16日、暗いニュースが多い中、今年6月天空から帰還した「はやぶさ」(小惑星探査機)が、歴史的なお土産を持ち帰っていたことが判明。技術立国日本を奮い立たせるビッグニュースが日本中、いや世界中を駆け巡った。
「はやぶさ」が地球から約3億キロ離れた小惑星「イトカワ」から持ち帰った微粒子約1500個について、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が組成分析した結果、“そのほとんどがイトカワからのもの”と判断されたらしい。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、微粒子の大きさは100分の1ミリ以下の大きさで、電子顕微鏡を使って1粒ずつ組成分析をした結果、主成分はカンラン石や輝石だった・・・・地球上にも存在する物質。
ところが、どの粒子も鉄とマグネシウムの割合(組成比)が、地球の物質とは大きく異なるのでイトカワ由来の物質と判断したとのこと・・・・簡易分析でこれほどまでの結果が出たことに驚いていると。
今回の微粒子は、2回目の着陸で採取した試料保管容器のもので、1回目の試料保管容器も開封し、来年1月以降、より詳細な分析を行うと発表。
「はやぶさ岩石採取 模式図」
今後の研究で、太陽系誕生へ迫ることもできるらしいが、一時は「はやぶさ」の装置の不具合などのトラブルもあり、未知物質の採取と地球への帰還も危ぶまれていたが、7年間掛けての手土産付きの帰還であった。
正に日本の技術力と有能な技術者集団の英知の結晶であり、さらにこれらの微量粒子を分析する技術力の確かさと高さ、これこそが技術立国日本の誇りである。
もの凄いことであり、日本国民挙げて拍手を送ってあげたいものである。
ところが、邪悪な隣国の大国などがこの高度な技術と技術者に狙いをつけて、我が物にしようと虎視眈々と狙いを研ぎ澄ましているやも知れない。
我が国の誇りである多くの技術が簡単に流出している現在、これこそ国を挙げて守って行くべきであるが、現政府にはその気概の欠片もない点が不安である・・・・頼みますよ、大国に媚びしないで。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)と真反対の深海探査を行う海洋研究開発機構(JMSTEC)があるが、こちらの方でも地球誕生の謎に迫る数々の研究も行われており、宇宙からそして深海から新たな発見が出現することを楽しみしたい。
これらの研究機関で日夜努力している若手研究者やベテランの研究者について、国を挙げて支える事が日本の技術力を高めることになる・・・・・とりもなおさず政府の実効性の有無にある。(夫)
[追 記]
7年間、計60億キロに及ぶ前人未到の旅に挑んだ小惑星探査機「はやぶさ」が、人類の宝ともいえる大きな「土産」を持ち帰っていたことが16日明らかになった。プロジェクトを率いた川口淳一郎・宇宙航空研究開発機構(JAXA)教授は「胸がいっぱい」と声を震わせ、関係者は称賛した。「500点満点」の成果を元に、今後は世界中の科学者が太陽系の誕生の秘密に迫る。
「帰ってきただけでも夢のよう。夢を超えたことで、どう表現してよいか分からない。点数はない。付けたくない」と川口さんは語った。03年の打ち上げ当時、はやぶさが数多くの人類初の技術に挑むため、イトカワの試料の採取成功まですべて達成した場合「500点に値する」と話していたが、喜びを抑えきれない様子だ。
昨年11月中旬、はやぶさのイオンエンジンにトラブルが生じ、暗雲が漂ったが、奇跡的に復活した。川口さんは「想定を超える成功が重なった。7年間もさることながら、プロジェクトを始めて15年。その前から数えると四半世紀になる。感慨無量。苦労が報われ、よかったなと心から思う」と顔を紅潮させた。
会見には、藤村彰夫JAXA教授、微粒子を電子顕微鏡で分析した中村智樹・東北大准教授らも同席。藤村さんは「最初カプセルを開けた時に真っ青になった」と明かす。採取された微粒子が0.01ミリ以下で、目に見えるものがなかったからだ。地球外物質と特定された1500個の微粒子の中には、地球上の物質に含まれるものもあれば、まったく存在しないものもある。
中村さんは「初めて微粒子をみた瞬間は緊張した。分析を進め、地球にほとんどない結晶を見つけた時は、ガッツポーズの瞬間でした」と語った。
(出典:Yahooニュース「毎日新聞」 16付 抜粋)
