半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『波紋』を観ました。

2024-04-04 03:30:00 | えいがかんしょうの部屋
 須藤依子(筒井真理子)は、今朝も庭の手入れを欠かさない。“緑命会”という新興宗教を信仰し、日々祈りと勉強会に勤しみながら、ひとり穏やかに暮らしていた。ある日、長いこと失踪したままだった夫、修(光石研)が突然帰ってくるまでは—。
自分の父の介護を押し付けたまま失踪し、その上がん治療に必要な高額の費用を助けて欲しいとすがってくる夫。障害のある彼女を結婚相手として連れて帰省してきた息子・拓哉(磯村勇斗)。パート先では癇癪持ちの客に大声で怒鳴られる・・・。
自分ではどうにも出来ない辛苦が降りかかる。依子は湧き起こる黒い感情を、宗教にすがり、必死に理性で押さえつけようとする。全てを押し殺した依子の感情が爆発する時、映画は絶望からエンタテインメントへと昇華する。
(公式サイトより)
 予備知識ゼロです。さらに、最初、特に説明もありません。
一人の主婦らしき女性の生活のシーンが延々なんですが、とーーーっても静かです
ただ、「ん」という気になる点がいくつも出てきます。
家の中にある不思議な(仏壇風の)もの、物凄く手入れされた庭・・・
そして、あの組織のシーンで、「ああ、そうなのね・・・」と
そこに旦那が現れて、彼が失踪していたというのを知って、依子の陶酔の理由が少し分かったような気がしました
渋々 家に招き入れる依子に対して、いくら夫とはいえ、散々失踪していたのに、ズカズカと家に入って、何もせずにのほほんとした態度している旦那をみてて、なんだか腹が立ってきました
また、最初こそ受け身になるしかなかった依子も、生活が変化して、苦しい状況になって、更に教団の活動に浸かってしまってて、そっちも腹が立ってきて・・・
二人の生活を観てて、何も「光」が見えない状態で現れた息子とその恋人・・・
「これが転機になるのかな」と思ったけど、明らかに嫌そうな雰囲気を醸し出している息子であり、明らかに恋人に対して心を開かない依子・・・
光が見えるどころか、さらなる「闇」が噴出しちゃってて、こっちもどんよりです
旦那、そして息子がなんで依子のもとを離れたのかというのが終盤に分かったけど、じゃあ旦那が正当化される立場とも思えないし・・・
最後の依子の庭での「踊り」は、振り切ってしまったのでしょうかね。怖っ
ちゅうことで、あの宗教団体の踊りと歌・・・ちょっとやってみようかな・・・で、35点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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