今日は冬至・・・
金沢の天気は、雨・アラレ・雪・雷・・・時々晴れ・・・・
日没の空は、すべてを物語っているようです。
しんちゃんは、ここ2日、知人の告別式が続き、
喪服の2日間・・・。
ご遺族の皆様は年末に、大変でしょうね。
で、お通夜から帰ってきたら・・・
自宅は居酒屋状態!
金沢近辺に居る女将の兄妹・従兄弟達の女子会?
自分達で手作りケーキや、料理を持ち寄り、盛り上がっていました。
女子会恐るべし!・・・
ご夫婦でお声がけしているのですが、しんちゃんや、ご主人の男達は、タジタジ、
酒の量、甘いもの、食べるもの・・それにおしゃべり、
どれをとっても、すごい量です。
この状態では、男連中は入る余地が・・・無い。
今週、また女将の治療がありますので、
女将が元気な時に、楽しく盛り上がるのは良い事ですね。
今夜は、みなさんリビングで雑魚寝です。
今年最後の、しんちゃんの店でのお茶教室。
今日は、「関西茶品評会出品茶」を楽しみました。
お茶は、伊勢茶で二種類。
深蒸し煎茶と普通煎茶。
さすが品評会出品茶、深緑色に艶やかに輝いています。
お茶を淹れるのも、じっくり熟成するように、時間を掛けて・・・
まったりとした旨みと透き通るような水食、
そして遠慮しがちな渋味・・・
参加された人たちも、
「口の中で、やさしく広がる味わいに、感動・・・」
と、新しい味わいを堪能していただきました。
今日の御菓子は、同じ商店街で手作り和菓子の「松井」さん。
これも、松井さんの女将さんが、新しいイメージを考え
新作試作として拵えていたものを、特別にお分けしていただいたものです。
銘は「ふぶき」・・・今の季節にふさわしい、山茶花の花びらと
白く降り始めた雪を表しています。
こちらも、甘みを抑え、今日のお茶にピッタリ。
店内では、今夏修理した昔の真空管ラジオをBGMがわりに・・・
アンティーク雰囲気を出しました。
いつしかお茶談議に花が咲き、1時間の予定が、
30分もオーバーして、教室が終了しました。
また、来年も、不定期ですが、店内での無料教室を実施していきますので、
ご期待くださいませ。
10月の終わりに、免許証などが入った
鞄をなくしていました。
免許証など、重要なものは、すぐ再発行措置をとりましたが、
無くしたカードの中に、金沢検定(初級ですが)の合格証も入っていました。
急に必要なものでもないので、そのままにしていましたが、
ちょうど11月中旬に、金沢検定の試験があり、
来春の新幹線の金沢開業の影響か、
金沢検定の話題が盛り上がってきております。
金沢検定初級といっても、合格率は、5~20%台と
そんなに多くないので、これは勿体ない・・・ということで、再発行していただきました。
あらためて、合格証を見て、
来春の新幹線の金沢開業に備え、
観光客などのお客様へ、金沢の良いところのご紹介や、
おもてなしに少しでも役に立てれば、との気持ちを新たにしました。
これを機会に、もう一度奮起して、次の中級を狙って見よう・・・かな。
しんちゃんの店の手作りアイス・・・
お向かいの焼肉店「香洛園」さんで、デザートに人気のようです。
お向かいですので、
お店の方が、直接仕入にご来店されます。
ここの焼肉店は、美味しいと評判で、
しんちゃんの子供達や、趣味の仲間からも大変喜ばれています。
今日の夕食に、女将と二人で焼肉を食べにいきました。
お隣の席のカップルのお客様が、
「ほうじ茶アイスお願い」とご注文されていました。
まさしく、しんちゃんの店の、ほうじ茶アイスです。
さっぱりした味わいですので、焼肉のあとに、結構喜ばれているそうです。
しかも、メニューに、「あずま園さん名物」と紹介されていました。
「香洛園」さん、ありがとう。
なお、手作りアイス(抹茶、ほうじ茶、ミックス)は、
冬期間もしんちゃんの店で販売しております。
毎年12月14日は、討ち入り・・・ではなくて、
しんちゃんの所では、この日が「ほんこさん」です。
ところで、「ほんこさん」って???
浄土真宗の報恩講のことで、金沢では「ほんこさん」と呼ばれています。
お寺さんは、10月ごろから檀家の家を一軒一軒周り、お勤めをします。
しんちゃんの家は昔から毎年12月14日と決まっています。
ほんこさん(報恩講)は浄土真宗の開祖、親鸞聖人が入滅した
11月に行う法要で、浄土真宗の中では最も重要な行事です。
石川県は真宗大国ともいわれ、金沢の人々は報恩講を
「ほんこさん」と親しみを込めて呼びます。
仏壇を磨き、お花をたて、おぼくさん
(=御仏供さん・・・仏前に御供えするごはん)、
赤ろうそく、おもちを供え、お寺さんをお迎えします。
「ほんこさん」が終わると、ようやく年末が訪れる感じです。
しんちゃんの家の、山の家の集落では、年末になると、
集落(町内)の「万雑(まんぞう)」があります。
今風の「町内会費」ですが、農村では、各戸均等割りでなく、
古くから土地(田畑)の所有割合で計算します。
「万雑」とは、集落を維持していくのに必要な1年分の経費を
年末に計算し、お金を出し合って、精算して、
気持ちをすっきりとさせて、年末年始を迎えます。
(「万雑」とは・・・こちらの記事を参照)
・「万雑」の日は、当番宿(順番に回る)に朝から町内の人が集ま
り、一年間に町内に掛かってきた項目ごとに金額を確定して
行きます。
昔は、そろばんでしたが、今はパソコンで計算します。
どのような割合で計算するかは、その集落集落で違っています
が、しんちゃんの町内での一例を・・・
割って一戸分を出す (どの家も均等に掛かる)
(山、畑、田)の持分比率割合で各戸に割り当てる
出た人数見合いに単金を掛けて、各戸の奉仕金額を出す
6、支払の総額=
(4)の一軒ごとの経費-(5)の奉仕金額」
にも、(3)の土地割は掛かってきます。
(田畑山があるもので・・・笑)
午後に支払金額を持参して当番宿に集まります。
車座になって、支払金額を提出し、みんなでチェックして、
支払に回すものや、立替金を精算し、終了となります。
その後、料理(最近はオードブル)が出され、
町内全員(と言っても、少人数ですが)で宴会となり
「万雑」とは、荘園時代の年貢・雑税から来ているようですが、
先人の長年の知恵で、公平にうまく出来ていると、感心しています。