咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

映画「クライ・マッチョ」(2021)

2022-07-26 22:16:45 | レビュー

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 先日の悪天候の中、TUTAYAカード更新を兼ねてレンタルへ。
 もっとも、更新はアプリダウンロードで自分で行うと無料とのこと、この日は更新を見合わせた。

 ちょっと、いい映画をレンタル。
 御年92歳のクリント・イーストウッドが、90歳の時監督主演の標記の映画である。
 DVDのパケージにカーボーイハットの似合うクリント・イーストウッドの横顔が、アップで載っており即座に手に取った。
 
 あらすじを見るといい感じのヒューマンドラマになっている。
 そのほか、3本をレンタルして帰宅。
 昨日の午後、やっと観ることができた。
 
 内容はさほど凝ったものではないが、琴線に触れる物語の展開になっており、各シーンが展開するごとに魅せられてしまった。
 
 昔、ロデオのスターとして一世を風靡したマイク・マイロ(クリント・イーストウッド)、落馬事故などで一線を退き、老いた今は家族も離散し競走馬の種付けで細々と生計を立てていた。
 ある時、元の雇い主からメキシコにいる息子をテキサス迄連れ帰ってくれるよう頼まれる。
 小さなときに別れた息子・ラファ(エドゥアルド・ミネット)は、今では13歳の少年になっていると・・・。
 苦しい時助けられた恩義もあるから、その仕事を引き受けたマイクは単身メキシコへ。
 
 元の雇い主の別れた妻のもとへ、ラファを訪ねにマイクが行くと、そこには息子が居なかった。
 闘鶏場に出入りしているとか、「マッチョ」と云う雄鶏を抱えた少年・ラファとマイクが出会う。
 その出会いは、警察の手入れなどのあった最中でもあった。

 ここから、テキサスを目指すマイクとラファの旅路がはじまった。
 困惑するような出来事、思いもよらない人との出会い、それは心温まるものだった。
 愛情知らない、人を信用しない不良っぽい少年・ラファ。
 その心の隙間をマイクや出会った人々が埋めてくれる。
 
 雄鶏のマッチョ、思いもよらない活躍もしてくれる。
 老人と少年の心温まる物語が展開。
 往年の大スター、クリント・イーストウッドがとても元気に主演、ただ歩く姿や立ち居振る舞いは、老人独特の姿勢になっている。
 あれ程の大スターも、寄る年波には勝てないのだろうと、ついついそのように思いつつ見入ってしまった。
 
 でも、90歳でこの演技・・・。
 それはさすがに凄いことである。
 子役の少年を演じたエドゥアルド・ミネット、凄い演技を次々とやっているからステキでもある。
 特に乗馬スタイルが素晴らしい。
 
 30年ぶりに騎乗したとのクリント・イーストウッドも、勿論凄いことでもある。
 人間の性も描かれたとてもいい映画に仕上がっていた。
 さすがだね。(夫)

[追 記]~解説~
 「許されざる者」「ミスティック・リバー」「アメリカン・スナイパー」など数々の名作を生み出してきたクリント・イーストウッドが監督・製作・主演を務め、落ちぶれた元ロデオスターの男が、親の愛を知らない少年とともにメキシコを旅する中で「本当の強さ」の新たな価値観に目覚めていく姿を描いたヒューマンドラマ。1975年に発刊されたN・リチャード・ナッシュによる小説を映画化した。かつて数々の賞を獲得し、ロデオ界のスターとして一世を風靡したマイク・マイロだったが、落馬事故をきっかけに落ちぶれていき、家族も離散。
 いまは競走馬の種付けで細々とひとり、暮らしていた。そんなある日、マイクは元の雇い主からメキシコにいる彼の息子ラフォを誘拐して連れてくるよう依頼される。親の愛を知らない生意気な不良少年のラフォを連れてメキシコからアメリカ国境を目指すことになったマイクだったが、その旅路には予想外の困難や出会いが待ち受けていた。
(映画com抜粋)


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