前回・前々回とテーマが私には、重すぎた。前に馬屋原さんから別のテーマの馬鋸(50手以上)は、しばらくは置いておきます。
今回は、本来の初中級用のテーマに変更します。
現在 金園社200題シリーズは、5冊目の木村詰将棋200題に入ってまして87問(9手詰みまで)終わったところです。ここのところすることも多い中 課題も多かったのでペースが落ちました。(笑)
今日は、村山隆治さんの手筋教室という著書に載っていた手筋のなかで手触りのいいワンス・モアの形を取り上げます。
ワンス・モアの形は、持ち駒または盤上の駒で王手をかけ、その駒を連続して王手をかけて捨て駒にする形と定義していました。
まずは、著書に載っていた原理図 7手詰み
やはり王手をかけて連続してその駒を捨てるのは、非常に手触りがいいものです。
もう一題 今度は、金田秀信さんの作品より
5手詰としては、非常に気持ちいい詰将棋です。
まあいままでなら紹介だけでしたが一応駄作ながらこのテーマの自作を創りました。前例があるかもしれません。(同一作検索を行っていません)
まあ例題のようなものです。
すなどけいの松田さんから82番がそれに相当するといわれ並び替えしてみるとこれがまた素晴らしい完成品。
こういう詰将棋を創りたいなあ。11手詰
いつもの風太郎さんから投稿あり。
うん? これはちょっとしつこい王手 ワンス・モワ(もう一回)ではなく トゥワイス(2回)かな?(笑)
鮮やか。
トゥワイスと書いたら松田さんのすなどけい44番が該当すると著者本人から
好作を鑑賞しましょう。
今度は、幻想咲花さんが歩のワンス・モア作(例題)を送ってくれました。
これで、飛、角、金、銀、歩のワンス・モアが見られました。
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追加:初心者さま用 解説
風太郎さんの作品の詰めあがり図です。
なお▲4七角に△2七王の場合は、▲1七金までです。(下図)
-----追加2 初心者さん用解説----
▲1六桂に△1三王と逃げた場合を解説します。
ここで▲3一角に対して△2二飛が最善(次図)
多分 ここで▲2二角成△同王▲2三金△3一王▲3二飛△4一王▲6三角△5一王▲5二角成・・と進めて13手詰と思われていると思います。
この手順中 ▲2三金と押さえるところで、▲1三角の好打があります。(次図)
これで、詰ませると11手詰みになります。本手順と同じ長さなので変長とはならず変化同手順となります。まあこちらのほうは、あまりパッとした手がないので、作意順を本手順として問題ないのではないかと思います。
それと前回のバビル3世さんの歩中合縦型を仕上げてみました。
持駒 歩
玉方 12歩、13香、18馬、22金、23玉、42歩、48飛、
詰方 16歩、19香、26銀、29香、37桂、38桂、54角以上9手詰。
推敲不足ですが。
玉方 2四玉、2八歩、3三歩、3九と、4六桂
持ち駒 角、角、金、桂
同じ駒で王手をし続けて最後に捨てるということで理解しましたが。
課題逸脱ですが。
攻め方 1七歩、2九桂、3九香、6四角、6五角、8五竜
玉方 1四と、1八歩、2四香、2七玉、5二香、5六と
持ち駒 歩
そこで、その図にバビルさんの23歩と、56と(いずれも玉方)を追加し、87角を76角にして完成としたいと思います。
尚、76角にしたのは49角の紛れを増やすため。
ありがとうございました。
松田さん: すぐに自作が相当するってすごいですね。この82番非常に完成度が高いですね。
三輪さん:縦の歩の中合いを動かす見事でした。できるもんなんですね。なんでもできそうに見えます。
風太郎さん:中合いを動かすからひらめいた作品は、前テーマに掲載させていただきました。 このテーマに関しては、twice(トゥワイス)ですよ。これだと3回(Three times)もいけるかも
秀和歌くん:完成品は、前テーマに掲載しておきました。紛れも考えるなんてますます三輪さんが喜びそう。
とかいいつつワンスモアの課題を置いておきます。
例題みたいな図なので、5秒足らずで解けます。ご安心下さい。
攻方:16香、28香、29銀、35飛
玉方:17玉、26馬、34桂
持駒:金歩
確実に類作はあるだろうけど、所詮例題なのでご勘弁願います。
幻想咲花さん:ええ おっしゃるとおり大変なんですよ(苦笑)
私は、詰将棋初級者なのですがいつのまにかすごい人達が集まってきたんです。ブログを見ている人たちのなかで詰将棋の勉強になると思うので、無理しない範囲で続けています。出張が入ったら多少更新も遅れますし。