半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『おくりびと』を観ました。

2009-08-30 08:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 「あぁこの広告、誤植だな。"旅のお手伝い"ではなくて、安らかな"旅立ちのお手伝い"。」--求人広告を手にNKエージェントを訪れた主人公・大悟(本木雅弘)は、社長の佐々木(山崎務)から思いもよらない業務内容を告げられる。それは【納棺(のうかん)】、遺体を棺に納める仕事だった。戸惑いながらも、妻の美香(広末涼子)には冠婚葬祭関係=結婚式場の仕事と偽り、納棺師(のうかんし)の見習いとして働き出す大悟。美人だと思ったらニューハーフだった青年、幼い娘を残して亡くなった母親、沢山のキスマークで送り出される大往生のおじいちゃん・・・そこには、さまざまな境遇のお別れが待っていた!
公式サイトより)
祝! アカデミー外国語映画賞受賞!!
この吉報は、この作品にとって良かったと思います。
が、無くても、この作品の魅力というのは、全く変わりませんね
大悟が「納棺師」になるまでは、半分コメディですね。
しかし、その後、この「納棺師」の大変さ、繊細さを身に染みて感じてからは、大悟の成長がずっと見て取れるし、この職業に一種の偏見を持っていた人たちの「心の変化」も感じることが出来ました
この映画を観ていると、「納棺師」の行うことは、崇高な儀式として目に焼きつきます
周囲の人たちの、関わり方もすごく味があってよい。
社長のぶっきらぼう風なんだけど、やはりこの職業のプロたる意識をもってるのも良い。演じる山崎務・・・こういうの本当に上手いですよねぇ
そこで働いている女性もよし、銭湯のおカミさんと息子夫婦も、終盤重要なシーンになってる。
銭湯でミルク飲んでたお爺さん(笹野高史)が、また悔しいくらいいい立場だし。
長らく大悟の記憶が薄れてきていた父親の存在と最後のシーンは泣けてきましたね
そして、大悟にずっと連れ添ってきた美香の存在を忘れちゃいけません
途中いろいろとあったし、彼女の立場ってのも分かるけど、夫の仕事を見て、更に絆を深めて良かった
ちゅうことで、久石譲の音楽も心に染みるで90点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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