ニイハオ! 我的朋友!

中国留学生活を綴ったのがこのブログのはじまり
今は日々のこと旅のことなど徒然に・・
そして加わった乳がんカテ

25、一夜限りのルームメイト

2010-10-23 | □真夏のような秋の旅 ( 2010/9)
一夜限りのルームメイトは、外国人女性二人。

先に部屋に戻って布団でごろごろしてたわたしに、気さくな笑顔であいさつしてくれた。
(どこの国の人たちだろ・・・ )
あちらもわたしのことが気になるらしく、時々眼が合う。 
そのたびに、とにかく ニコッ とのわたしたち。 

友好ムードが満ちてきて、どちらからともなくちょっと話してみようかななんて。

何人か分からないから、とりあえず英語で (といっても話せるレベルじゃないんだけど、わたしの方はね) 
簡単な質問をしたりされたり。

ふたりはスイス人で、航空会社で働くCAさんたちだった。 きれいな二人を見て納得だ。
スイスに本拠地をおくヨーロッパの航空会社で、チャーター便のみを運航する会社だそう。
「小さい会社なの。 これがマークで・・・   」  と、持参した分厚い資料を見せてくれた。
そこには可愛いエーデルワイスの花の絵が。
わたしは初めて聞いた航空機社名だけど、これまでに航空会社に関する多くの賞を授賞しているそう。  (帰宅してから調べたところ)
例えば 「ベスト・チャーター・エアライン」 や 「Gold Travel Star Award」 等々。
世界にはそれはたくさんの航空会社があるんだろうなぁ。

彼女たちは東京までフライトしてきて、帰りの便までの数日フリータイムがあったので、
それぞれに観光などして過ごしているのだそう。
ふたりが選んだのは京都と、広島。
広島は是非行きたいと思っていたとの言葉に、なんだか日本人として嬉しかった。
原爆ドームや記念館を訪ねるつもりだって言っていた。
もっと流調に! とまで行かなくても、もう少し英語なんとかなったら・・・  よかったけど・・  なんともならず・・・  
わたしの頭の中ではどうやら、英語と中国語が大きく 『外国語』 としてくくられているらしく、時々 『ミックス外国語』 って感じの 『英中語』 みたいな言葉が出てしまって、「はぁ!?」 のスイス人。 
彼女たちは英語、フランス語、ドイツ語が話せた。

一番質問ぜめだった話題は、舞妓さんについて。
舞妓さんのお母さんも舞妓さんだったの?
舞妓さんになる人は誰が決めるの?  親? 国?
生まれた時から、決まってること?

相当興味があるようだった。
舞妓さんの世界のことはよくわからないけど、たぶんなりたい人が自分で決めてその世界へ入るはずだと思いそう答えた。
すると 「自分で決める」 ということが、ちょっと意外だったのか、ほぅ とか へぇ みたいな反応だった。
不思議な存在なのかな。  資料にはどんなこと書いてあったんだろ、ちょっと逆に興味が沸いた。

舞妓さんにとても興味を持っていた方のひとりが、ガイドブックの日本語のページを調べ出した。
なにか日本語で言いたいんだろうな  と、もう一人の彼女と待っていた。
「 ・・・・ ・・・・  」      何分も待った。
そして、いよいよ!    見つかったらしい。
いったい何言いたかったんだろ。  もう一人と楽しみに待った。

そしたら、、、 
「お待たせしました!」         おいおい、それ調べてたんですか。 
その後、また三人で大笑い。     まったく愉快なふたりだった。


翌朝チェックアウトする時、さよなら言いたかったけど彼女たち・・・  チェクアウト時間になってもぐうすか寝てるみたいで。

ずっと待ってみたけど、全然起きる気配ないし、仕方なく何も言わないまま部屋を出た。
旅はこんな出会いがあるから、おもしろい。
互いに言葉は “不自由” でも共通の笑顔があれば、やっぱり楽しい。 




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