自宅を部分的にリフォームしようとしていて、そのために一時的に引っ越しするために、自宅内の荷物の整理中です。
この歳になると少々力仕事しただけでなぜか筋肉が妙な感じになります。筋肉痛では無くいわゆる「しんどい」感じ(一般名、疲労感)。自分でも思いますが、若い頃の発熱とか痛みとかの自覚・他覚症状がすべて「しんどい」の感覚に収斂されて行くようです。これはこれで研究の価値があるかも、などと。
VHSのビデオテープが100巻ほど出てきました、1990年代のものが目立ちます。自分で録画したのとソフトを買ったのと(家庭用だからかディズニーが多い)。当時は若かったからビデオも専用装置で撮って、VHS-CとHi8のビデオテープが残っています。他にレーザーディスク(LD)とLPレコードとコンパクトカセット(音楽)と。今となっては驚異的で、すべてアナログ技術です。電子回路と共に機械機構も複雑ですから技術の結晶でした。
…、回顧モードに入ります。
VHSの時代はそれはそれはビデオデッキは一般世間に大変な人気でした。懸賞の上位に必ず入っていたと記憶しています。
ビデオ信号(テレビ動画)を磁気テープに記録するのはもちろん米国で研究が先行していて、幅広のテープにテープの進行方向からすると横方向、テープデッキでは縦方向に画面の1/4の記録を並べて行くアンペックス方式が実用の嚆矢となりました。回転磁気ヘッドが大発明でした。
我が国(日本)はさっそくその技術に飛びつき、白黒の時代はオープンリールの統一1型で完成。しかし磁気テープはカセット方式の方が遥かに取り扱いが楽で、音声用のオープンリールテープレコーダがコンパクトカセットが出現したら急速にそれに移っていった(1960年代)と同様に、ビデオもカセット化が検討され、すったもんだの最後に勝利したのはVHS(1976年)と呼ばれるビデオカセットです。
まあ、VHSは家庭用ですから記録できる動画の品質と言ったら、感覚的には今のスマホ動画と同程度です。音声などはかなり厳しい出来だったか。しかし、これが日本どころか米国でも大受けしました(多分、欧州でも)。特に米国は一般層にも経済的に余裕な人々が多くて、巨大なVHSのビデオ撮影機器を個人購入して担いだりして、このあたりは日本から見てもうらやましかったです。
ちなみに、それ以前は映画フィルムが米国では流行していて、しかし個人用の機器(8mmなど)では1カセットで3分間程度の録画と音声記録が普通の感じ。VHSなら2時間の記録が出来ますから、本当に画期的でした。
ただし撮影では無く、本命はアメリカンフットボールのテレビ中継の1試合の家庭での記録だったとか。
話が収拾しそうもありませんが、多分続きます。