半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『ロスト・エモーション』を観ました。

2018-01-21 04:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 人類史上最大の世界戦争によって地球の陸地の99.6%が破壊された近未来。破壊を免れた土地に生き残った者たちは「人類を滅亡させる最たる原因は感情だ」という考えのもと、人類が平和的に生き残れるよう遺伝子操作を施した感情のない人間の共同体<イコールズ>をつくった。そこで暮らす全ての人間は管理され保健安全局の監視下に置かれ、愛情や欲望などの感情を“発症”してしまった者は「欠陥者」と見なされ、DENと呼ばれる隔離施設へ強制的に送られて安楽死させられる。自分のなかに感情が芽生え始めていることを自覚したサイラス(ニコラス・ホルト)は、医師の診察を受け抑制剤を服用していた。あるとき、職場の同僚であるニア(クリステン・スチュワート)もまた、自分と同じ感染者であることを知る。秘密を共有した二人は互いに惹かれ合い、かけがえのない存在となる。だが、共同体にいればやがてつかまってしまう。悩んだ末、二人は外の世界へ脱出することを決意するが……
ソニーピクチャーズ作品紹介より)

 原題は、「EQUALS」と、作品中の組織そのものの名前ですが、日本では、解説の通り「ロスト・エモーション(=感情を失う)」・・・分かりやすいかも
ついでに言うと、彼らが生活する建物は真っ白、そして衣類なども全く個性を消している・・・遺伝子操作とか、意図的な操作されないと、こんな暮らしは普通にできないですよね
その遺伝子操作って完璧じゃないんですね・・・サイラスは冒頭から何だか挙動不審です
完全にニアに「運命」を感じてしまったサイラス・・・一方のニアは、静かなんだけど、もっともっと前から自身の中に「感情」を隠していたんですね・・・
「これは問題なんだ」と認識し、一生懸命、自制しようとしながらも、相手に対し愛おしくなってしまう・・・この辺の一連のシーンが一番魅力的でしたね。役者さんも演じるの大変だったんじゃないでしょうか
残念ながらバレてしまい、厳しい展開にどんどん流れていく終盤ですが、ここからサイラスが意を決して、組織相手に大立ち回りをするもんだと決め込んでましたが・・・あまりにも静かに、そして意外にも大した障壁もなく再会できちゃいましたね
それもこれも、「改造」されちゃったらもう「感情は芽生えない」との判断なんでしょうが、そもそも遺伝子操作も100%できてない状況なんだから、そんな対処も「穴」があると思わないとねぇ
サイラスとニアにとっては、どんな操作されても、しっかりと「絆」を消さないでいく・・・うん、こんなエンディングでいいんじゃないでしょうか
ちゅうことで、よくよく考えると「職番恋愛禁止の会社で禁断の恋」とあまり変わらないのでは・・・で55点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
コメント
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