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咲とその夫

 思いもよらず認知症になった「咲」の介護、その合間にグラウンド・ゴルフを。
 週末にはちょこっと競馬も。
 

映画「猟奇的な彼女」(2001)

2022-07-12 22:01:40 | レビュー
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 昨日午後のこと、暇に任せて「ザ・シネマ」にチャンネルを合わせていた。
 ほとんど見ない韓国映画、この日は不思議とそのままこの映画を観てしまった。
 何とも滑稽なと思いつつ観ていると、我儘な“彼女”と大学生のキョヌは、出会うこととなった。
 泥酔した“彼女”との出会い。
 可愛い顔の“彼女”だった。
 交際を始めるようになったキョヌ。
 可愛い顔の“彼女”、美しい顔の“彼女”からは、想像もつかない言葉や要求が次々と出て来る。
 
 付き合ううちに過去、未来の話も・・・。
 タイムマシーンで行ってみたいとか、突拍子もないことも云ってくる。
 でも、このことは、物語の後段で理解できるようにもなる。
 
 裕福な家の娘だった。
 家に呼ばれた時の“彼女”の父親、酒を飲みながら話すが、酒に弱いのかすぐにテーブルに頭を打って寝込んでしまう。
 ただ、厳しい一言も・・・娘と付き合うなと。
 
 親の反対を押し切って、“彼女”はキョヌと付き合うが、どこかしっくりこないところもある。
 心ここにあらずの雰囲気の時も、最後の一歩が踏み出せない“彼女”。
 心根は優しい“彼女”だけど。
 
 友達関係で付き合っていたある時、“彼女”が見合いをすることになった。
 その見合いの席にキョヌを呼んでいるから・・・妙なことに。
 
 お見合い相手よりも、キョヌの素晴らしいところが分かった“彼女”。
 その後、思いもよらない約束をさせられることになったキョヌ。
 
 エンディングに近いころ、“彼女”の悩み事や本心が解き明かされる。
 すれ違いをする二人。
 最後の、最後に想像もつかないハッピーエンドがやって来る。
 
 と、その前に二度と会えなくなったキョヌ、何十年後の風貌と勘違いさせられる演出もある。
 さらにすれ違いで会えない二人、何十年後の“彼女”と勘違いさせられる演出のシーン。
 コメディータッチのラブストーリー。
 最後まで、笑いながら、心配しながら、想像もつかない展開に面食らいながらも見入ってしまった。
 遥か昔、昔、昔の青春時代を思い起こしながら、見入ってしまった。
 高齢者でも楽しめるラブストーリー、コメディータッチの心憎い物語だった。(夫)

[追 記]~あらすじ~
 大学生のキョヌは、地下鉄で泥酔していた“彼女”を見つけて介抱することに。これがきっかけとなって2人は交際を始めるが、彼女は美しいルックスからは想像もつかない、凶暴な性格だった!しかしキョヌは、彼女が過去の恋愛の経験から今のような性格になってしまったものの、本当は優しいことを知り、振り回されながらも楽しい日々を送っていた。だが彼女がお見合いをしたことから、2人の関係は変化しはじめる。

(ザ・シネマ 抜粋)

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