さそりのらびりんす~たわごと~

慢性膵炎持ちのあゆが気ままに書く、たわごと日記です。

ごあいさつ

ようこそ、いらっしゃいました。あゆと申します。
2005年に慢性膵炎を発症いたしました。
闘病記録に日々のあれこれ、趣味のこと。
たわごとに寝言、なんでもありの内容となっております。
時折現れる、さそりの毒にはご注意を。(^_-)-☆

慢性膵炎の経緯はこちら。重症急性膵炎の闘病記はこちら
過去の入院・検査記録はこちら。お薬の履歴はこちら
膵臓に関する記事は、あくまで素人の作った内容です。
間違いが含まれている可能性はありますので、あくまで自己責任ということで情報を利用してください。

ご意見のある方はayushirokun☆hotmail.comへ、☆を@に変えてメール送信してください。
当ブログのコメントは承認制になっています。

宝塚雪組全国ツアー公演に行ってきました~

2005年11月06日 23時30分03秒 | 宝塚
宝塚雪組全国ツアー梅田芸術劇場公演を見てきました~。
この公演のチケットは本当に激戦で、●フオク(伏せ字の意味あるのか?(笑))の高騰ぷりといったら、三階席の端・・・3000円のB席が三倍以上というとんでもなさでした。
これだけ好評ならジャニーズだったら間違いなく追加公演するか、一日3回公演にしてるはず。折角儲ける機会なのに、宝塚は商売がヘタだなあ。
私は幸運にも友達がチケットを当ててくれたので、見ることができました。(しかも複数回。ありがとう…とこの場を借りてお礼)
演目は今から14年前に涼風真世&天海祐希時代の月組で上演された『銀の狼』。
あらすじは・・・というと長くなりそうなので詳しくは最後に書きます。(笑)

今回の公演は、雪組の選抜メンバーによる公演でつまり全員は出ていません。が、私の好きな朝海ひかるさんと水夏希さんが出ているので、コムミズ水いらず~(笑)とそれだけでもチケット代のモトが取れるぐらいなのに、再演だというのに二人のキャラに当て書きのように役がはまっていて、なんでこれを本公演でしないのかと悔しくなるぐらいでした。

ストーリーは宝塚には珍しいサスペンスタッチの暗いお話で、事件にまきこまれ記憶をなくし殺し屋となった男=シルバが朝海ひかる。
瀕死のシルバを助け殺し屋にしたてた男=レイが水夏希。
ヒロインは事件の真相をしる女として出てくるのですが、シルバとの間にあるのは恋というより同志愛にちかく、むしろシルバとレイの恋物語か!?と思うぐらい二人で絡んでて、もうたまりませんでした。(笑)
いや、正直、ミズさんのレイがあんなにはまるとは思わなかったです。
初演で見た時はレイという役はあまり印象に残ってなくて、ヒロインの夫=ジャンルイばかりが目立っていた記憶があるのですが、ミズさんのレイを見た今となっては、当時ルイを演じた天海さんの力量不足だったのだと気づきました。
(また、逆にジャンルイを演じた久世星佳さんの力量がすごかった。)
・・・天海さんファンの方がいたら申し訳ないです。
でも、当時の天海さんはレイを演じるには若すぎたと思うんですね。レイという役はシルバより大人で強くてはじめて説得力が出るのだとミズさんのレイを見て思いました。

ま、ファンなので、恋は盲目だから誉めっぱなしですけど、私的にはロミオ以来の水夏希ベストプレイ。はまり役だし、めちゃくちゃカッコイイし、地方だけで終らせるのもったいない。
コムちゃん(=朝海)のシルバも感情をなくした感じがすごくはまってたし、コムミズのならびは最高。
この二人は相乗効果でお互いの良さを引き出して輝きあってる気がします。
ミズさん、雪組にいって本当によかったね!と思いました。
コムミズ万歳

