半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『茶飲友達』を観ました。

2023-12-30 03:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 29歳の独身女性マナ(岡本玲)は、同年配の仲間たちと、高齢者専用の売春クラブ<茶飲友達(ティー・フレンド)>を設立。知る人ぞ知る彼らのビジネスは、「茶飲友達、募集」という新聞広告を打ち、それに応じてやって来た孤独な高齢者の男女の間を取り持ち、売春をあっせんするというものだった。売春クラブは確かなニーズを得て会員数を増やすが、クラブに集まる高齢者たちも運営する側の若者たちも、実は皆、人知れぬ悩みを抱えていた。
(wowow番組紹介より)

 実際にあった事件を基に製作された作品だそうです
新聞の隅っこにある「三行広告」。
新聞を契約している俺も、観ることが無い部分(というか、今もそんな欄があるのかも不明)なこの部分に、軽く掲載されていた「お茶を飲んでお友達に・・・」くらいの意味合いの広告・・・
ここに目がとまって、電話したら・・・お茶を飲みはするけど、その後は任意のオプションがあって・・・・・・
個人的にやりとりしている分には問題ないんでしょうけど、これを会員制にして、ビジネスにしている点は、確かに違法なんでしょうねぇ・・・
ただ、この作品で出てくる様々な人を見ていると、なんだかとっても考えちゃいますよ。
ソコに電話していく老人男性は、孤独、そして絶望から、明らかに「楽しさ」を得ているし、欲も満たされてて、幸せそうでした。
生活に貧しくて、マナに誘われてこのビジネスに入ることになった松子さんは、この世界に入ることによって、やはり生き生きとしていた・・・と思いました。
マナ自身もとっても充実しているように思えました。
マナの面倒見がとっても良いのか、働くスタッフの女性達や、ぶっきらぼうな若い男性たちも、居心地が良いのが分かりましたもんね
まあ、老人ホームを「稼ぎ場所」としていたあたりからは、ちょっと見てて「おいおい・・・」とも思ったのは確かですが・・・
マナが距離をとっていた家族の話に視点が移った後、あの事件があって・・・
一人一人、抱えているモノが違うので、あれほど「暖かい空間」であったこのビジネスが、一気に崩壊しちゃいました
そこに手を差し伸べるのが、マナの母親なんてねぇ・・・思いっきり考えちゃうじゃん
ちゅうことで、取調室でのマナのセリフが焼き付いて離れません・・・で、75点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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