれで先手がよかったのでは思います。

本譜を進めると▲4七金△3七歩成▲同銀△6四角▲7六飛△4五歩▲同歩△同銀▲4六歩△3六歩(次図)

ここでもまだ無理攻めに見えましたが以下▲4五歩△3七歩成▲同桂△3三桂(次図)

こう指されて、なかなか難しい局面であることがわかってきました。 

以下▲3四銀△4五桂▲同銀△4六歩▲同金△同角▲同飛△3五金▲4八飛△4六銀(次図)

結構無理攻めのように思いましたがこうなってみるとたいへんになっています。このあとは、▲4三歩△同金▲3六歩に△4七歩が入りはっきり後手がよくなりました。一連の攻め手順ですが、寺角くんに感想を聞きましたが、やれると自信を持っていたようでした。 へー という感じでしたが、大局観の違いですね。

というわけで最初に▲3六歩と取ったほうがよかったように思います。

今日は、早く負けたので、最後まで見届けずに帰ってきましたので誰が優勝かわかりません。 懐かしいところでは、鎌田君 そして全国強豪の木村くんが来ていました。鎌田VS木村戦は、木村くんの勝ち。  あと残っているところでは、構井さんが天敵の新田さんに勝ち 残っていました。 中野VS寺角くんも対戦中でした。 というわけで誰が優勝したのかしりません。


四百人一局集

2011-11-19 21:25:48 | 将棋

amazonでは、取り扱っていない将棋(詰将棋)の本をたまたまヤフー知恵袋で見つけて申し込みました。

その本が昨日到着しました。四百人一局集という詰将棋作品集です。

詰将棋作家というのは、結構 謎の人が多く 各作品のあとに作者のプロフィールとか写真がのっているのが興味深いところです。

古今ほとんど網羅されているかといえば 駒場和男さんや谷口均さんとかは載っていませんでした。どうしてなんでしょうね。まあでもこの本は、大切にしたいと思います。いずれ価値の出る本と思います。

 

ここのところ 体調がいまいちで、肩があがらない。 仕方ないので医者にいくと鎮痛剤とシップ。 うんこれじゃなおらないなあと思い 友人の整体へいってきました。少し楽にはなりましたが 全快まではまだまだで 今日は、夜に鶴の湯温泉にいってきました。

来週からは出張が4日も続くので、なんとかもとに戻したいのですが。 それと 明日 将棋大会が和歌山であります。第8回将棋フェスティバルです。はがきをもらっているので、体調がある程度もどれば気晴らしにいって来るつもりです。