咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

世界のロ ~ ドカナロア・・・

2013-09-30 22:39:11 | スポーツ
 「世界のロードカナロア、ロードカナロア、ゴールイン。世界のロ ~ ドカナロア、ゴ ~ ルイン

 この冒頭の言葉は、ラジオNIKKEI実況アナウンサーのこの上ない歓声である。余りに強いロードカナロアに舌を巻いて、同馬の勝利を称えている実況音声であり、いつまでも当方の耳に残ってしまった。

 「世界のロ ~ ドカナロア」と、ロとドの間を長く引っ張り、さらに「ゴ ~ ルイン」も、ゴとルの間合いも長~く発声。そのため、いかに強い馬なのか、ということが十二分に伝わってきて、その余韻にひたることとなった。

 そのレースにおける最後の直線、前がポッカリ開いたところを、坂下から一気に追い出した鞍上の岩田康誠騎手騎乗のロードカナロア・・・。内では先頭のハクサンムーンが、二の脚を使って追い出しており、後続を2馬身引き離して坂を駆け上がっていた。

 そこへ、外から強烈(33秒8)な末脚で、一気に伸びてきたロードカナロアが内のハクサンムーンを交わして、あっという間に4分の3馬身の着差をつけてゴールイン。前走セントウルSの屈辱をハクサンムーンにキッチリと返した瞬間である

 強い、実に強いロードカナロア、ゲートが開くとちょっと出遅れ気味のスタートであったらしいが、すかさず中団へ上がって折り合っていたとのこと。当方は、ハクサンムーンとフォーエバーマークのどちらが先手を主張するものかと、この2頭のみを目で追っていた。

 何と、この日のハクサンムーンは、この上もない絶妙の・・・ロケットスタートを決めたから、フォーエバーマークの村田一誠騎手もあきらめざるを得なかった。

 そのハクサンムーンのスピードに番手のフォーエバーマーク、パドトロワ、サクラゴスペルなどが絡むように追走したいところであろうが、とてもできそうにない・・・4コーナー出口までの抵抗が精一杯。何しろ、ハクサンムーンが前半3ハロン32秒9のハイペースを刻んでいたからね。

 ところが、内の好位からブービー人気のマヤノリュウジンが番手に上がる脚いろ、中団のドリームバレンチノはロードカナロアの直後から、マジンプロスパーも好スタートを決めて早めに中団の外から追走しており、それぞれが最後の直線へ向いた。

 最後の直線、二の脚を繰りだしたハクサンムーンが、逃げ脚を伸ばすところへ、馬群を割ったロードカナロアが一気にやってきてハクサンムーンを交わした。内から2着に渋太く残るハクサンムーンにマヤノリュウジンが懸命に詰め寄るが、クビ差3着が精一杯。

 GI 5連勝を決めたロードカナロアは別格であるが、サマースプリントシリーズを制した逃げ屋のハクサンムーン、実に渋太いレースをしている。さすがにキツイGI レースでも堂々のレースぶり、今後も注目すべき1頭である。

 また、大外から懸命に追い込んできたマジンプロスパー、33秒9の末脚をもってしても・・惜しいね。クビ差4着

 世界のロードカナロは、年内で引退とのこと。是非とも香港スプリントを連覇し、引退してほしいものである。(夫)


(出典:JRA-VAN NEXT 抜粋)

[追 記]~レース後のコメント~
1着 ロードカナロア(岩田騎手)
 「こういう強い馬に乗せてもらって、今日負けたら引退というプレッシャーの中で勝つことが出来て良かったです。いつも通り馬は落ち着いていましたし、すごくレースに集中していました。ゲートで出負けしてしまい、それが心残りです。前に行く馬をつかまえればと思いましたが、スタートでリズムを崩しても好位につけられる力を持っているので、あとは馬の邪魔をしないように乗りました。勝って当たり前の馬で勝つことが出来て本当に良かったです」

2着 ハクサンムーン(酒井騎手)
 「自分の競馬は出来ました。改めて、このような舞台で走れるということが分かりました。手応えも一杯ではなく、直線でも追い出しを待ったくらいでした。相手は世界の王者ですから、価値のある競馬だったと思います。また次に向けて頑張りたいと思います」

4着 マジンプロスパー(福永騎手)
 「もう少しでした。やはり間が空いて一頓挫あった後だったので、その分だと思います。仕上がりは悪くなかったのですが、CBC賞を勝った時と比べると、そこまでいっていませんでした。CBC賞の時くらいのデキならいけたのではないでしょうか。しかし、この年齢で力をつけています。以前は揉まれ弱かったり、一定の条件でしか力を出せませんでしたが、安定して力を出せるようになったのは成長の証です。来年はGIを取れるように頑張りたいです」

5着 アドマイヤセプター(四位騎手)
 「調教師には、内枠なので枠なりに競馬をして欲しい、と言われていました。以前のような、内にモタれることもなく、上手に走ってくれました。直線で馬群を捌けましたが、もうちょっとやれたかなとも思います。2歳戦以来の騎乗でしたが、いいお姉さんになっています。助手の方も、最近、雰囲気がいい、と言っていた通り、返し馬の雰囲気が良かったです」

7着 グランプリボス(内田博騎手)
 「スタートがすべて。マヤノリュウジンあたりの位置でやりたかったです。でも1200mの適性はあります」

8着 サンカルロ(吉田豊騎手)
 「やっぱり相手は速いですね。途中で追っつける形になりました。最後はいい脚で伸びて来ましたが...。1400mがベストでしょう」

11着 サクラゴスペル(横山典騎手)
 「雰囲気は悪くありませんでした。色々なことを考えながら色々とやっていますが、仕方ないですね。この馬のレースを見ていれば、よく頑張ったのではないでしょうか。勝ちに行ったら、こんなものです」

13着 サドンストーム(武豊騎手)
 「思い通りのレース運びは出来ました」

14着 マイネルエテルネル(柴田大騎手)
 「いい競馬で、スタート良く、いい位置で流れに乗れました。しかし、そこからでしたね。相手が強かったです。交わされてしまいました」

15着 パドトロワ(勝浦騎手)
 「思い通りのポジションは取れました」

16着 フォーエバーマーク(村田騎手)
 「ハクサンムーンのスタートが速く、抵抗出来ませんでした。もう少し出来るかと思いましたが、あそこまで行かれたら無理でした。またGIIIくらいからやり直します」
(出典:JRA-VAN NEXT 抜粋)

参考資料:競馬エイト、サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他

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