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中国留学生活を綴ったのがこのブログのはじまり
今は日々のこと旅のことなど徒然に・・
そして加わった乳がんカテ

22、宿 ... 『楽座』 古民家

2010-10-18 | □真夏のような秋の旅 ( 2010/9)
宿のスタッフさんの言葉が、心に残る。
「手入れをすれば、まだまだ使えます。(住めます)」
築100年以上の家の中で、自信を持って言っていた。

「古い」 と 「汚い」 は、単純にイコールではなく、
「古い」 と 「不便」 は、ちょっと当てはまったとしても、
だからと言って 「もうだめだ! この家!」 ではないってことだ。
大事に手を入れながら、愛着を持って住み続けていくってことだろうか。
既に築60年近くなっている、実家のことが思われた。
冬は家の中を風が吹きまくるほど建てつけが悪く、また瓦の重さもあって障子やふすまも簡単に開かないくら歪みが出ている。    決して快適とは言い難い建物だ。
今は両親だけが暮らし家。
12畳半二間を始め10DKの、とにかく大きいだけは大きい昔の田舎の家だ。
年金暮らしの老夫婦だけでは中々手入れも出来ないまま、不便や住みにくさを受け入れながら暮らしている。
今回の旅で、「古い家」 に対する考え方が変わった気がする。

あんな古くてガタがきている実家の家だけど、こどもの頃から素晴らしいなと思っていた所もある。
一階から二階に突き抜ける、一本の床の間の床柱。
細やかな細工が施された、書院障子。  etc..
もし取り壊しなんて事態が起きたら床柱はちょっと無理としても、あの書院障子は絶対うちに持ってきたいと思ってる。  どこに取り付けるのよ、などと考えると取り付け場所は今のままでは無いんだけど、 でも、あれは 文化
職人さんが造り出した、立派な日本の文化、芸術なんだと思う。

これも、そう。
ひとつひとつが、芸術であり文化。
それをお高く飾る訳ではなく、生活にさりげなく取り入れる粋というか、お洒落さ。
素敵だと思う。
下二枚は、丸テーブル。

        
        
        
               
          





 さて、最後に改めて言うけど・・・
 ウチの場合、、、 古いというより、、、 汚いのが問題だ。 







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