ニイハオ! 我的朋友!

中国留学生活を綴ったのがこのブログのはじまり
今は日々のこと旅のことなど徒然に・・
そして加わった乳がんカテ

12、あの日のお昼は、湯豆腐と湯葉  (食~①)

2010-10-04 | □真夏のような秋の旅 ( 2010/9)
たくさん歩きまわったのでお昼を食べるのが遅くなってしまった。
高瀬川沿いを歩いていたら、雰囲気よさげのお店が。
ぐるっと廻って、入ってみることにしたのは、『山家料理 鳴瀬』 さん。

       

確かお昼はとっくに過ぎた三時頃だったと思う。
お客さんは、わたしだけ。
お店の中には年季の入ったものから、色々な骨董から、それらがうまく合わさりあって
お洒落な感じがした。

         

お料理がくるまで、立ち上がって店内うろうろ・・・  
いい味出してるなってものがいっぱい。

                   

お昼はこれにした。
湯豆腐と湯葉と天ぷらの定食。 

       

湯葉のはいった切子の器が素敵だった。

           


わたしの旅は時々 “普通” じゃないことが起きる。 
この日もだ。    このお店でだ。
一人の食事ももはや終わろうとしたころ、お店のご主人が近くに。
いくつか行ってみたかったお寺の場所を聞いたり、穴場のようなお勧め所を聞いたり、
しばらくふたりでお話をしていた。
元々古い物に興味があったわたしは、「あれはいつ頃のものですか?」 とか、「あれは何ですか?」 とか、好奇心丸出しの質問の嵐! (いや、ちょっと、オーバー )

あまり長居してはご迷惑というもの。   ご主人、お昼ごはんもまだのようだし。
お会計をしながら、「森昌子さんもいらしたんですね! 」
ん? ・・・    よく見たら、森昌子さんじゃなくて皇族の方。 

な~んてやり取りしながら、後ろの階段、、、  気になる。 
(上がってみたいなぁ、、、  どうなってるのかな、、、  何あるんだろ、、、  心の声 )

「上がってみるかい。」           ええっ!! 
「いいんですか!!」 といいながら、靴脱ぐ準備。

黒光りしたような細くて急な階段を上ると、こじんまりした部屋がいくつかあった。
うわぁ、、、  うわぁ、、、  なんていいながらキョロキョロしていたと思う、わたし。
休憩時間だというのに、案内してくださってホント感謝感激!

さて、そろそろ降りようかという時、またまた気になる所が・・・・
ちょっと変わった造りの和風ドアみたいなものが、変わった所についていて。
「これは、もしかして、秘密の扉ですか?  」

   「ちがうよぉ、三階に行く階段だよ。」
「三階!  三階もあるんですか!? 」
「今は物置にしてるから散らかってるけど、、   上がってみるかい。 」
  「はい!!」

うわぁ、こうなってるですか!   って感じ。
さくらの頃は、丁度窓からよく見えてとてもきれいなのだそう。
その時期だけ物置から客間に変身させるらしい。
建物もそうだし、置いてある色んなものも、長い間 人びとの手で大切に使い継がれてきたんだろうな。  素晴らしい文化だ。

この日はご主人のご好意で、貴重な体験が出来て嬉しかった。   感謝! 
と、ここで終わるはずが。

ご主人は、数件先に更に一軒お店を持っていたらしく・・・・
「ありがとうございます。」 と出た後 また手招きされ、もう一軒の中も見せてくれたのだった。

        



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