ニイハオ! 我的朋友!

中国留学生活を綴ったのがこのブログのはじまり
今は日々のこと旅のことなど徒然に・・
そして加わった乳がんカテ

14、フランソア喫茶室

2010-10-09 | □真夏のような秋の旅 ( 2010/9)
素敵な空間を見つけた。
アンティークの香り漂う フランソア喫茶室

         

2003年に有形文化財に登録されたイタリアンバロック式の建物で、創業は昭和9年だそう。
ステンドグラスの窓、日本に居ることを忘れてしまうそうな曲線の白い天井、
時代を物語るような赤いビロードの椅子・・
そして、壁にかけられた 「モナ・リザ」 やフェルメールの複製 etc etc
わたしが行った時には、丁度重厚なバッハが店内に流れていた。
ご近所だったら、常連になるだろう、きっと。

        
          


お店のHPの 『フランソアの伝統と歴史』 にこんなことが書いてあった。

・・・・・ もっともオーナー立野の本当の意図はもっと高いところにあった。
戦時色が深まり自由な言論が困難になっていく時代に抗して、反戦や前衛的な芸術を議論する場として、このフランソアを提供しようとしたのだった。
当時、先鋭な論調で知られた『土曜新聞』なども、ここに来ればいつでも手に入った。
寄稿者の多くがフランソアの常連だったのだ。
「野にすみれが自由に咲く時代である」と語りかけるその主張に、啓発され勇気づけられた若者も少なくなかっただろう。
そんな文化的雰囲気にひかれてフランソアに通った青年の中には今は亡き藤田嗣治、宇野重吉、桑原武夫のような人もいたとか。
それから半世紀を経た今、小さな喫茶店フランソアは、京都昭和史の貴重なインデックスである。  ・・・・・    フランソア喫茶室

こんな歴史を持つ喫茶室だったなんて知らないで入ってたけど。
ただ素敵ってだけじゃい、凄い意図のもとに造られたんだね。
当時のオーナーさんの高い志こそ素晴らしい。 
       
                   

今回の旅の最中、二回行った。
ブランデーケーキと紅茶。

       

京都最後の夜の、コーヒー

                 

このライト、
ブルーの加減が素敵だった。
                  





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