金園社詰将棋200題シリーズを1年間かけて12冊詰ましていますが、いま5冊目の木村詰将棋200題に取り掛かっているところです。
だんだん慣れてきたので、1年もかからないような感じになってきました。ちょっとペースを落としても良さそうです。
まだ木村(14世名人)の詰将棋を1問もご紹介していないのでご紹介します。
巻頭に作風は、たまに曲詰めも創るが実戦型が多いとありました。
まあ詰ませていく感じでは、ものすごく盲点を突かれたというのはないので素直といえば素直な詰将棋の感じがします。
まずは、実戦形から
シンプルなので、詰ます気になりますし初級者にもってこいの詰将棋。
この詰将棋ちょっとだけいじってみました。
同様に簡単ですので、いっしょにチャレンジしてください。
次に曲詰と思われる(といっても形になっていないが雰囲気だけ)詰将棋
こちらはちょっとだけ詰ましにくいと思われる。
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(三輪さんからの課題)
コメントにあるようにちょっとだけいじった図から1一香を外して、▲2五桂△同歩▲4ニ馬▲2四香以下馬を捨てて収束してください。
この課題 風太郎さんは、簡単にクリアしたようですが私にとっては、難しかった。
詰将棋20~30問くらい解く位時間がかかった。
そしてようやくできたのが次の図です。持ち歩が2枚だと簡単に詰むし1枚だと詰まないしということで盤上におきました。1四歩は省けるとの風太郎さんの意見を参考に省きました。
なおこのあと三輪さんからヒントをもらい上図をさらに改作した図が下図です。
途中で桂馬を手に入れるという作戦です。なるほどと思いました。
そのあと三輪さんの回答例です。
これはなんと27手詰。ちょっとだけ進めます。▲4四銀△同角▲4二馬△2二王▲3一馬△2三王▲3二銀△3三王▲2五桂・・・・以下27手詰み。
シンプルな無駄のない構図となっています。
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風太郎さんが私よりも前に創っていた課題回答を送ってくれました。
なるほど 桂馬は盤上で、攻め方の歩を置くことにより1歩節約できるんですね。この辺は、私は、苦労したところなので
よくわかります(笑)駒数もシンプルで、粋な作品になってますね。これは形もいいし結構いいんじゃないでしょうか。
詰将棋おもちゃ箱の掲示板に「有史以前」と「詰物」という投稿したのですが、全然反響がなくて寂しいのでブログで取り上げてもらえないでしょうか?
よろしくお願いします。
そこで課題です。
11香を省き、32銀、33玉、25桂、同歩、42馬、22玉、24香以下の作意で42馬を捨てる手順にして下さい。
44馬は角にしても55馬にしても構いません。
42馬を駒取りでなく空捨てで捨てれば合格とします。
バビル3世さんは収束がいい加減なところさえなくなれば良い作品が出来ようになるでしょう。
左右対象形にもなるし2手目同飛が作意のような気がしますが。
同角は63桂、61玉、62桂成、同飛、83角以下同手数でしょうか?
2手目△同飛は、▲同桂成で駒あまりの7手ではないですか?
課題の方は、またできたらアップしますがほかの人ができたら遠慮なく答えてください。
松田さんには、以前 潮来ニーチェのご紹介があった件でも取り上げようと思いましたが、賛同する部分と否定的な部分もありそのままになっています。
53を馬にするとどうなのかな?
テーマは打ち歩詰打開。
3二銀を盤上に置いて4二角成から始めれば玉方1四歩を省ける。原図でも可能。大したスイッチバックではないが。
なんとか出来ましたがやっぱり難しいですわ。
一つは55馬、57飛のような配置にして飛を侵入するため。
もう一つがバビル3世さんのパターンです。
一応両方図面を用意していました。
44角案では改良のポイントがあります。
32馬でなく43馬と王手をしたら玉方はどう受けるでしょうか?
これは課題ではありません。
意味が分かれば解けたも同然ですから。