今日は、朝から雨です。首都圏は、雪のようです。
わが町(日本一の梅の町)の梅も8分咲から満開近くになってきつつあります。本当は、この週末あたりが満開なのだろうけど週末になると寒波という繰り返し。
梅関係者の人 今年はちょっと残念ですね。今日は、有料道路もストップしているようだし。
昨日 あった将棋順位戦B級1組 藤井先生勝って 残留を決めました。ほっとしました。A級には広瀬、阿久津というフレッシュな顔ぶれ。
毎日新聞を購読している私にとって、広瀬さんの将棋は楽しみ。あとは藤井先生にA級に上がってもらわんと見えませんがな(笑)
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まずは、この作品 いかにも手を出したくなる9手詰。
さっさと詰んだと思いますが7手目に余詰が発生しています。
それでこれを修正しました。
まあこれなら大丈夫でしょう。
また収束をすこしいじると次のようになります。(駒数が増えているのでもちろん改悪だが)
これじゃあまりにも3二銀が働いていないので、チョイ役をつけてあげることにしました。
収束に駒が残るとまずいのですがそれを地でいった図 あしからず。2一の歩はなくても詰むのだが最終手を限定。
もう1題 今度は、金田さんの作品。
これは狭い箇所だが15手詰。
これを見ているとき思いついたのが次図(初級用 9手詰)
合わせて挑戦あれ。
、
初めから14桂になっていなければいけない作品ですね。
いつの発表作か書いてありませんが、当時のレベルはこんなもんなのでしょう。
他にもありそう(笑)。
バビル3世さんの別収束版図を見てバビル3世さんが時々非常に不味い収束になる理由がやっと分かりました。
今まで色々課題を出して来ましたが、僕自身が一番重要な収束の心得を飛ばしていました。
最重要な事なのに…当然と言うのがあったもので、大失策でした。
詰将棋のまとめ方で一番重要なのは収束用の駒を置かない事ではありません。
詰上がりに駒を余さない事です。
持駒はルール上あまらないように創作しなくてはいけませんが、置駒もあましてはいけません。
ルールにはなっていなくても作家の心得です。
摩訶不思議な手順をテーマとした構想作や趣向作は除外しても良いのですが、初心者向けの作品はほとんど手筋物です。
この手筋物では極力詰上がりに詰方の不要になる駒を無くす収束を選らばなくてはいけません。
極力は絶対条件ではありませんが、今まで重要な役割をした駒が詰上がりに参加していない収束は手筋物においては詰将棋ではありません。
実戦において手筋が綺麗に決まると気持ちが良いはずです。
それは手筋は駒が最大に効率良く働いているからです。
手筋物はその効率性を抽出したものと言えます。
せっかく手筋を綺麗に決めた後、これもいらないこれもいらないと言う駒があっては全てがぶち壊しです。
手筋物は最後まできっちり駒を使い切る事が重要です。
バビル3世さんの別収束版図は32銀が最後に参加せずに終わります。
主役は2枚の角ですが、32銀は助演賞を与えても良いほどの駒です。
たとえですが、大賞に選ばれた映画の表彰式で貴重な助演をした役者を呼ばないのがバビル3世さんです。
バビル3世さんは僕がこのコメントで言っている意味が分かれば、他の感覚は非常にセンスがあるので、作品に期待出来ます。
研究図もいつも気が利いています。
多分 批判はあるかと(笑)
本当は、多分 思いついてもすぐに図にしないことかと思いますが推敲を十分しないで書いちゃうんですよね。
まあ多少ブログだからという気安さもあって。
今回は、最初の図 3二銀には申し訳ないことをしましたね。役を与えませんでした。
いつも結構的を得ていますよ。
気軽にアップして下さい。
詰将棋は最後活用しきれず終わる駒をないようにすれば、前回のコメントの逆説でそれなりに見れます。
しかし、重く打った23銀とどうなるのかと思った32銀は働くので許容範囲としましょう。
終4手目13玉の同手数が嫌ですが、これも許容範囲とします。
原図はこれで理想の収束なんですが、昔の作品とは言え見飽きた手順です。
色々収束を考えるのは良い事だと思います。
でも一流作家の人の作品は、昔の作品でもなかなか余詰を見つけるのは難しい。