まったり アイマス2

アイドルマスター2 超ライトユーザーのプレイ日記

504. Sony PS4とXEROX StarとAMD社

2013年09月26日 | 日記
 昔話です。その昔、コピー機ですでに世界企業になっていた米国XEROX(ゼロックス)が画期的なコンピューターを開発・販売しました。商品の名はStar。日本では富士ゼロックスがJStarの名で販売していました。今は売っていません。古い計算機です。
 でも、多分、その動作画面を見たらほとんどの人が今でも驚くはず。ローカルエリアネットワーク(LAN)、サーバーとワークステーション、ウィンドウとアイコン、マウスとWYSIWYGと呼ばれるマンマシンインターフェース、レーザープリンタによる極めて美しい印字。これら、その後のパソコンを牽引した技術の大本はここにあります。ただし、JStarは高価なマシンで、なぜかほぼ文書処理しかできませんでした。主に企業が買って顧客向けのマニュアル作製に利用されたようです。私は幸いにもこの時期にJStarを使うことができて、1冊の本を書いたことがあります。

 そのStarのCPUにはPS4のCPUで現在注目を浴びているAMD社のチップが使われていました。それはビットスライスプロセッサと呼ばれ、CPUの部品に相当するもので、XEROX社が組み合わせてCPUに仕上げるのです。
 歴史的転換点にひょっこり現れるのがAMD社らしい感じで、使われ方もなぜか偶然に一致。PS4ではCPUとGPGPUと呼ばれる、パソコンでは頭脳そのものとして最も重要な部品が、(トランジスタのような)普通の部品の感じで使われています。そのため、プログラミングレベルではPS4はパソコンと同じように(私の感触では、組み込みマイコンに近いはず)プログラムできるのに、普通のOSを動作させると多分、凡庸な性能しか出てこないはずです。PS4はゲームマシンだから高性能なのであって、しばらくはパソコンの性能向上には寄与しないでしょう。

 でも、Starと同じで、これからのパソコンへのPS4の影響力は絶大だと予想します。
 Starが現れた時、計算機業界はIBMの大型機が支配していました。国内メーカーも注目していたでしょうけど、表面的には無視していたと思います。
 今のパソコンの前身に当たるミニコンはウィンドウシステムの研究などが熱心に進められ、MicrosoftのWindowsは直系の子孫となりました。AppleのMacはStar系にインスパイアされて作られたとのことです。つまり、ある意味、Starが目指した世界が実現している、ということ。

 多分、PS4はさまざまな企業から研究され、数年後にはこうした作りのパソコンが出てくるはずです。
 でもって、いつものように日本の企業(複数)は現時点でも出遅れぎみ。
 ウィンドウシステムが誰から見ても普及し始めた頃、日本のコンピューターメーカーもワークステーションなるものをようやく発売し始めましたけれど、安くて信頼性が高い以外は、ソフトは古くさくて使いにくいし、なによりも面白くないマシンでした。いやいや開発したのがばればれの感じ。これでは勝てません。
 AMD社は米国企業ですけど、PS4にはいくら何でも日本のアイデアが入っているはずです。アイドルマスターは早速支援しようとソフトを用意し始めたみたいですけど、他の国産勢にみごとに足を引っ張られた感じです。多分、アイマスチャンネルは一年ほど計画が遅れ、アイマス3と部分的に重なってしまうような気がします。

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