咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

龍馬伝・・・いよいよ最終回へ

2010-11-23 22:31:41 | レビュー
 この1年間、驚きと迫力ある撮影法の「龍馬伝」、随分と楽しませてもらったが、来週でいよいよ最終回・・・・ちょっと寂しいですね。

 このドラマで初めて上士と下士の身分の違い、さらに土佐のこの上下関係は、関ヶ原まで遡っているとの話。

 最も厳しい格差のあったところが、土佐藩であったことなど、この度のドラマでよく分かった・・・・いい勉強になった。

 土佐の下士は、関ヶ原で西軍に味方して負けてしまった長宗我部氏の残党とか・・・・大きな戦で敗れるとその身分制度が末代まで続く厳しい時代。


 その中で、幕末維新の激動の時代、新しい時代を切り開こうとする長州藩、この毛利家も関ヶ原の折、西軍の総大将に祭り上げられて敗れ、4分の1の小大名に移封されたが、270年後に徳川幕藩体制を消滅させる原動力になっている。

 薩摩藩も同じく関ヶ原での負け組であったものが、長州と手を結んでの維新革命の立役者になっており・・・・・歴史の面白さをこの“龍馬伝”で改めて教えてもらった。


 土佐の脱藩浪士の坂本竜馬が、中岡慎太郎と懸命になって犬猿の仲であった薩摩と長州の同盟を結ばせる・・・・・当時、恐らく途方もないことであったと思う。





 その薩長同盟を締結させる一介の脱藩浪士、常識では考えられないことであるが、それほど竜馬と言う人物の偉大さも理解できた・・・・・余りにも福山竜馬がピッタリであたからかも。

 今回は本気で魅せられたものである。以前「竜馬がゆく」の大河ドラマが放映されていたが、ここまでのめり込んで見ていなかった。

 今回、幕末の難しい流れを知ることの切っ掛けとなったので、そういう意味からもいい大河ドラマだった。
 
 20日は、竜馬が最後に成し遂げた「大政奉還」、徳川最後の将軍慶喜役の田中哲司さん、今回は憎まれ役であったが、さすがに政権を朝廷に返すにあたっての決断はつらそうであった。

 最後の将軍としては、神君家康公に何といってお詫びすればいいのか、恐らく決断にあたっては相当に悩んだであろう・・・・

 武力で徳川体制を壊滅させようとする薩長、最後は江戸城無血開城へと時代は流れるが・・・・・“船中八策”を残し新しい時代を見る事もなく竜馬は最期の時を迎える。

 明治政府の基本方針にこの“船中八策”が用いられ、ここに竜馬の意志が残されることとなる。


 ここまで、誰もが考えもつかないとてつもないことを実行した竜馬には、前も後ろも敵だらけの状況になっており、一体誰が竜馬たちを暗殺したのか・・・・・ミステリーと言うことになっている。

 分かるような気もする。
 
 やはり、偉人である。(夫)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする