半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『犬王』を観ました。

2023-05-27 12:56:52 | あにめ&ひーろーの部屋
 室町の京の都、猿楽の一座に生まれた異形の子、犬王。周囲に疎まれ、その顔は瓢箪の面で隠された。
ある日犬王は、平家の呪いで盲目になった琵琶法師の少年・友魚と出会う。名よりも先に、歌と舞を交わす二人。 友魚は琵琶の弦を弾き、犬王は足を踏み鳴らす。一瞬にして拡がる、二人だけの呼吸、二人だけの世界。
「ここから始まるんだ俺たちは!」
壮絶な運命すら楽しみ、力強い舞で自らの人生を切り拓く犬王。呪いの真相を求め、琵琶を掻き鳴らし異界と共振する友魚。乱世を生き抜くためのバディとなった二人は、お互いの才能を開花させ、唯一無二のエンターテイナーとして人々を熱狂させていく。頂点を極めた二人を待ち受けるものとは――?
(公式サイトより)

 この作品、どこかの映画祭のアニメ部門に出されているニュースで知りました
そのニュースで流れた、たった数秒のシーン・・・個人的には、興味をそそるに十分すぎるものでしたね
冒頭の解説の通り、室町時代の話ということで、少々の説明・・・その後の暗いシーンの連続は、理解が追い付かず、眠くなっちゃいました
しかし、犬王が生まれるシーンで、目が覚めました なんだ、この子は
父親からも厳しく扱われちゃってますが、元気ですなぁ・・・
友魚との出会いが「あっけなかった」ですよね。あまりのリアクションの違いに、犬王も興味を持っちゃいました。
ウマがあった2人・・・で、ここから、ここからでした
公式HPにも書いてある「狂騒のミュージカル・アニメーション」・・・これが凄かった
なんて表現していいか難しいんだけど・・・ロックっぽい、レゲエもはいっている、ラップも
特徴のある様々な曲、歌詞はこの作品の物語に沿った「訴え」にも聞こえる・・・
犬王の独得の踊り(MJ風にも見える)、そして、独特の「絵」も相まって、この作品に出てくる群衆と同じ気持ち・・・熱狂しちゃいます
こんなに盛り上がっているんだけど、話のほうは嫌な展開になっちゃって、哀しい結末です
(2人がまた近い存在に戻った・・・とはいえ・・・)
湯浅監督は、過去にも「斬新」と感じた作品は多いですが、この作品もとびぬけていると思います
海外でもウケそうな気がするんですけどねぇ・・・
ちゅうことで、サントラ買おうかなぁ・・・で75点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
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『はい、泳げません』を観ました。

2023-05-27 04:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 大学で哲学を教える小鳥遊雄司(たかなしゆうじ)は、泳げない。水に顔をつけることも怖い。屁理屈ばかりをこねて、人生のほとんどで水を避けてきた雄司はある日、ひょんなことから水泳教室に足を運ぶ。訪れたプールの受付で、強引に入会を勧めて来たのが水泳コーチの薄原静香(うすはらしずか)だった。静香が教える賑やかな主婦たちの中に、体をこわばらせた雄司がぎこちなく混ざる。
その日から、陸よりも水中の方が生きやすいという静香と、水への恐怖で大騒ぎしながらそれでも続ける雄司の、一進一退の日々が始まる。
泳ぎを覚えていく中で雄司は、元妻の美弥子との過去や、シングルマザーの恋人・奈美恵との未来など、目をそらし続けて来た現実とも向き合うことになる。それは、ある決定的な理由で水をおそれることになった雄司の、苦しい再生への第一歩だったーー。
(公式サイトより)
教壇に立つ小鳥遊は(ちょっと偉そうではあるものの)至って普通の教師に見えました
秘かにスイミングスクールに足を運び、薄原の強引な勧誘に乗せられる形でスクールが始まりました。
一緒に学ぶ人たち、オバハンしかいない・・・恐怖症で身動きできない小鳥遊は、いいように遊ばれちゃいます・・・(オバハンにとってみれば、最高のストレス解消かも)
自ら強引に勧誘しただけあって、薄原自身が教えていますが、技術云々ってより、とにかく「元気」に教えている感じが・・・
映画のタイトル、そして、以前観た予告編、そして、この序盤を観る限り、コメディと決めつけていました。
(主演が綾瀬はるかさん、過去にもコメディ作品の出演ありましたし、似合いますもん)
しかし、滑稽に見えた小鳥遊、彼がなぜこんな感じになったのか
なんで後ろ向き なんで逃げている
これが我々に分かる中盤以降は、小鳥遊の言動もささくれちゃって・・・
彼と関係している人たちともギクシャクしちゃうし、辛い流れが続きます
ここで、薄原の序盤から続ていている「元気」・・・こりゃあ救われますよ
水の中に恐怖を感じている小鳥遊と、その逆に、陸ではオロオロしちゃう薄原・・・薄原のほうのこの「謎」にとっても興味がありましたが、この部分は特に触れなかったですね。
となると、小鳥遊の再生物語で終わっちゃうんだけど、いいのかなぁ
ちゅうことで、薄原はもしかしたら人間じゃない・・・で、45点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
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