参考資料:Yahooニュース「毎日新聞」、産経新聞、gooニュース、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』他
「はやぶさ」が地球から約3億キロ離れた小惑星「イトカワ」から持ち帰った微粒子約1500個について、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が組成分析した結果、“そのほとんどがイトカワからのもの”と判断されたらしい。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、微粒子の大きさは100分の1ミリ以下の大きさで、電子顕微鏡を使って1粒ずつ組成分析をした結果、主成分はカンラン石や輝石だった・・・・地球上にも存在する物質。
ところが、どの粒子も鉄とマグネシウムの割合(組成比)が、地球の物質とは大きく異なるのでイトカワ由来の物質と判断したとのこと・・・・簡易分析でこれほどまでの結果が出たことに驚いていると。
今回の微粒子は、2回目の着陸で採取した試料保管容器のもので、1回目の試料保管容器も開封し、来年1月以降、より詳細な分析を行うと発表。
「はやぶさ岩石採取 模式図」
今後の研究で、太陽系誕生へ迫ることもできるらしいが、一時は「はやぶさ」の装置の不具合などのトラブルもあり、未知物質の採取と地球への帰還も危ぶまれていたが、7年間掛けての手土産付きの帰還であった。
正に日本の技術力と有能な技術者集団の英知の結晶であり、さらにこれらの微量粒子を分析する技術力の確かさと高さ、これこそが技術立国日本の誇りである。
もの凄いことであり、日本国民挙げて拍手を送ってあげたいものである。
ところが、邪悪な隣国の大国などがこの高度な技術と技術者に狙いをつけて、我が物にしようと虎視眈々と狙いを研ぎ澄ましているやも知れない。
我が国の誇りである多くの技術が簡単に流出している現在、これこそ国を挙げて守って行くべきであるが、現政府にはその気概の欠片もない点が不安である・・・・頼みますよ、大国に媚びしないで。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)と真反対の深海探査を行う海洋研究開発機構(JMSTEC)があるが、こちらの方でも地球誕生の謎に迫る数々の研究も行われており、宇宙からそして深海から新たな発見が出現することを楽しみしたい。
これらの研究機関で日夜努力している若手研究者やベテランの研究者について、国を挙げて支える事が日本の技術力を高めることになる・・・・・とりもなおさず政府の実効性の有無にある。(夫)
[追 記]
7年間、計60億キロに及ぶ前人未到の旅に挑んだ小惑星探査機「はやぶさ」が、人類の宝ともいえる大きな「土産」を持ち帰っていたことが16日明らかになった。プロジェクトを率いた川口淳一郎・宇宙航空研究開発機構(JAXA)教授は「胸がいっぱい」と声を震わせ、関係者は称賛した。「500点満点」の成果を元に、今後は世界中の科学者が太陽系の誕生の秘密に迫る。
「帰ってきただけでも夢のよう。夢を超えたことで、どう表現してよいか分からない。点数はない。付けたくない」と川口さんは語った。03年の打ち上げ当時、はやぶさが数多くの人類初の技術に挑むため、イトカワの試料の採取成功まですべて達成した場合「500点に値する」と話していたが、喜びを抑えきれない様子だ。
昨年11月中旬、はやぶさのイオンエンジンにトラブルが生じ、暗雲が漂ったが、奇跡的に復活した。川口さんは「想定を超える成功が重なった。7年間もさることながら、プロジェクトを始めて15年。その前から数えると四半世紀になる。感慨無量。苦労が報われ、よかったなと心から思う」と顔を紅潮させた。
会見には、藤村彰夫JAXA教授、微粒子を電子顕微鏡で分析した中村智樹・東北大准教授らも同席。藤村さんは「最初カプセルを開けた時に真っ青になった」と明かす。採取された微粒子が0.01ミリ以下で、目に見えるものがなかったからだ。地球外物質と特定された1500個の微粒子の中には、地球上の物質に含まれるものもあれば、まったく存在しないものもある。
中村さんは「初めて微粒子をみた瞬間は緊張した。分析を進め、地球にほとんどない結晶を見つけた時は、ガッツポーズの瞬間でした」と語った。
(出典:Yahooニュース「毎日新聞」 16付 抜粋)
参考資料:Yahooニュース「毎日新聞」、産経新聞、gooニュース、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』他