・・・コムミズファンのたわごとです。不快な表現があるかもしれませんがお見逃しくださいませ・・・

<あらすじ>
19世紀末のパリ。“銀の狼”とよばれる殺し屋が出没し、特権階級や悪徳な政治家をターゲットにしていた。
“銀の狼”と呼ばれているのはシルバ。彼は仲間のレイから連絡を受け殺人を繰り返していた。彼には過去の記憶が一切なく、自分が何者かわからず酒にひたり荒んだ日々を送っている。
彼はある日殺しの下見のために政財界の人間が非公式に集まるパーティー会場で一組の夫婦を見て、心を激しく揺さぶられる。
どこかで見たような・・・と動揺するシルバに、レイは男のほうはジャンルイという隣国の国務大臣で、女はその妻であり大統領の娘だ。二人を知っているはずもないし、もし知っているとしても思い出さない方が良い、シルバとして生きろと言う。レイは瀕死のシルバを助け、記憶をなくした彼を殺し屋にしたてあげたのだ。

ある日のこと、殺人に入った屋敷でシルバはターゲットの妻子に殺人を目撃されてしまう。「殺さないで」と懇願する妻子の姿に再び断片的な記憶が蘇る。
前にこんなことがあった・・・そして妻子を殺せなくなってしまう。
目撃者は必ず殺さなくては命取りになる責めるレイ。そこへ大怪我を負ったレイの弟分=バチスタがやってくる。鮮やかな手つきで傷の治療をするシルバ。「大丈夫だ私は医者だ」と答えた自分に驚く。

記憶が甦りはじめたシルバは、自分が何者かを知りたくなりミレイユを誘拐する。
シルバの姿を見て驚くミレイユ。「お金で解決したはずでしょう?」
何のことだかわからないシルバ。
彼女と話すうちに徐々に記憶が戻ってくる。
シルバはミシェル=バローという名の外科医だった。妻子とともに休暇に訪れていた別荘で、ミレイユの父が狙撃され、シルバの家に運び込まれたのだ。ミレイユの父=バローは大統領選挙への立候補中に命を狙われたのだ。だが、手の施しようもなくミレイユの父は死去する。ジャンルイはバローが亡くなったことは決して口外しないようにといってその場をさった。
そして、その夜暴漢に襲われ妻子は死去。ミシェルは狙撃され重傷を負った。

父の死去の件はお金で解決したと聞かされていたミレイユは驚く。
ミレイユの夫であるジャンルイは、父の遺志を継ぐためだとミレイユを説得し、替え玉を使って大統領に仕立て上げたのだ。ジャンルイ自身が実権を握るために。

二人が話をしている最中にレイが現れる。
身を守るために一緒に逃げようと。シルバを始末したくないのだと。
だが、ようやく自分自身のことを思い出しはじめたシルバはその申し出を拒否し、ミレイユを伴って去っていく。

ミレイユはジャンルイ自身の野望を知り失望していた。シルバたちへの仕打ちをしり、ようやくこの件を明るみにしようと決心する。
ミレイユはジャンルイと敵対するポトスを使い、替え玉となった男に真実を白状させる。そして、その場で父の暗殺を命じた張本人はジャンルイであることを知って驚愕する。
ポトスはジャンルイに国務大臣の辞任と自らの大統領就任をせまるが、ジャンルイはその申し出を受けたとみせかけ、油断したポトスを殺害してしまう。
そして、ミレイユも替え玉の男も共に殺害しようとした時、シルバが助けに入りジャンルイを殺害する。
昔年の恨みをようやく果たしたシルバ。彼の隣にはミレイユがいた・・・。
妻子の殺された別荘跡にやってきたシルバとミレイユ。そこにレイが現れる。シルバが一緒に逃げなかった以上、お前を始末するより仕方がない。だからシルバに戦えを迫る。どちらか死んだほうが銀の狼になるのだ、と。
もみあう二人。シルバを助けようとしたミレイユはレイを撃つ。
重傷を負ったレイは秘めた真実を語りはじめた。
その昔のこと、レイはバチスタになかなか仕事(=殺人)をさせなかった。そのことを不満に思ったバチスタは勝手に大統領候補の殺害依頼を引き受けてきた。
が、狙撃に失敗しレイが駆けつけた時には怒ったジャンルイに殺されかかっていた。レイはバチスタを助けるためにはシルバ一家を殺害するしかなかったのだと。
シルバに重傷を負わせたレイが、シルバを助けていたのだ。
真実を語ると「俺を銀の狼にするのだ。」と息をひきとるレイ。

レイの遺志を受けたシルバはミレイユと二人どこかへと旅立っていく・・・