咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

龍馬伝・・・・その足音が

2010-11-16 22:40:40 | レビュー
 この1年間、大河ドラマ「龍馬伝」を大いに楽しんできたが、残すところあと2回の放送予定。

 何と言っても撮影方法が、今までの大河にはなかった斬新で、リアリティに富んだ映像美に度肝を抜かれるとともに、驚きの連続であった。

 スタジオ収録であっても、どこかの屋外セットのロケなのではと見間違うほどの場面が余りにも多く、ロケとスタジオとの境界線を越えていた・・・・・ボーダレスの世界が広がって。

 役者さんの弁によると室内での撮影は、蝋燭の明かりのみで行われることも多く薄暗い中での演技、少々戸惑うこともあったとのこと。

 何と言っても「プログレッシブカメラ(通称30Pカメラ)」による威力、数台の手持ちカメラ、固定カメラを駆使してのカメラワークで、その場に佇んでいるような錯覚を再三起こしてしまうカット割り・・・・素晴らしかったですよ。

 この手法は、来月放映の「坂の上の雲~第二部~」でも用いられるようなので、年内一杯はいい映像美を堪能できそう

 
 ところで、14日の「龍馬伝」、後藤象二郎役の青木崇高さんが山内容堂公に大政奉還の建白書を賜るため、竜馬に会ってもらいたい一心で、自分の恥部をさらけ出す演技、それも迫真の演技・・・・・これまた素晴らしく感動もの。

 後半では、何でも役作りのために10数キロも肥ったとのこと、役者魂を感じますね。

 また、迫力ある近藤正臣さんの容堂公、その目の動き、眼力(めじから)の演技も・・・・火花が散るような場面が再三登場。


 久し振りに帰った坂本家、兄と姉たち全員で迎えてくれた・・・・・このドラマの中で家族全員が竜馬に最後の別れを言っているようにも受け止められる数々の場面。


 いよいよ次週は、徳川慶喜公が土佐藩からの建白書をもとに大政奉還を決意、これで260年以上続いた江戸幕府も終焉の時が迫る。

 それと共に竜馬にも最後の時が・・・・・遠くからヒタヒタと刺客の足音が聞こえてくる。

 明治維新もすぐそこまで来ているのに中岡慎太郎と共に道半ばで、刺客の手によって抵抗する間もなく斬殺される竜馬・・・・・近江屋事件。

 計り知れない考え方、途方もない考え方と夢を実現する竜馬、余りにも人物が偉大で、大き過ぎてその激動の時代が、この男を受け止めることができなかったのか・・・・・知らない間に多くの敵を作っていた。

 残り2回、何としても見よう、龍馬伝の総決算・・・・・(夫)



「関門海峡の砲台」
コメント (2)
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